第219話「アバーナの打たせ湯」
こうして、質素な炊事場とともに豪勢な岩風呂が完成した。
椰子の原木なども随所に使われて、南国風のエキゾチックな雰囲気が漂う岩風呂が出来上がっていく。
わざわざ水を引き上げて、大浴場に滝まで作る必要は全くないと思うんだが。
カアラはやるといって聞かない。
「さあ国父様、お湯もいつでも湧かせて入れられますよ!」
「うーんなんか、みんなに悪い気するな」
アンティル島は熱帯に近いので、みんな汗もかいていよう。
風呂に入ってさっぱりしたいが、それはみんなそうだろう。俺達だけ一番風呂というのは、気が引ける。
一般兵士達は風呂どころか、なんとか満足な食事ができれば御の字で。
今日の寝床も、雑魚寝でなんとか確保できるかってなのだ。
「バーランド達は、風呂に入らないのか?」
街の広場に作った本部の大天幕を覗いて、兵士達を各隊に分けて指示している将軍達に風呂を薦めてみた。
俺に下ったダモンズ達魔将も、空が暗くなっても大きな
本部テントになっている広場の天幕にも、伝令の騎士達がひっきりなしに行き来している。
みんなまだまだ休める状況ではない。
「今日は、風呂どころではありませんよ。なんとか、近隣の村への兵の割り振りを終わらせなければ休むこともできません」
忙しいバーランドは、自分にはこれがあると桶の水で絞った布で、汗だくの顔を拭って笑った。
そりゃこの暑いのに、鎧を着て働いていれば汗もかく。重たい鉄の鎧ぐらいは脱げばいいのに、戦場で将がそんなだらしない姿を見せるわけにもいかないのだろう。
兵士達に今日の寝床を割り振って、自分達が寝るのは最後。
これが、一軍の将というものである。
ちなみに布が高級品になっているアビスパニアでは、顔を拭くのにタオルを使うだけでも贅沢な行為なのだそうだ。
物資は、軍船からも下ろしてはいるが、とても量が足りない。
「すまん、バーランド。布も少ないから困るだろう。全員にとは言わないが、せめて騎士階級には行き渡るだけあるといいんだが」
「いえいえ助かってますよ。そうだ、勇者様。お風呂であれば、アモレット女王様をお湯に浸からせてあげてください。至らぬ私の代わりに、女官達の様子も見てあげていただけると助かります」
万が一のときは、敵の追手から海に逃れさせようと。
乳児女王も、数人の女官や乳母のプティングとともに、ここまで連れてきたんだったな。
まず女王を心配するあたり、さすがに忠臣だ。
乳母をやっている自分の嫁の心配ってこともあるんだろうけど。
「そうか。じゃあ、そうしてみよう」
戦場に赤子を抱いてやってきているのだ。女官達も難儀していることだろう。
街で唯一まともに残っていた石造りの役場に向かう。
そこで仮住まいしているプティング達に、風呂があると知らせると、大変に喜んだ。
「あーお風呂ができたんですね! アンティルの街の館にも、バスルームがなくて困ってたんです。それは、嬉しいです」
「それは良かった」
どうやら湯に浸かるという風習は、アビスパニアにもあるようだ。
しかし、それも一部の上流階級だけのもので。
大陸から遠く離れた僻地であるアンティル島に、風呂はなかったのだという。
「おっといけませんね。私じゃなくて、アモレット様をお湯で洗って差し上げられるから嬉しいと言わなければ」
そう言って、プティングは若い女官達とウフフと笑いあった。
風呂に入れるのがよっぽど嬉しかったらしい。
俺も大義名分ができてホッとした。
自分のためにだけに大きな風呂を作ってもらったと言われると、少し気がねがあったのだ。
アモレット女王を風呂に浸からせて上げるというのならば、名分も立つというものであった。
プティングが、もう一人赤子を抱いている。
乳母ができるということは、この子は……。
「もしかするとバーランドとの実子か?」
「ええっ、この島に来てから生まれたのです。バーモンドと名づけました」
それは、身重の身体で逃避行も大変だっただろう。
まだ若いのに、実子と女王の両方の子育てをしている気丈なプティングなら平気なのかもしれないが。
女王リリエラの高貴な血筋を引き継いでいるのか、淡い白銀の髪であるアモレットに比べると、こっちの子は栗毛色の髪だった。
赤子だから、どっちも可愛らしいに違いはないのだが、こっちは男の子のようだ。
お湯に浸からせて上げるなら、もちろん実子のバーモンドも一緒だよな。
同じ赤子でも、やはりアモレット女王と一緒だと、女王優先になってしまうようだ。
