第2話

「さてと・・」

昼休み後午後の授業を受けずに私はそそくさと帰宅した。

帰宅といっても家には帰らない。

私はフラフラとした足取りで街を彷徨っていた。


「うっ・・」

いそいそと歩いていたサラリーマン風の男が私の肩にぶつかってきた。

男はジロリと私を見てまた何事もなかったようにそそくさと歩き出した。


私は大きな橋を歩いた。

橋の10mくらい下を流れる大きな川を見ながら私はふと飛び降りたい衝動に駆られたが怖いからやめとこうと思った。


退屈で暗くて虚しい日常・・。

ビルに映し出されたアイドルグループが楽しそうに歌を歌ってる。

「・・・」


私もアイドルになりたい・・とは別に思わなかった。

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