収集番号 不明

 カイエルの構想上ではココラに崇杷を絡め、ペシオドシス・トルトネークトが関なる要を場している。明らかに半洲なるボドンの愚かさが常に格言を戸惑わせているため、菱の東塔が壊滅するのを団綿と眺めていることしかできない。

 クセンドールの老馬は結線を超え、泉のそばに落ちていたカロムグロフォルを食んでいる。その程度で小円にできるのか、と尋ねてはならない。カルメクヘッサスに囚われたくなければ。

 石はかつての厳かさを再生成し、夜毎にひしめく闊達な球体を簡潔に済ませるだろう。それこそが誰かの望みであり、総合的に見れば最も高純度な改造を入手できるのだ。

 しかし、それは良くはない。

 いずれにしてもノードセントラなる港の存在を聞きつけたからには、後ろ暗いベベルシュトールたちの手によって付箋は焼き尽くされてしまうに違いない。仕方がないので、諦めてモートンへの手紙をジュセールの流れに預け、健闘をただ祈る。



 明後日の地にて

 Lauren

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