女王と一緒に育って、実子なのにないがしろにされないといいんだけどプティングなら大丈夫かな。
「じゃあ、善は急げだ。みんなで行くことにしよう」
久しぶりの入浴だと喜んでいるプティングと女官達を、お風呂場へと案内する。
「うわー、もしかしてあそこのでっかい岩山がお風呂なんですか?」
「そのようだ。あそこからお湯の滝が流れてきて、浴槽に湯を張るらしい。ちょっと過剰すぎるとは思ったんだが」
「素敵な趣向ですね。お貴族様みたいです」
高位高官がいなくなったアビスパニア王宮で、女王の乳母であるプティング達はもう立派な貴族じゃないのかなと思ったが。
生々しい話になるので、言わないでおいた。
「気に入ってもらって嬉しいよ。じゃあ、俺達は後で入るから、先にプティング達女官が入ってくるといいよ。カアラ、準備はできているな?」
「はい、国父様。いつでもお湯を流し込めます」
「いえ、何をおっしゃいます。私どもは勇者様の後ですよ。当然でしょう!」
ここで、固辞されるとは思ってなかった。
先に入ってもらうつもりで、お風呂に案内したのだが。
「うーむ。プティング達だけならともかく、仮にも女王を差し置くわけにはいかないかな」
妻達を連れて来ていることもある。
できればプティング達を先に浸からせて、気兼ねなくゆっくり入りたかったのだが、何度も固辞される。
「いえいえ! 我らが希望である勇者様より先には入れませんよ」
「お風呂場の前で立ってるのもなんですし、お湯が冷めてしまいますよ。もうみんなで入ったらいいんじゃないですか。それぐらいの広さには作りましたが」
カアラはそう言うけども、そういうわけにもいかないだろう。
俺の妻達だけならいいけど、女官達はみんなうら若き独身女性だし、プティングにいたってはバーランド騎士長の奥さんである。
「それでも結構ですよ。みんなで入れるほどの広さがあれば……」
「ええー、いやだって、裸になるのはマズいだろう」
「えっ、裸? やだ、勇者様何を考えてるんですか。ちゃんと湯着がありますから大丈夫ですよ」
「ああそうなのか……勘違いしてたよ。なるほど、それなら問題ない」
プティングにも女官達にも笑われてしまった。
心なしか、プティングに抱かれているアモレット女王陛下にも笑われた気がする。笑いを誘われただけだろうけど。
シレジエにも湯着を付ける風習があったが、こちらも風呂には湯着か。
なら問題ない。うん、少し目の保養ができなくてがっかりしたりはしてないぞ。うん……。
しかも、ご丁寧なことに木造の脱衣所までちゃんと作ってあるのだ。
こんなものが魔法で作れるなら、兵士の住居のクオリティーをもっと上げてやれよ。
そう思ってたら、カアラが顔を出した。
「国父様、魔法は万能じゃないんですよ。この脱衣所は戦闘で出た廃材を利用して組み立てただけですし、こんな高度な制御がいる建物をたくさん作ってたら、二万人分の住居を作る魔力が足りなくなります」
「おい。それはいいが、こっちは男用の脱衣所だろう?」
建物が二つあったから一応、男用と女用に分けたつもりだったのだが。
カアラは平然とこっちに入ってくる。
「あら、もう恥ずかしがることはないじゃありませんか」
「カアラは、そうだったな」
俺の目の前でさっさと脱いでしまうカアラ。
夫婦の関係となっても、他の妻達は服を脱ぐところを見せるのは恥ずかしがったりするのだが(脱ぎたがりのリアですら、普段は女性用の脱衣所を使う)魔族であるオラクルやカアラは、まったく気にしない。
「それにしても、脱いだ服を入れる籠まであるんだな」
さすがに、風呂場の調度品や小道具は魔法で作ったのではなく、船から運び出して置いたものであろう。
兵士達の住居の粗末さを思うと、申し訳ない気分がする。
「国父様は、お気にしすぎなのですよ。王者たるもの、勝ったんだから敵の女は全員俺のもんだぐらい言ってもいいんですよ?」
「それは、どこの鬼畜王だよ」
俺の前で裸で仁王立ちになったカアラが、まるで自分が王者だと言わんばかりに形の良い胸を反らせて。
そんなことを言うので、苦笑してしまう。
「国父様の故郷はどうか知りませんが、勝者の略奪は当たり前というのがこの世の常識です。それはおそらく、アビス大陸でも変わらないでしょう。一番風呂に入るぐらいで満足するなら、善良王というものです」
「そういうもんかね……」
どうもカアラは、俺に魔王になってもらいたがっている節がある。
俺にはまったくその気がないのが分かっているから、息子のオラケルを魔王にすると言っているんだろうけどな。
