アウトローたちの夜



 ~~~~奥田おくだみつるせつ~~~~~


 ―「ビル周辺での捜索に加え現地での聞き込み。遺族は情報提供者に5000万もの…」―


 こちらは西門区岩田。大音量のテレビを横目に俺を除くバカたちがはしゃいでる。

 へっ!! 俺らにかかれば楽勝よ。会議室を押さえようとして既に入ってても相手から自ずと退いてくれる。つーか…


「俺たち殺戮さつりくインパルスの月次報告アンド決起集会だってのに…誰だテレビつけっぱなしの奴は。そんなんだから仕事もこなせないんだよっ!!」 


 公民館の一室… カラオケも出来る和室の部屋にアウトローが17人。俺を除く全員がテレビに釘付けだ。


「だあああああ!! お前も見ろよみつる。かなり話題になっちゃったぜ。…やべえじゃんッ!! このままいくと俺らトカゲのしっぽ切りだよ? お嬢に捨てられるぅ~…」

 テレビを見ながら金髪馬鹿面の武文たけふみが騒いでる。見えない敵相手に騒いでる。


「いや待て。よくよく考えたら俺ら… 有名人の仲間入りじゃんっ!!…サイン考えとこ」

 イカレ系の直人なおとははしゃいでる。ナチュラルハイなのにぶっ飛んでる。元リーダーの俺はチームに喝を入れるために大きな声を出す。


「テメェらよく聞けッ!!」

 …しかし誰一人振り向かずテレビを見てる。それでも続けた。


「結局のところ、俺たちは、しくじった。ガードマンの丸め込みの失敗。あのビルでの騒ぎが無けりゃ身バレもせずに済んだんだ。なのにお前らなんで見張っとかねぇんだ。めがあめぇんだよ」

 と熱弁しても誰も振り向きもしない。

テレビ見ながら『甘い爪って、馬鹿かっ』ってデブチン黒川くろかわにツッコまれた。いやお前が馬鹿かッ!! 

 ただ一人ひとり時間差だが振り向いた新人の岩井が『いや、イレギュラーをかんがみて行動する脳みそ…俺らにェっぺ』と俺を見て言った。俺を見て…


 俺らは喧嘩やバイクだけのバカだった。まぁ俺はこいつらとは違うけど… ハッキリ言って危機感がない。

 ヤバいことになってるのにどこかお祭り騒ぎ。 

 大体俺たちは女の子を高級リムジンに手荒な真似せずに乗せただけだ。

 頼まれた依頼として。周囲の目の中、用心棒的に見守ってはいたが殺人なんてやってねぇ。

 しかも相手が死んだって… ムショに放り込まれるのはなれてるけど、このままいったら俺ら… 

 そんなバカ騒ぎの中、ふすまをガラッと開けて現れる一人の女がいた。


「…何やってんだい。お馬鹿たち」


 その声に一同振り向いて

『『『『『お嬢、お待ちしておりました!!』』』』』と俺も含めて声出し。俺ん時と随分態度が違ぇじゃねえか。


ェ吊り上げて怒鳴られたぞ。お前らはしばらくお預けな」

「えええっ 頑張ったじゃないすかァ…」

 犬みたいにくぅ~んと泣く馬鹿ども。元リーダーとして情けねぇ… 


 この人のお名前は江田えだ清美きよみ。よく分からんが18歳にして会社の社長やってるらしい。

 俺ら殺戮インパルスはこのお方に立て直されてる。

 走り屋で名を馳せてた俺らは一斉検挙された。

 そん時に俺たちのことを知っててくれた彼女は色々と掛け合ってくれて今無事に活動してるのは彼女があったから。

 そんでもってスポンサー(と言うよりはパトロン?)にもなってくれて… 

 ああ神様なのだろうか…金も魅力も何でも持ってるこのお方が、みんなの上に立つのはすぐのことだった。

 『お嬢とお呼び』…トップに立っての第一声だった。


「お前たちに任せたのが馬鹿だったよ。みつるや、お前は格下げや」

「…すいやせんでした」

 周りのバカほどじゃないが俺はこの人に惹かれてる。

 年齢的には四つ下のこの人に… 仕方ないことではあるが若頭から幹部への降格はショックだった。もっと認められてゆくゆくは…


「聞いてんのかい? 覚悟しいやッ!!」

 パンッ… 思いっきりビンタされた。ちょっと嬉しかったり…


「あ、すいやせん」

 結局みんなこの人が好きなんだな。惚れた腫れたは玉の取り合いやで。

 清美さんはとある極道もんの奥様みたい喋り方だけど大学生だ。

 俺たちに送り迎えさせて極道ごっこを楽しんでるかのようだが…



 そんないつかの迎えのこと。迎えにもルールがあって、門の側で待機してはいけない。

 つまり見える離れた場所での待機。交差点の側でしゃがんで張り込みのように双眼鏡構えて待機。


「あ… お嬢、『今日は送り迎え不要』…だって。五分前に」

 メールを見てスキンヘッドのじゅんは言った。『なんだよぉ…バイト休みにしちゃったじゃねぇか』と凹んでた。


「ん? …あれ清美さんじゃねぇか」

 男と二人、歩いている。学校の門で待ち合わせして…


「え?…そん、なぁ …がが…」

「おいおい…」

 純は泡吹いている。かく言う俺もだいぶショックを受けた…


「俺でもいいじゃんッ!! あんなオッサン選ぶなら」

 と大声を出し彼女とは逆方向に走って行った。

 俺は追っかけて覗いたりは野暮だからと自分言い聞かせて純と同じ方角を目指した。

 本音を言うとこれ以上は見てられないくらいに玉砕したから…



「…生中」

「あの… うちはコーヒー専門店ですのでそういうのはチョット…」

「…ブレンドのL。さっさとしろや」

「はいぃいいっ!! 只今ッ!!」

 ちょっと睨み聞かせただけでオーバーだな。

 メニュー良く見たらLサイズ… 一杯千円もするじゃねぇか!! 

