4日目 最初の日曜日
彼曰く、時には休むことも必要だ、人は機械ではない、一本の樹のように生きているのだから。
松竹梅です。この企画を始めて最初の日曜日が終わりました。一度ここで整理でも。
令和改元から丸一年が過ぎ、私の周りでもいろいろ変化がありました。
就職してから忙しくなるばかり、自分の仕事を把握することと、時間に追われる毎日に疲れてしまうこともあり、始めた連載が続かず苦労しました。
正直いまでは終わりどころがつかめていないのか、終わりは見えていてもどう進めたらいいのかわかっていないのか、なかなか筆が進みません。
物語を書くって案外難しいです。この世とは別の世界を夢想し、自分以外の人間を模倣し、知らない単語に頭を悩ませ、動かないキャラに振り回される。読み手のときは何でもできそうな気分になってしまうのに、いざ書き手になろうとしてもやっぱり手は届かない。昨日の空と同じですね。
世間はまだまだ大変です。自粛期間になってから1カ月が過ぎてもなかなか収束の気配が見えてきません。会社に出なくてもいい時期でほっとする反面、この状況が溶けてから再開する仕事も心配です。これから新しいプロジェクトが始まり、知らないこともあります。それに加えて新人もつきます。私も入社1年で知らないことも分からないことも多いのに、私でいいのかと思ってしまいますが、時間は過ぎゆくもの、人生に苦労はつきものだと思ってやり過ごすことにしましょう。そう思って自分を慰めることにします。
先日政府が自粛期間の延長を決議したと報道が流れていました。これから各会社がそれぞれの判断をしていくことと思いますが、多くの会社が不安に思っているかと思います。いかんせん今回はタイミングが悪いことこの上ない。ゴールデンウィーク中で、しかも連休が重なる直前に決定するのは会社側にとっても苦しい展開だと思います。政府の判断が重くなるのも仕方ないことですが、国民側の苦労も増すばかり。不満が募るのも目に見えていたことかと思います。
政府には政府の言い分があるように、会社にもそれぞれの言い分がある。生きるためには食べ物が必要で、社会でそれを求めるには対価が必要、その対価はお金であり、多くの人がそれを会社に求めています。政府と会社、会社と個人、個人と政府。それぞれの折り合いをつけるために多くの頭のいい人たちが考えている。その状況があることはとても嬉しく思いますが、不安ばかり募る身の上ではやすやすと布団に寝転がっているわけにもいきません。私も頭が悪いなりに考えて生きていかなければいけない。近頃そう思うことが増えています。
先日散歩で出かけたとき、商店街近くの飲食店の並びを歩きました。普段は行列でいっぱいの店も、予約が数日先までいっぱいの店も、店先にお弁当を並べ、「お持ち帰り始めました」「テイクアウトでおいしいご飯はいかがですか」と声をかけていました。感染拡大を防ぐための自粛は、今までの生活を捻じ曲げるように社会に力を込めています。そのおかげで見えていなかった部分にも目が行くようになったのではないでしょうか。
稼げるお金がないならば、稼げるように工夫しよう。
必要のなくても出勤しないといけないような規則は考え直そう。
自分の身を守るために本当に必要なことは何か見極め、時間とお金を有意義に使おう。
私も改善しないといけないこと、やりたいことに向けてやっておくべきこと、遠い将来だけでなく近い未来を楽しく生きるために考えないといけないこと、色んなものが見えてきた気がします。
自然に生きる樹も、芽吹く環境や枝を伸ばす先の障害に対処するために特性を変え、成長の仕方を変えて生きている。人間にも同じことができるはずです。
大きな幹を持てるように、図太く、たくましく生きていきたいですね。
こんな感じでエッセイみたいなこと、詩っぽいこと、日記みたいなことを「ひとりごと」としてこの場で書いていこうと思います。
最近の流行に乗ってひとまずは100日くらい、続けばいいなと思います。続くかな、続くといいな。そう思います。
ひとりごとですが、小説書いてます。探り探りで始めたことを後悔してますが、いい勉強にもなっています。
近いうちに区切りをつけて、別のものを始めたいです。
「わすれられもの」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889412522
これから暑くなるので、アイスを買いだめしないとです。では。
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