「無欲なところも、国父様らしいですからいいですけどね。お風呂好きで兵士にも入らせようとするんですから、そのうち風呂王とでも呼ばれるかもしれません」
「やめてくれよ」
そんなおかしな称号で、歴史に名を残したくない。
さすがに風呂王は冗談だったらしくカアラは、クスクスと笑う。
「では風呂王様には、後で甘酸っぱいグアバのジュースに国父様の好きな
「うむ、苦しゅうない」
カアラがふざけているので、俺もふざけて返した。
プティング達、女官も入ってくるだろうから俺達も裸ってわけにはいかないが、腰にタオルでも巻いておけばいいか。
「カアラも、今回は他の人もいるんだから裸はいかんぞ。せめてタオルは巻いておけよ」
「はい」
ユーラ大陸では、魔族であるカアラが青い肌を晒すときは注意しなければならないのだが。
こちらは魔族が多いので、心配がいらないのが助かる。
「何やってるの?」
風呂のほうから男性用脱衣所に入ってきたのは、ララちゃんだった。
「おい、裸で」
「なに?」
その発展途上の身体を見て……子供だし、まあいいかと思った。
子供の肌だ。ツルンとしたお尻の間に、大きな尻尾が揺れている。
揺れる尻尾を眺めて俺は思う。
この大陸で、魔族が当たり前のように共存している世界を創れるだろうか。
「それより、みんなもう入ってるよ。早く行こうよ!」
「そうだな……」
ララちゃんに手を引かれて岩風呂へと入る。
湯気の立つお風呂場は、まさに別天地だった。
ここが世界の果てである新大陸の島だとはとても思えない。
どこにいても、立派な風呂場を見ると故郷に帰ってきたような気分がする。
ゴーと滝の流れる大きな岩風呂のなかに目を向けると、ルイーズやリアがもう湯に使っている。
一緒に女官達も湯に使っているようだ。みんなが入れるだけの十分な広さがあってよかった。
「あれ、そういえばプティングはどうしたんだ?」
「赤ちゃんをお湯に入れてるよ」
白い湯着姿のプティングは、お風呂場の脇で大きなタライに入れたお湯に赤ん坊を浸からせている。
「ああ、そうか。赤ん坊の世話が先だもんな」
なんでプティングを差し置いて女官達が先に入っているのかと思ったら、交代で入るつもりなんだな。
赤ん坊からは目を離すわけにはいかないから、世話は大変なものだ。
「何か手伝えることはないか?」
「うふふっ」
「なんで笑う」
「だって、その姿で言われましても」
「あっ、そうか」
バスタオル一枚だからか。
失礼だったかもしれない。風呂ではいつもこうだから、俺も気にしなくなっていた。
「それに王族が、赤ん坊の世話なんてするものではないでしょう?」
「いやそんなことはないぞ。俺だって、人の親だから赤ん坊を洗うぐらいはできるんだぞ」
子供を洗うのは得意だ。
そう思って俺が手を出そうとすると、赤ん坊が泣き出してしまった。
泣き出したのは、アモレット女王ではなく。
栗毛色の髪の男の子、プティングの実子のバーモンドのほうだ。
「あっ、ごめん。余計なことをしたか」
「いえいえ、バーモンドはちょっと怖がりなんですよ。お風呂に浸かるなんて初めてだから、顔にお湯がかかってびっくりしたんでしょう。よしよし、大丈夫だからね」
プティングにあやされているバーモンドは、顔をしかめて「ふぇふぇえ~」と泣いている。
赤ん坊というのは一人が泣き出すと、つられて他の子も泣き出すものなのだが、白銀色の髪の女の子のほうは微動だせず、ゆったりとお湯に浸かっている。
「アモレットのほうは泰然自若か。この歳で、もう女王の貫禄があるとみえる」
みんなが大変なときにのんびりしている罪悪感もあって、俺はアモレットのほうを洗うことにした。
石鹸を使わなくても、お湯の中で優しくさすってあげるだけで十分だろう。
「アモレットのほうがお姉さんですからね」
「ふむ、そういうものか」
戦争のさなかで産まれ、成長していくこの子達の境遇は大変そうだが。
若いなりに、いい母親をやっているプティングに育てられればちゃんと成長することだろう。
俺ももう本腰を入れて介入すると決めた。
この子達が物心付く前に、この無益な戦争を終わらせてやればいいことだ。
「しかし、勇者様は変わってますね」
「そうかな?」
「赤ん坊の世話なんて、バーランドでもしませんよ」
「確かに、あの無骨者は家事をするタイプには見えないな」
あの騎士然とした男がするようには見えない。
うちもルイーズとか、どうなんだろう。しろといえばするかもしれないが、似合わないことこの上ないと苦笑する。
