31日目 8月31日

彼曰く、ただひたすらに熱い夏だった。


いつもありがとうございます。

松竹梅です。

この日記は、何者でも、何様でも、何物でもない私が、

特に何のイベントもなく過ぎていく日常について、

つらつらと書き連ねていく文章群です。

基本的には現実のこと、ときどき私の想像の産物、

ごくまれに私のはしたない感情と、溢れてしまった性癖が露呈するかもしれない、

そんな嘘がまかり通ってしまう、そんな内容でお送りしています。


今月は8月。

2020年も折り返し。

ゴールの師走はまだ先で、

これから来たるは長月、9月。

秋の侯を感じる節が、朝や夜風に感じる頃ですが、

まだまだ今年の猛暑の余韻は、引き延ばされていきそうです。

去年は活躍を見せなかった我が家の冷房も、8月1日からほぼつけっぱなし。

電気を通されなかったのは、

冷房を強め過ぎて部屋の中が寒くなった時と、

再びのGの襲来を受けて、部屋への不信感がさらに増した時だけです。

これ以上Gが出るようなら、即引越もまかりなりません。

不純と不潔はお断りです。

純潔なので。

ついでに不浄もお断り。

その場合この部屋に住んでいる私も不浄扱いになりかねないので、

今は許しておいてあげます。


宝くじが当たらなかったのはきっと私の動機が不純だったからでしょう。

しかしほぼ給水休憩もなく走り続けてくれている空気調和設備。

もはや金メダルを献上してもいいのではないか。

私の部屋の空気の調和を達成するため、日々走り続けている彼には、

24時間テレビで走り続けた人達よりも立派な賞が与えられてしかるべき。

かの番組は何の思い入れもない世代なので見ていませんが。

コロナの状況を見ても、慈善だの募金だのはあまり意味を為していない気がします。

行くべきところにお金が行っているのか。

行ったとして、果たしてそれが有効に使われているのか。

当事者ではない私には何とも言えませんが、

きっとよくなっていることを祈るばかり。

募金をするほどの余裕も、社会に帰属しているという感覚も希薄な私には、

まだ実行に移すという未来は見えません。


きっかけが、ないのです。

何事もまず一歩目から、続けての二歩目が難しい、

なんていうのは昔からよく言われていますし、

それなりの社会経験と人付き合いをしてきたお歴々であればご存じのはず。

ここで強調されているのは二歩目が難しいことなんでしょうけれど、

一歩目こそが難しいというのも、きっと多くの人が実感していることでしょう。

自分にとっての新しいこと、変革を求めるならば、

一歩目を踏み出す勇気こそ会得するべきなのです。

幼子が足を踏み出すとき、親はハラハラしながらも、

期待のまなざしを向けるわけですが、

幼子からすれば目の前に親がいるから、親の側にいたいから、

そんな感情も自覚しないままに歩いているのです。

このときのきっかけはまさにそこ、

「親の側にいたいから」、ただそれだけに尽きるでしょう。

専門家には子供の認知機能はもっと早い段階で進化がみられると、

横やりを入れられてそのまま壁に磔にされそうですが、

私がここで言いたいのは、「その程度のきっかけさえあれば動く」のです。

良くも悪くも今の日本は他人との繋がりはネットに依存しています。

電子的で一時的、刹那的と言ってもいいでしょう。

希薄な紙は破れやすく、細い糸は切れやすいように、

他者とのパスなんて気付けば切れてしまっているもの。

すべてを把握して大切にしているような人はなかなかいません。

なかなかの人徳者だと称賛します。

もちろん私は前者の側であり、地元の友人ですらもう何年も連絡を取っていない。

果たしてそんな希薄な繋がりで、慈善活動に精を出そうと思うきっかけが、

いつ何時訪れるのか。

少なくとも上京してからしばらくはありません。

昨年の凄惨な火災事件でさえ、タイミングが合わないという言葉を言い訳に、

映画鑑賞をすることでその代わりとさせていただきました。

それが直接的でないことを分かっていながらも、

募金という文化に長らく触れてこなかった結果がこれなのです。

私はきっかけを逃したのです。


きっかけはある。必ず、どこかに。

生きているうちに関わる人は数少ないでしょうけれど、

どこかで縁の繋がっている人がいるのです。

細々としたこの日記でも、時々しか更新できていない小説でも、

普段遊んでいるゲームでも、通りかかった本屋で同じ本を手に取った人でも、

情報交換や協力プレイ、感想や意見を言い合ったりするという交流を、

私は幾度となくしているはずなのです。

その全員が、全く重荷と無縁だとは思えません。

可能性の話でしかありませんが、募金や慈善によって援助できる可能性はある。

これまで4カ月ずっとこの日記を続けてきましたが、

ふとそう思うことがときどきある。

頻度は少ない、けれど確実にアンテナの感度が上がっている感覚があります。

何気ない日常の、何気ない言葉、仕草、感情、風景。

様々なものを捉えることで、私の世界が広がっていくことを、

この日記を通して私は知っているのです。

きっかけがあって行動に移すかどうかとなると、

それはその時の環境や状況と相談になるので断言することは難しいですが、

少なくとも、行動を起こすタイミングは読めるようになるはず。

それがいつになることか、今の私にはわかりませんが、

そう遠くないことを祈りながら、今の私に期待しています。


そんなことを考えていたら、monogataryのYOASOBI企画、

締め切りに間に合わないまま終わってしまいました。

情報はキャッチしていたのに、無念でなりません・・・。

まだまだタイミングを見計らう力はついていない模様。

正直ちょっと悔しかったです。


頑張れ私、今月もお疲れ様。

来月もがんばりぼん!だって、水瀬いのりも言っているよ。

そんなわけで9月も続けていこうと思います。

小説は・・・、いい加減やる気出てきたので書きます。

投稿したときは見てもらえると嬉しいですね。



そんな、私の、ひとりごと。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る