第4話
「最近の若い子はよくこんなものを
「ちょ、ちょっとばあちゃんやめてよ!」
「ばあちゃんではない! サヨちゃんと呼び!」
「分かったから返してサヨちゃん!」
『もしもし?』
なんだかこの場に不似合いな言葉が聞こえてきた。もしもし? ってなに?
なんだか
「なんじゃ?」
サヨちゃんは不思議そうにスマホを見つめた。
「この機械から声が聞こえるぞ、
「ばあちゃんが電話をかけちゃったんだよ!」
「ばあちゃんじゃない」と
「い、
なんでよりによって
『あの、もしもし? 秋山君?』
まずいまずいまずいまずいまずいまずい......。
どうしよう、
「
「分かってるよ......!」
お前のせいでこんなに
「ちょっと貸してみ」
「あっちょっと!」
『あれ? 秋山君、じゃないよね? どちら様ですか?』
「そうじゃ
なに勝手に自己
『サヨちゃん? あっと、初めまして。
「それがどうやら電話をしたのはうちみたいなんじゃよ。
『あ......そうなんだ。秋山君からじゃなかったんだ......』
なんだか
「すまんなあ、小春ちゃん。
そんなわけないだろ! それからすんなりと
『あ、秋山君。ごめんね、なんだかお
ああ、
「じゃ、
『ううん、
「ち、
サヨはうるさくないぞ! そんな声は無視をした。
『ふふっ、そうなんだ。サヨちゃんのあの口調は時代劇か何かの
「そうなんだよ。あいつ、時代劇物に目がなくてさ。マネしちゃっていっつもああゆう口調になっちゃうの」
『
やばい、
「うちも
『そうなんだ!
「それはすごいのう。デーブイデーはサヨには難しくてうまく使いこなせんのじゃ」
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