9日目 創作意欲
彼曰く、自分の創りたいものを創れるようになるのが目標です。
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目標と一言でいってもいろんなものがある。
人によって違うし、時間がたてば同じ人の目標でも少し変わっているだろう。
進んでいればさらに新しく、次元の高い目標にたどりつこうとする目標ができているだろうし、逆に目標が困難すぎて達成できそうにないと一度見直したときには、少し戻ってハードルの低い目標に戻っているだろう。
目標は人生の指針になるし、その日、その月、その年、自分の生き方のテーマとして、生活の中心に据えるようになる。
目標を持つことは、自分の物語を創るための大前提だと思う。
でも何かを創るというのはとても難しいことだと思う。
でも最近はそれもなかなか楽しいんじゃないかって思わなくもない。
それもこれも競争する相手がいるからなんじゃないかな。
競争相手がいるっていうのは生きている中でとても素晴らしい、幸いなことだ。
同じフィールドで自分以外の誰かの存在を確認する、そのたびに自分のやるべきことを確認する。
やりたいことがあるって、生きる意味があるって、そういうことだと思う。
自分の存在価値を確認し、自己認知を現実に再現する作業。
それが自分の創作だと思う。
仕事で私の下についた子の目標は高い。
のんべんだらりと生きている私が危機感を覚えるくらい。
のんべんだらりと生きているなら危機感なんて覚えないように外からは見えるかもしれない。
実際のところはビビりで、自分を強く見せようと誇張しがちな、弱っちい人間が私。
周囲に刺激されて何かをすることの方が多い。
なかなか自分の意識を優先できないのが、自分の人生が物語チックにならない原因だと思う。
第三者視点で自分のことを俯瞰する癖がある。
いつまでも観察者でいるタイプなのは直したいんだけどね。
でも自分の脅威になる人間が近くに現れたから、危機感を強く感じるようになったのかもしれない。
第三者視点だからこそわかったことなのかもしれない。
そんな危機感を感じたことを日記にだらりと書いている。
その間の私は物語を書きたい自分なのか、そんな自分を見つめているゼウスなのか。
ふと離れてみてみると、私の生活全然面白くないな?
そんなのでも続ける私、なかなかの肝っ玉。
強く生きろよ、私。
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