 思い返せば昔ながらのよさげな店だったしな…落ち込んでいるとカランコロンカランッとベルが鳴ってドアが開く。…客が入ってきた。


「ここのコーヒーは旨いんだよ」

 と男の声。つうぶりたい気持ちはよく分かる。


「私、コーヒー、キラーイっ」

 だったら先言えやカスぅ…って他人の会話にツッコんだ。

 …あれ? 聞いたことある声だなと思ってその声のする席を見た。


「…あわわわ」

 清美さんと謎のオッサンだった。席の距離にして10メートル。

 入口の側に座ったようだ。なんつー偶然。

 出ようにも彼女らを抜けなければ出口にたどり着けない。


「どうだい。学業の方は」

「別にフツー」

 盗み聞くつもりはなかった。

 ただたまたま、やることもなかったので… しかし俺らの前とじゃ随分話し方変わるんだな。


「最近始めた事業のほうは?」

「ぼちぼちかな… この間はごめんね。盛り上げきれなかった」

「ああいいさ。あの人は楽しんでいらっしゃった。我々もじき壇上だんじょうに立たせてくれるだろう」

「あそこに立てればもっと手広くやれるね、パパ」

 パパ? パパ活ってやつか? だとしたらスゲーショックだ… 


「…それにしても使い捨てのこまはいいもんだろ?清美よ…」

「うん。ホント使い勝手がいい。馬鹿だからお金握らせたら特攻ぶっこみとかしてくれるし」

 しばらく彼らの会話を聞いていた。…何の話をしてるのかよくわからない。けどなんかイライラ…する。


「あ、パパも困りごと有ったらうちの使ってよ。例の件もアイツらの誰かを犯人に仕立て上げちゃう?」

「ん~ 馬鹿だから犯人務まる器じゃないだろう。すぐボロが出る」

「そっか。特攻隊とっこうたいごっこがちょうどいいね。ていうかチーム名が殺戮さつりくなんて大層たいそうな名前つけてるのに走り屋っぽいことしかやってないの。マジウケない!? ハハッ!!」

「漢字の意味も分からず語感だけで選んだんだろう。所詮、感覚論のバカだからな。はっはっは!!」

 …間違いない。俺たちのことを話してるんだ。駒だの何だの言いやがって…

 んであの男は父親だろう。なんか似てる。


「で… なんかあるんでしょう?今日私呼んだってことは。馬鹿どもの送り迎え断って来たのよ?」

「ああ、会わせたい人がいる」

「え~愛人? もういいよ、お母さんとかつくろうのだるいし…」

「いやいや、もうこりごりだよ。睦美むつみのときはお前が出来たから結婚したけど他の奴らは世間体せけんていつくろうためだったし、もう年齢的にも独り身でいいだろう。欲しくなったらまた連絡するよ」

「うける~ッ!! で、まどかは気持ち良かったの?」

「ああ!! ムチムチでたまんなかったよ。初めてらしいし潮らしいけど、クスリ塗ったら飛ぶようにあえいでたね。懇願こんがんしてケツをフリフリするんだ」

「え? あの子ホントにヴァージンだったの? ちょーウケるんですけどぉッ!!」

 …なんだこの会話。本当に親子なのか? 吐きそうになってる俺。

 まどかって死んだあの子のことじゃないのか? 連日ニュースで話題になってるあの子の… 

 もしかして仕事の依頼主っての親父のことか? なんだか頭が回りそうだ…


 その後も絶え間なくキチガイじみたトークは続く。

 臓物ぞうもつを手で握られてるような… えぐい苦しみ。

 30分はそうしてたか… カランコロンカランッ 彼女たち以来の来客だ。

 着物を着た女性の… あれ、あの人…どっかで見た顔だな。


「ああ、フィリオさま。こちらです」

 親父殿が来店者を呼び寄せる。フィリオ…って顔じゃない。和泉いずみ国の顔立ちなんだが… ハーフ?


