誰かに向けてるひとりごと

15日目 ハングリーデイズ

彼曰く、カップヌードルって、アオハルだよな。

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最近はテレビを見なくてもCMを見ることが多いです。

CM、と言った方がいいのか、広告と言った方がいいのか。

CM＝”Commercial Message”

メディアを通じて大衆に向けて送る商業用の情報のこと、ですから、

要は広告ということですね。

一緒でした。

その広告ですが、どこで見るかというとSNS。

最近の若者よろしく、私もテレビ離れは続いています。

部屋の壁真ん中に鎮座しているテレビに電源がついたのは、

先日のゲームラッシュのターンくらい。

一通りゲームも遊び終えて、待っていたのは長い沈黙。

そんなに時間は経っていないはずなのに、

何年も放置されていたかのように埃被っているのを見ると、

そろそろ手放すことを本気で考えますね。

おかげでテレビを見る上での楽しみである広告を見る機会が減ると思いましたが、

今やメディアはネットの時代。

私がよく見ているYouTubeでは、収益化の波により、

自分の動画に広告をつけてもらうことで稼ぐ人が増えてきました。

今ではネットの動画に広告がつくのは当たり前になっていますが、

ネット黎明期はそんなことはあり得ませんでした。

流石メディア業界、情勢を捉えるのに長けていらっしゃる。

いいところで邪魔になることがあるので、正直邪魔なんですけどね。

真面目な討論している動画の途中で、

脱毛クリニックの広告が甲高い声で入ったり、

楽しい動画の中途半端なタイミングで急に挟まる地方振興用CM。

せっかくの気分が台無しになりがち、やめてくれええ。

でもよく見てみればそのCMも面白いものがあるんです。

私自身、CMは嫌いではありません。

TPOさえ弁えてくれれば、正しく評価しますし、商品も買います。

たとえ買わなくても、いいCMはいろいろありますから。

例えばカップヌードルの『ONE PIECE×青春アニメ風』。

誰もが知っている人気キャラが装い新たに青春している。

原作とは違うタッチの描かれ方と、もとのキャラクター性を活かした展開づくり、

制作者たちが楽しんでやっている姿が思い浮かぶいいCMです。

見ているこっちも青春したくなるし、

ついでにカップヌードルも食べたくなります。

他にも新海誠さんが制作した『Z会』や『大成建設』のCM、

2月に出ていた『Ghana×Eve』のアニメCMなど、

アニメをCMに取り入れる企業が増えてきました。

昔はアニメをCMに使うのはゲーム業界くらいと思っていましたが、

ぼちぼち増えてきて、今ではアニメCMがSNSのトレンド入りするほど。

アニメというものが身近になっている証左ですね。

素敵だし、アニメ好きとしては嬉しいです。

私もいつかそんな仕事をしてみたいな、と思いますが、

まだ私にはそんな実力も胆力もありません。

やろうと思えばできるはず、と周りは評価してくれますが、

先に進めないのは私の技術が足りないからか、それとも私の努力不足か。

同期の一人は自分で仕事を持ってきて、

1からやってみようとしています。

すごいと思う一方で、あんなふうに仕事したいと憧れを抱いているだけの自分。

きっと私にはハングリー精神が足りていないんでしょう。

色んなものにあふれて、知らない間に飽きてしまっている。

そしてそのことに慣れてしまっている。

ずっと「ハングリー」な状態、ハングリーデイズです。

それを抜け出すにはどうしたらいいか、試行錯誤の日々が待っています。

いつまでもこのままではいられません、そのことは分かっていますから。

まずはカップラーメンでも食べて、自分の今後を見つめ直しましょうかね。