16日目 ファーストライブ

彼曰く、良い演出でございました、最&高!


 ***


先日のお話。


私の推しアーティスト。

現代を生きる、YouTubeが生んだ名ユニット。


YOASOBI


コンポーザー・Ayase。

ボーカル・ikura。


”小説を音楽に”をテーマに名曲を生み出し、

ファーストソングの『夜に駆ける』は今や1.6億回再生を数え、

2020年最もバズったアーティストたちの1つ。


2019年11月に『夜に駆ける』でデビューして以来、

『あの夢をなぞって』、『たぶん』を章形式で公開。

原作となる小説を想起させるような歌詞を、

90年代のロックバンドや、最新のポップ調まで、

日本音楽の様々な影響を受けた独特な曲調に乗せて歌い上げる。

AyaseはもともとボカロPとして活動していたこともあり、

まさに「ボカロ調」な現代日本の音楽文化の最先端を下地にしている。


VOCALOID文化はメディアミックスとの相性がいい。

じんの『カゲロウプロジェクト』は音楽と小説、

HoneyWorksの『告白実行委員会』は音楽と漫画やアニメ、

といったように複数の媒体、メディアで語られるそれぞれのコンテクストが、

各方面に向けて展開されることで、

多くの人々の目に、耳に触れ、急速に拡大していく。

インターネットが発達した時代において、

センセーショナルなリリックやメロディは吹けば飛ぶように人の関心を惹きつけ、

特に中高生を中心に知られることになる。

中高生ら若い世代は常に文化を生み出す起点になっている。

興味があるものにすぐ手を出す彼らは新しくて、

話題になるものを求め続け、他の人にも伝えていく。

漫画やアニメで分かりやすく、共有しやすいコンテンツは、

彼らの興味との親和性が高く、そこに乗った音楽も例外なく広められる。

そこに物語が挟まれば、世界観にまで入り込める。

現代のエンタテインメントを集約、開花させた文化だといえる。


そんな世界観を持ったYOASOBIのファーストライブ。

日曜日の夜、オンラインにて行われた。

場所は都内某所、工事中のビル内という設定のセット。

動画公開されたばかりの最新曲、第四章の『アンコール』を含めた9曲。

自分たちでスプレーでアレンジ、デコレーションを施した衣装に身を包み、

4人のサポートメンバーとともに堂々と歌ってくれた。

派手派手しくなく、シンプルだけど若々しさのある舞台演出。

等身大の言葉や舞台裏の様子がうかがえるMC。

ikuraの仕草がずっと可愛かったし、

Ayaseの髪型は相変わらずカッコよかった。

カメラ正面のバックライトを携えた2人の姿はとても眩しかった。


彼らの作品はこれからもどんどん組み上げられていく。

工事中のビルと同様に、彼らも成長していく。

昨年の紅白出場を機に、多くのファンを獲得した彼らの活躍が楽しみ。

今年も多くの作品を世に出してほしい。

応援してます!!!!


 +++


(そしてあわよくば私もその原作になれるように努力したい・・・。)

(まずはその一歩を踏み出せるように勉強しよう・・・。)


いい日曜日の夜を過ごせました。

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