「勇者で王様の佐渡様が、こんなことをなさるなんて」
「おかしいか?」
勇者らしくないとか、王族らしくないとかは、ずっと言われ続けているので慣れっこになっているのだが。
プティングがおかしく思ったポイントは、そうではないようだ。
「いえ、なんだかいいなと思いまして」
なんだそりゃと、俺も微笑んだプティングに誘われて笑ってしまった。
そこで、あやされて泣き止んだバーモンドと交代するように、大人しく湯に浸からされていたアモレットも泣き出してしまった。
「おっと、アモレットも知らない人に洗われるのは嫌だったのかな」
「違いますよ、この泣き方はお腹が空いたんですね。ちょっと失礼します」
乳母であるアモレットは、赤ん坊の泣き方で何を言っているのか分かるらしい。
その場で片肌を脱いで、おっぱいをやり始めてしまった。
アモレットは、プティングの大きく張った胸に吸い付いて熱心に乳を食んでいる。
お腹が空いていたというのは正しかったようだ。
授乳は赤ん坊がいれば当たり前のことなんだが、なんだか見てると気まずいな。
いや見ちゃダメだな。自分の奥さんだったらいいんだが、他人の妻だし。
この場から離れたく思ったが、もう一人赤子がいるし。
風呂に浸けているんだから、目を離すわけにはいかない。
「おーい、誰か手伝ってくれないか?」
居たたまれなくなった俺は、風呂のほうに声をかけた。
「なんでしょう!」「なんだ!」「なんですか?」
「いや、全員こなくていいよ」
しかもお前ら、湯の中ではいいけど。
リアも、ルイーズも、カアラも、外ではタオルで肌を隠せよ。
今日は、女官達も居るんだって言ってるだろうに。
「勇者様、私ももう女官に赤ん坊の世話を変わってもらいますから、お手伝いいただかなくても大丈夫ですよ」
「そうか。じゃあ、プティングもゆっくり風呂に入ってくれ」
もう余計なことはしないほうがいいのかもしれない。
今日もいろいろあっていささか疲れた。
温かい風呂に入ると休まる気がする。
過剰すぎると文句を言ったものの、こうして見ればザーと流れるお湯の滝も、なかなか良い風情である。
「流れる湯というのは、心和ませるものがあるな」
「国父様に気に入ってもらえて良かったです。冷たいお飲み物です」
「うん」
よく冷えた甘酸っぱいカクテルが、口当たりもよく喉にスッと喉を通る。
疲れた身体に染み渡るね。
風呂場で酒とか贅沢なものだ。
今日はもう、寝てしまうだけだからいいだろう。
「タケル、わたくしは夜に備えて身体を綺麗にしておきますね」
「そうだな……」
そうか、寝てしまうだけかと思ったが、飲み過ぎないようにしないといけないか。
「国父様、アタシはもう懐妊してますから、今日はリア様と後はルイーズ様と」
「うん……」
それを聞いていたのか、ルイーズも無言で風呂から上がると洗い場に向かった。
近くで湯船を泳いでいたララちゃんが、こっちにやってきて興味深そうに目を輝かせて覗きこんでくる。
「ねえ、夜伽するの夜伽?」
「しないよ!」
少なくとも子供の前ではしない。
俺がそう言っていると、後ろからリアがピッタリとくっついてきて俺の耳元で囁いてくる。
「あら、本当にしないんですか」
「……後でな」
この声のトーン、リアはまたからかってくるつもりか。
攻められると意外に弱いくせに。
いっそのこと、この場でリアを襲ってやろうかと思ったが。
さすがに子供や他人のいる前では恥ずかしいので止めておいた。
「ほら、ララちゃん滝のところに言って遊ぼうぜ」
「うわー、ブクブクする!」
やっぱり子供だ。
お湯の滝のところに抱きかかえて連れて行ってやったら、すぐに遊びはじめた。
滝といっても一本ではなく。
たくさんお湯が降り注ぐところもあれば、チョロチョロとお湯が降り注ぐ場所もある。
疲れた肩に当てると、降り注ぐ湯でコリほぐされる感じがして良い心地だ。
「こういうの、打たせ湯っていうんだぞ」
「なんか痛気持ちよくて、楽しい!」
初めて見るお湯の滝で、はしゃぐララちゃんが微笑ましかった。
子供はこうして無邪気に遊んでいればいい。リアの悪影響を受けないようにしておかないといけない。
俺も少し滝に打たれて頭を冷やさないといけないと思うのだが。
それでも、お湯が流れてくる滝は、むしろ温かくて気持ちがいいのだった。
いいな、打たせ湯。
子供の遊び道具にもなるし、シレジエ王宮のお風呂にも今度作ってみるといいかな。
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