「さ、清美。挨拶して」

「初めましてぇ♡ 江田えだ清美きよみでぇ~す♡」

 見たことない営業スマイル。さっきまでの気持ち悪い会話を聞いていただけに怖さが浮き彫りだ。

 人の皮を被った化け物って表現が似合うほどに…


「随分と気持ち悪いね。君の子」

 ストレートにぶりっ子清美を指さして親父さんに言った。

 実の父親に言うことなのか…? 清美は笑顔のままだけど顔引きつってる。


「すいませんっ 私に似たんですねきっと」

 と太鼓持ちみたいに物腰低く構えてる親父。その親父を横で睨む清美さん。

 フィリオと言う名の女性は席に着くとタバコに火をつけた。ゲホゲホむせる清美などお構いなしに。


「まさかうちの子で遊んでたなんてね。もしかして知ってて内縁ないえんに入ろうとでもしたの?」

「…い、いえ。この子の同級生でして… そのせつは…本当に」

「…なんて、話をすると思う?冗談よ、今はフィリオでやってるの。岩橋静江は眠ってるからその辺のことは勝手にやってくれればいいわ。せっかく母親っぽいことしたって家飛び出しちゃう不良娘なんだから」

 岩橋… そうだ、あの子の遺族の…なんでここに?

 …でもテレビでの印象とはだいぶ離れたものだ。目が座ってる…


「あいつが色々と動き出してるのよ。私の周りに探偵つけてみたり母親である私を疑ったりもして… その都度対処はしてるけど、今生では静かに普通の人間らしい暮らしがしたいってのにどうにもウルさくってね」

「あいつ…と言うのは旦那様のことですか?」

「あいつが私の旦那って… 形式上だっていっただろう!!」

 急に大きな声を上げて怒鳴った。地雷でも踏んだのか?

 それにしてもこの会話、偽装結婚だって大きな声で言ってるようなもんだぞ。

 …遠目でツッコんでしまいそうになる。


「…し、失礼いたしました」

「とりあえずテキトーに消しといて? しばらくりをひそめたいから。静江しずえの名前を使って黙らせてくれたんでしょ? 最近…」

「…ええ。形式上人質として静江さんのお名前を使わせていただきました」

「そう。私一回死ぬから。手筈てはずを整えておいてね?」

「は、はい」

 そう言い終わると彼女は席を立ち店を出て行った。彼女が出ていくのを確認し水を一気に飲み干す親父。


「…誰? 空気読んで黙ってたけどぉ… ぶっ殺したい!」

 沈黙を破り清美さんは言った。ため込んでた不満と怒りをぶちまけてる。


「あー やっぱりあの会場で何があったのか知ってるんじゃないっ!! まどか、初々しくて面白かったのにぃ。教えてよ、何やってたの?」

「やめとけ。人間の出る幕じゃないのさ。そろそろ出ようか?」

 あの女性が去って数分のこと、彼女たちも店を出た。

 …俺は深いため息をついた。あの緊張感をもう二度と味わうことはないだろう。

 身体に悪い、もう店を出ようと帰り支度をし出した時のこと…


 ――カランコロンカランッ… 


 嵐のように現れた来店者は入って他に見向きもせず俺のほうに一直線で来た。


「盗み聞きはダメだよ。バレないと思った?」

 フィリオを名乗る女だった。背筋が凍った… 俺の向かいに座る彼女。


「その表情、やっぱ聞いてたんだね?」

「いや…す、すいませんッ!!」

「いいよいいよ。どこまで聞いてたの?」

「だ、大体は…」

 嘘を付ける自信がない。ライオン相手に裸で立ち向かう人間のような気持ちだ。全てを見透かしたような…


「彼らとはどういう関係?」

「江田さんの娘さんをしたって… ました」

 何故だろう… 心が温かい。すんなりと優しい気持ちで…


「異性として?人間として?」

「…どっちもです」

 取り留めのない話だ。なんだこの尋問は…


「へぇ… 憎んでるんだ。そうだよね、バカバカって物じゃないんだからねぇ…」

「え…?」

 俺の心の中を読み上げるかのようだ。どういう芸当で… 冷汗をかき過ぎている。


「やられたらやり返しちゃいなよ? 悔しいでしょ?」

「…は、はい」

「いい方法教えてあげる。この指見てくれる?」

