25日目 活力

彼曰く、明日を生きるための活力がここにはみなぎっている。


今日もたくさん働きました。

先週の火曜は、月曜でガス欠を起こしたために全然集中できませんでしたが、

今週はまだガス欠にはなりそうにありません。

昨日書くはずだった日記を次の日に書くくらいには忙しくなってしまって、

正直ちょっとだけキャパオーバー。

先週から始まった勉強会、ならぬ読書会、

もとい読んだ本について語り合う会が毎週水曜開催になったので、

明日は早起きをしないといけないわけですが、

果たして朝8時に起きれるかどうか。

家から10分で行ける距離に会社があるとはいえ、

社会人には「身だしなみを整える」という儀式があるのです。

大人ですから、清潔感は大事です。

顔も洗わず家を出た日には、顔から火が出るくらいに恥ずかしいに違いない。

むしろ燃えてしまいたい。

今年の夏の熱気ならそれもかないそうなので、

いっそ燃えてしまってもいいかもしれませんが、

今後の季節は火の用心が欠かせない季節。

本腰を入れて気を付ける季節にはまだ早いとはいえ、

火の元には目をつけておきたいものです。


今日のお昼、先輩がライターを求めて後輩君を拉致って行きました。

自分のものくらい自分で持っていてほしいし、

そろそろ先輩には健康に気を使ってタバコともおさらばしてもらいたいところ。

しかし医者から禁酒要請、胃腸が悪いから食べすぎ厳禁、

禁則事項が多すぎてストレスと鬱憤がたまっているでしょうから、

私では禁煙を強く言えないのです。

「これは俺の活力だ」と言われてしまえば、私に取り上げる権利はありません。

そこまでママをするのは疲れますし。


ちょうど帰ろうとしたところで、同僚に声をかけられました。

「ちょっとご飯食べ行かない?」

これは嬉しいお誘いですが、一応理由を聞いてみましょう。

こういうときは、どうでもいい話題かもしれないということは重々承知しながらも、

一応どんな話題の話が来るかは事前に確認しておくのが私のポリシー。

しかも食べに行くのはラーメン。

何かストレスでもあるのでしょうか。

「別にいいけど、なんかあったん?」

「今日はラーメンを食べるターンなんよ」

ただ食べたいだけでした。

わかるよ、わかる。そういうターン。

私も無性に菓子パンを食べたくなって、

ふらっとコンビニに向かって行って、

5種類くらい買っちゃうこと、あるある。

そして帰って即食べきってしまって、

後悔しか残らないという、そこまででワンシーンの出来事。

もはや日常茶飯事に近いです。


しかし同僚の活力がなくなってしまうのは大変よろしくない。

私もかのラーメン屋には1年目の去年お世話になりました。

戦友としてかつては同じ部署にいた同僚と週なかから

酒を飲み交わすほどの度胸はまだないですが、

今日くらいはいいでしょう。

菓子パンがラーメンに変わったと思えば、むしろお得な感じがあります。

同じ小麦でもスープもあって温まる方が夜風にあたる身には優しい。

明日への活力になるように、いっぱいがっつり食べるとしましょう。

そんな気持ちで食べた昨日の今日で、またラーメンを欲している私は、

きっと活力を欲しているのでしょう。

今日の日記を書くための活力を得るために、

しかし2夜連続ラーメンはちょっとお腹がもたれそう。

ここは高校の購買で買っていたころからの味方、

菓子パンに助け舟を頼むことにして、

ひとまず今日は帰ります。

また明日、という名の今日(8/26)の日記をお楽しみに。

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