12日目 ココア
彼曰く、あったかい飲み物が美味しい季節です。
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ココアって美味しいですよね。
冬に飲むものと言えばココアと決まっています。
森永から出ているミルクココア、あれ大好きです。
お湯を注いでからスプーンで混ぜてそのまま飲むのが私流なんですけど、
せっかちだからか面倒くさがりなのか、混ざり切らずに飲んじゃいます。
たいてい熱すぎて「アチッ!」と言って飲み始められないんですけどね。
猫舌なのはわかっているのにどうしても飲みたい気持ちが先行してしまって。
美味しいものの魅力には耐えられてないということでしょうか。
ふうふうしながらもカップに口が近づいてしまいます。
ココアと言えば作り立てが美味しいのはもちろんですが、
スプーンに残ったココアの塊も好きです。
混ざり切らずに粉のままの部分が包まれている。
さっきまでお湯の中に入れていたはずなのに、
口に含むとお湯に溶けた部分と粉っぽさが残った部分が口で広がり、
二重の味わいを楽しめるのです。
これがまた何とも言えない美味しさ。
はしたないこと、というか子供っぽいところとも思いますが、
私がココアを飲むときに楽しみにしているのは、実はこれ。
まるでオマケのようなものですが、私にとっては隠してた宝みたいなものです。
自分だけが楽しめる秘密のおやつ。
誰も知らない夜の楽しみ。
家族と団欒しているときにココアを入れるたび、
一人違うところで心を躍らせているのです。
あったかい飲み物は体だけでなく心もあったかくしてくれる。
冬は寒くて、寂しい季節。
一人暮らしならなおさらです。
自分だけしかいなくて、周りにあるのは無機質な家具。
暖かみを感じられるかどうかは、その人のセンス次第。
色調の暖かいものであればいいですが、私の家にあるものは淡色系。
濁ってはいませんが、少しばかり淡白です、面白みに欠けている。
家に面白みを求めているつもりはなかったのですが、
昨今の状況としては自宅環境により配慮するべきなのかもしれません。
暖かさもそうですが、家にいて寂しく感じない何かを置くことも必要かも。
ぬいぐるみ?観葉植物?テラリウム?骨董品?
最後のものを置くには狭すぎるので却下ですが、
テラリウムくらいなら工夫次第で置けそうです。
ぬいぐるみは小さいですがすでにあるのでこれ以上はいらないかな。
何にせよ部屋のレイアウトは一度考えたい頃合いです。
引越はもう更新してしまったので無理ですから。
次の更新までには引っ越す用意を色々考えておきましょう。
そう言えば引っ越して最初に飲んだのはココアでした。
やっぱり私の心を癒して温めてくれるのはココアだけかもしれません。
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