誰かに向けてるひとりごと

2021年4月

1日目 春、４月、羽広げるとき。

彼曰く、新年度、始まる。

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４月です。

松竹梅です。

特に何も変わらない１年がまた始まります。

そう言いつつも、心の中では色々と考えることが変わってきたようにも思います。

将来について、うっすらと。

やりたいことについて、だんだんと。

避けるべきことについて、ひしひしと。

やるべきことについて、グサグサと。

私の中の大事にしたいことと、他人の言う大事にするべきことが必ずしも一致することはないと、改めて感じるようになりました。

今まではあまり頭を使って生活をしていなかったのかもしれません。

いろんな人の感情を、いろんな形で受け取るようになったんです。

思えば就職してから死んだように生活をしていた気がします。

起きたら着替えてすぐに会社に行き、

遅くまで働いて、あるいは翌朝まで働いて、終わったら帰って寝るだけ。

ゆっくりする暇もないほど、仕事に全精力を傾けないと壊れてしまう。

まるで生き地獄のような１年目を過ごしました。

それが変わったのは、やはり２年目。

配属が変わり、環境が変わり、世界的な変化も相まって、

外に目を向けることが多くなりました。

同僚が何をしているか、先輩が何をしているか、

後輩が何をしているか、他人が何をしているか。

情が入る友人や興味のある人、好きな人や嫌いな人、苦手な人や尊敬する人。

限られた交流の中で、いろんな人に会うことができた気がします。

仕事上の関係の他、偶然の出会いなんてものもありました。

思わぬ出会いや楽しい感情がこんなに気持ちを揺らすなんて、と。

学生時代以来、久しく感じていなかったものを取り戻すように、

１つ１つのことに感謝を覚えた記憶ばかりです。

内容を忘れていることの方が多いんですけど。

日記を始めたのはその記録のため、と言うのもありますが、

自分の中の物を整理したいと思ったから。

自分が何をしたいのか、働きながら見つかればいいとなんとなく思っていましたが、バカみたいに忙しい毎日で覚えているのは、つらかったことと嫌な思い出だけ。

せっかく覚悟を決めて、好きで入った会社で働いているのに、

地獄しか脳裏に残らないなんてあんまりじゃないですか？

生き地獄そのものですよ、いつかの日記にも書いたかもしれませんけど。

毎日が嫌なことばかり？本当にそうだろうか？

きっかけの１つには日々への疑問もありました。

そうして５月からぽろぽろと始めた梅日記。

考えてることの吐き出しから始まり、ときどき小説の小ネタみたいなものをはさみ、今では梅（本体）の日々を少し脚色したブログになってます。

もともとは小説を書きたいと思っていたのに、こっちがメインになりつつある、

本末転倒気味なのを気にしていますが、それもまた一興と以外にも楽しんでいます。

そう、いま楽しいと感じている自分が確かにいます。

私ってとっても意志薄弱で、自分の考えに自信が持てないタイプです。

バーッてぶちまけて始めてみればうまくいくことも多いんですが、

そこに至るまでの過程で諦めてしまうことが多々ある。

だから”楽しい”という感情を”本物”にするまでが長いんです。

長すぎて、最終的にその道からいったん外れる。

そんなことの繰り返し、だから一生懸命になることがないんだと思います。

楽しいのは本当なんですけどね。

とはいえ、もう新年度です。

新しい子がまた私の下に付きます。

社会人としても３年目、中学高校でいえばそろそろ将来を考えるとき。

個人的にも「入って３年が勝負」だと思っていました。

日本の教育制度のスパンに身をやつしすぎましたかね・・・。

とはいえ私なりに考えを変えたところはあります。

本気になるまで長いのが癪ですが、それも自分の性格です。

日記のおかげで、自分の考えの整理ができるようになったと思います。

これからはうまく発散することを知っていく時期。

新しいことを取り入れられるよう、自分をアップデートしていきたいです。

この日記もまだ続けます。

見ている人、本当ありがとうございます。

この前職場の人にも教えてしまったんですけど、それもいい機会だったのかも。

これからも試行錯誤しながら、自分なりにやっていきたいですね。