第23話 ポンコツ転校生が筋トレを始めた
山本「(佐藤さんはTシャツにおっぱいが張り付いた状態で、勉強を再開。でも、すぐに勉強に飽きたらしくノートに『声優、IROA』と書いた。そして唸り始めている。唇を尖らせて、その上にシャーペンをのせて考えごとをしているようだ。一体何を考えていらっしゃるのでしょう?)」
佐藤「なんだかなぁ、気になるんだよねぇ。この名前って違和感だよねぇ」
山本「(ノートを逆にしたり、斜めにしながら、試行錯誤している佐藤さん。IROAさんの名前のどこが、そんなに気になるのだろう?)」
佐藤「うーん、なんか引っかかるよねぇ。山本君は、この名前を見て気になることなぃ?」
山本「お洒落で可愛い! 無理矢理だけど色鮮、みたいなイメージを抱いてますけど?」
佐藤「なぞなぞ、苦手っぽぃ? この名前には、何か隠されたヒントがあるようなぁ、ないようなぁ。分からないなぁ」
山本「確かに、名は体を表すと言われるよね! 特に物語シリーズで有名なで西○維新さんの名前に隠された秘密。それは、まずローマ字にすると、NISI○ISINとなる。それを、逆から読むとNISI○ISIN。つまり、回文になっているんだ。そういう風にペンネームに意味を持たせる作家さんはいる。だけど、声優さんにそんな意味をつける必要があるかな?」
佐藤「ないのかなぁ。ちょっと頭が混乱してきたから筋トレ開始ぃ。足を抑えてて欲しいなぁ。体を動かしたら、私の頭って冴えるんだよぉ。そしたらまた勉強再開だよぉ」
山本「(佐藤さんは両膝を立てて、腹筋を始めた。指示された通りに、僕が佐藤さんの両膝を捕まえて固定する。水で濡れたTシャツに張り付いたおっぱいが、揺れながら近づいては、離れていく。なんだこの青春! 僕の毎日ってなんだ! お風呂上がりの女の子に密着しているので、いい香りもする)」
佐藤「次は、逆立ちするから、山本君は私の両足キャッチしてねぇ」
山本「は、はい! 佐藤さんって運動得意なの?」
佐藤「普通だよぉ。いくよぉー! それっ!」
山本「(勢いよく上がってくる両足をがっちり捕まえる。ワッツ!? 佐藤さんのTシャツが、ゆっくりゆっくりめくれて……っ! 男性の夢がついに姿を現した。 おっ! おっぱい! 丸見えですよっ! ちょちょい。それは大丈夫なんでしょうか?)」
佐藤「む、む、む、む、もうちょっとぉ。がんばるからぁ足離さないでよぉ」
山本「わ、わかりました!」
【雑談】
佐藤さんの余韻を抱きしめたくなる。
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