 そう言うと彼女はおもむろに人差し指を振り出した。催眠術にでもかけるつも…


――――「君は…」 「僕を…」 「忘れて…」 「あいつらと…」 「刺しあいを…」 「演じる」――――


 彼が指を振りながら何度もその言葉たちをつぶやく。俺の頭の中はその言葉達で…


◇◇◇


「…ジョウブ…か …大丈夫ですか?」

 店員に身体をゆすられて起きる。テーブルの上で眠っていたらしい。

 でも何で眠っているのか…分からない。

 

「もう閉めようと思うんですけど…」

 時計は夜の七時前… この店に入ったのは確か四時半くらい。

 覚えてるのは吐きそうになった江田家二人の会話。

 合わせたい人がいるって言ってたな…彼らの席に目をやると誰も座っていない。

 気持ち悪くなってテーブルに顔を埋めたのだろうか。

 あのあたりの記憶があいまいで… 清美さん、アレが本性だったのかな。あの記憶は脳にこびり付いてるかのように、どうも鮮明に覚えてて…


◇◇◇


「…つれェ」 

 深夜一時。もうかれこれブランコだけの公園で三時間、缶コーヒーとタバコをふかしながら憧れの人を思い出し思う。

 馬鹿ってのはホント辛ぇなと俺は自分に感傷的になる。


 はみ出し者でしっぽ切りで鉄砲玉で戦地を墓場とする。

 教師に見捨てられ、兄貴みたいに学がねぇから親にも見捨てられ、職を選択する権利もなくやりたくもない仕事をこなしながら同じような馬鹿とつるむ。

 馬鹿だから何事にも感化され、指針がブレブレの風任せ。

 『世間体なんか関係ねぇ』って言ってた奴がバックステージで泣いてた。

 一方で堅い奴の難しい言葉には押し黙るしかない。

 弁護士とポリ公は一般庶民の味方でも俺たちを敵視してる。

 給食費がなくなったって学校で騒ぎがあったなら、何もしてねぇけど悪人面・ゴツイ・デカいってだけで先公からは犯人扱いされたっけ…


 あるところでは言葉を知らないからとボコボコに。

 あるところではコントラクト一つ、奴隷のような契約。原因は語彙力ごいりょくのなさ・集中力のなさ、確認不足。

 要は知ってる言葉の数で知的か、そうでないかが決まる世界だったと…

 家はあるけどその日暮らしの一歩手前。片足はどっぷり浸かっちゃってる。

 希望に救いの神…いつかきっと、いつかチャンスが。

 何回そんなことを思っただろう。現実逃避、非現実を懇願した。

 全ては受け身、なぜなら馬鹿は能動的に動けないような社会のルールが制定されてるから。

 禁忌タブーを破ろうもんなら守っている勢力に一斉清掃された。

 それが人々を苦しめるルールであっても今度は世間体が邪魔をする。

 輪を乱さない精神。糾弾するものなどいない。

 角が立つからとその縛りを認めたうえで日常に戻る。淘汰とうたされ続けた日々だった。


「畜生ッ!! 許さねぇ。絶対に許さねぇッ!!」

 憧れが怒りに変わった。こみ上げる怒り。声に出してしまうくらいになってしまった。

 感情を表に出す方じゃない俺がこんなに高ぶっている。

 押さえつけられた反動でバネのように怒りが溢れる。今夜はこんな状態で眠れるのだろうか… 


 その気持ちとは裏腹に、すがすがしい朝を迎えた。

 眠ったことで気持ちはリセット。仕事場は西門区岩田のバイク屋・ブロス。俺はやりたい仕事をこの春勝ち得た。

 清美さんにリーダー株を譲ってからは自分を見つめなおした。

 今の自分に何があるかって考えた。バイクに触れてるのが一番いい。

 少ない選択肢の中から妥協して決めたわけじゃない。掃き溜めに鶴… 俺は一歩を踏み出したのだ。


「いらっしゃい!!」

 手動のドアを開けカランカランと…


「あッ!! お、おめっ…!! 川崎さん、コイツです」

 突然の来客。ハンチング帽にクルンとした髭。…探偵だな? KAWASAKIがどうとか…


「…話を聞かせてもらおうか」

 その後ろに俺よりもデカい、ゴッツいでっかい兄ちゃんが立っていた。すんごい睨み利かせて…



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