第20話 16歳の妹とお風呂に入る

山本「(『3年前みたいに、……ぉ、ぉ、ぉ、ぉ、ぉ、ぉ風呂。一緒に入らなぃ?』妹はそう言い終わるなり、僕を思いっきりビンタして部屋から出て行った。まだ、何も返事はしてないぞ……。まぁ返答は決まっていたが。妹とお風呂なんて、ぶっ飛んでる! しばらくヒリヒリする頬をおさえていると、佐藤さんが『いい湯だったよぉ』と、裸にバスタオルを巻いて部屋に戻ってきた。――ハミ乳がっ! 同級生のお風呂上がりは見えてはいけません。これは、僕が僕でいるための鉄則です。彼女もお風呂上がりに自由に裸になれないのも窮屈だろうと思い、僕は部屋を出ると、階段をおりた。佐藤さんも、たまには1人でのんびりしたいだろう。僕は服を脱いで、お風呂場へ。浴槽の半分は、お湯が冷めないように、風呂ふたが半分閉まっていた。湯船には、泡がふわふわ浮いている――。これは佐藤さんの好みに違いない。僕は頭と体を洗って、ゆっくり湯船に浸かった)」


 ふぅ〜、いい気分――。


山本「(ゆっくり深呼吸をすると疲れが取れるようだった。もう一度、深呼吸をついたところで、僕の心臓が、爆発するかと思った)」


沙織「ぉ、ぉお兄ちゃん……」


山本「ヒェェェェェェェェ!!!(風呂ふたの下に沙織が隠れていた。)……っ!」


沙織「見つかっちゃった。テヘッ(〃ω〃)」


山本「……ぉ、ぉお前ぇ!」


沙織「しぃ。声が大きと、みんなに気づかれるょ」


山本「っ……!」


沙織「なんか言ってよ?」


山本「ドキドキし過ぎて声にならん。やばいぃだろ」


沙織「なんでぇ?」


山本「お前、16歳。僕17歳」


沙織「それがなに? 誰かに迷惑かけるの? 家族だから、ご飯を一緒に食べたら美味しいでしょ。お風呂も一緒に入ったら楽しいでしょ」


山本「なるほど。正当な気がする。確かに家族なのだから、卑猥な考え方を持つその精神こそが悪とも言える! 僕たちは、仲のいい兄妹なのだ」


沙織「お兄ちゃんって、いちいち回りくどい。まぁ面白いから好きだけど」


山本「好き?!!」


沙織「好きもいろいろあるでしょ! 考え方次第! 卑猥な発想こそが、世の中のガイドラインを発動させて、バーンされる元だよ!」


山本「確かに。ってか、さっきまでずっと見たのか。僕が体を洗っているところとか……?」


沙織「見てないよ。この角度だと見えなかったの。お兄ちゃんが湯船に入ってくるまで、じっと隠れてた方が面白いでしょ! それに、こうでもしないと、一緒に風呂入ってくれない気がして」


山本「当たり前だろ」


沙織「私はお兄ちゃんがオタクだから、二次元にしか興味ない人だし、安心してるんだよ! 妹の絶大な信頼。すごいでしょ!」


山本「(確かに、そうだ! 僕はオタクの中でもエッリート! オタクの中のオタクと呼んでいい。そう自負している)」


沙織「ねぇ。ぉ、ぉお兄ちゃん。ぉ兄ちゃんって、下の毛生えた?」


 ――ぶーーーーー。


山本「何も飲んでないのに、何かを吹き出してしまった! それは、答えられん。兄妹の関係性を超えてしまうだろ」


沙織「けち。ドけち。それくらい教えてくれてもいいと思う。成長ってごく自然なことだよ! みんなに同じ時間が流れてて、いろんなところが成長する。そうでしょ! 私はね、どうなったか、ぉお兄ちゃんの目で確かめてみて!」


山本「(そう言うと、沙織は湯船から立ち上がった。僕の目の前に綺麗な16歳の裸が……。湯気で大切な部分は隠れているが、つるつるして、可愛いデリケート部分が一瞬ちらっと見えた気がした。すぐに顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに湯船に浸かる沙織。恥ずかしいなら見せるなよっ!)」


沙織「(〃ω〃)……」


山本「黙るなっ……」


沙織「……ぉぉお兄ちゃんの、ぞうさん見たいっ(//∇//)」







この後の展開は、ノクターンノベルズだぁぁあああ!!!!

カクヨムガイドラインにひっかかるーーーー。

ここまでは、セーフ! ぎりぎりセーフ!



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