彼曰く、今日の仕事はわれながら非常に効率的だった。

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今日は仕事で大きな区切りがついた。

これさえ乗り切ればあとは物を集めるだけ。

ようやくここまでやってきたって感じ。

深夜待機してものを集めてきたかいがあるってもんだ。

直前まで難しいかなーなんて思ってたけど、これが意外にすんなり事が運んでくれた。

すべてがすべて思い通りというわけではないけど。

今日は初めてパソコンを持って現場に行った。

普段はメモだけでやりくりするところだけど、自分のメモの遅さは自覚している。

自分の字の汚さを理由に何度も書き直したりしてしまって、肝心なところをメモし損ねてばかりいるんだから。

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥なんていうけど、私にとって恥なのは自分の字が汚いことなんだよなぁ。

書道をしなくなって久しいけどいまだに自分の字をきれいだとほめてくれる人は多い。

自分の字よりもきれいな人はたくさんいるし、自分の字がその領域に達しているとは思えないしね。

でもPCなら字のきれいさとか関係なくメモできる。

要点だけ聞き取ることもできるし、慣れれば言われたこと全部打つこともできる。

ブラインドタッチはこの時のために身につけたといっても過言ではないよ。

ローマ字入力しかできないんだけど、別にプログラマーでもないから関係ないよね。

で、今回の作戦、これがハマるのなんの。

現場でメモを取る時間は意外にあるんだけど、ペンからキーボードに変わるだけでこんなにスピードが変わるとは思わなかった。

間違えた時にすぐ消せるし、スペースを無駄にしない。

エクセルを使えば順番に変更点が記入できるし、何よりその場で表を作れる。

今までは会社に戻ってからやっていたことがその場でできるようになっているんだ。

なんて革命的！

学校で出た宿題を授業中にやれば帰ってから進研ゼミができることに気づいた時くらいの感動を覚えた。

部署持ちのノートパソコンがある理由がずっとわからなかったけど、こういう時のためにあるんだ。

今後は上手に使っていこう、私はもっといい仕事ができるようになるぞ。

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