第58話「光の剣・闇の剣」

 夕日の差しこむ、王城の大広間。

 シレジエ王国の命運をかけた、俺とフリード皇子の決闘が始まった。


 この大広間の広さなら、オラクルちゃんと合体して飛行形態で戦えないかなとチラッと見たら、普通に声援を送られた。


「タケル、理力フォースの力を信じるのじゃ」


 分かった老師、ってウルサイよ!

 プカプカ浮かびやがって、お前はどこの隠居したジェダイ・マスターだ。


 まあ、勇者同士の決闘に、オラクルちゃんブースター装着は反則になるだろうな。


 貫くような青と金のヘテロクロミアの視線で、俺をじっと睨む。

 生まれつきの支配者、金獅子皇フリード、圧倒的なその存在感。


「正々堂々と勇者同士の決闘だ、来ないなら余から行くぞ!」

「おっと!」


 ブンッと、光の剣で斬りかかってきたのを、ブンッと斬り返す。

 まずは様子見とも思ったが、速い!


 相手の初動を追うような余裕はない、とにかく敵の斬撃をそのまま受けて弾く。

 バチッと火花を散らして、光の剣がぶつかり合う。


 オラクルちゃんではないが、スター・ウォーズの名シーンとよく似た雰囲気だ。


 光の剣の重さは、ほとんどゼロだ。

 その威力とスピードは、純粋に意志の力と体捌きだけで決まる。


 フリードの剣さばきは、さすがに皇子の風格がある堂々としたものだが、光の剣の本質がまだ分かってないと見える。

 光の剣での実戦経験では、こちらがはるかに上なのだ。


「言うほどには、できるようだなタケル」

「フリード皇子も、なかなかだ」


 右になぎ払い、左になぎ払い、さらにスピードを上げて剣を打ち続ける。

 輝ける剣が弾け合う、剣戟の応酬。


 一手間違えれば命はない戦いなのに、だからこそか、だんだん楽しくなってきた。

 剣を振るう度、互角の力をぶつけ合う喜びに、心が震える。


 フリードがニヤッと笑った。

 俺も、多分笑っていたと思う、そこでフリードの剣圧が膨れ上がった。


「そろそろ本気を出すぞ、ゲルマニクス流剣術 烈皇剣!」

「くおっ!」


 フリードは、光の剣を振りかぶると、全力で打ち込んできた。

 ここまで思い切った攻撃を仕掛けてくるとは。


 フリードの全身からほとばしる気迫を、そのまま力にした強烈な斬撃。

 受ける腕がビリビリと痺れる、持ちこたえるのに必死、これが皇帝の剣か。


「ウラ! ウラ! ウラ! ウラ!」


 何度か、空気が裂けるほどの早く激しい打ち込み。たなびく残光が曳光を残し、フリードの残像すら見える。

 俺は、フリードの大振りにじっと耐えながら、隙ができるのをひたすら待って。


 その大きなモーションに空いた一瞬の間隙を、鋭く穿く。


「牙突・零式!」


 牙突というか、ほんとは平突きだけどね!

 間合いゼロで、刃を横にして、水平に鋭い突きを打ち込む技だ。


 大振りで体勢の崩れたフリードは、それでも体捌きだけで俺の突きをかわそうとする、かわせるだけの実力はある。

 初見の技に、見事な戦闘センスといえるが、その動きはすでに予想している。


 この平突きは、横に逃げようとしても、横薙ぎに変化するんだよ。


 光の剣がチンッと音を立てて、オリハルコンの肩当に弾かれた。

 さすが世界最強の金属オリハルコン、光の剣を持ってしても、かする程度ではダメージすらないか。


「利かぬっ」

「チッ!」


 踏み込みも浅かった、次に同じ展開になれば、もっと深く突き抜けてやるが。

 同じ攻撃を許す敵ではないか。


「面白い技だな、シレジエの勇者。そちらが突き技なら、こちらも我がゲルマニクス流の真髄を見せてやろう」


 一度下がり、呼吸を整えたフリード。

 今度はフェンシングの型のような姿勢を取って、フリードも走りこみながら突きかかってくる。


「ゲルマニクス流、三段突き!」


 ガッガッガッと、巧みな突き技を見せるフリード。

 この世界にも三段突きがあったか、だが突き勝負なら、俺だって練習しまくっているんだぞ。


直心影流じきしんかげりゅう奥義 四相発破!」


 片手剣なので、突きが四回しか繰り出せないが、その分正確に打ち当てられる。

 まるで牽制するジャブの応酬だが、フリードの三段突きを弾き返して、さらに鋭い突きの意志イメージそのままに、鋭角に突き上げる。


「ぬあっ!」


 肩に一撃を受けて、フリードは光の剣を大きく振って牽制しながら下がる。

 さすがオリハルコンの鎧、光の剣閃ですら砕けないのか。


 だが、鎧を着ている人間は無傷ではいられない。

 余裕の笑みを崩してはいないが、フリードの額からは汗が垂れて、歯を食いしばっている、明らかにダメージが入った。


 俺の剣筋も若いが、奴もまだ実戦不足と見た。

 光の剣での戦いなら、俺のほうが経験が上、これなら勝てると踏んだ。


「どうだフリード、決闘なんて、もう止めておけよ」

「何をバカな、余に一撃当てた程度で、もう勝ち誇っているのか」


 たとえ決闘に勝ったところで、帝国が王国を脅かす強い戦力を有している事実に変わりはない。

 なら打ち砕くべきは、フリードの身体ではなく心のほうだ。


「ならばよし、お前が『もう止めよう』と言うまで、打ち続けるのみ!」

「調子に乗るなよ、木っ端が!」


 俺の強い意志イメージを込めた光の剣は、確かにフリードの光の剣を弾き飛ばしたはずだった。

 それなのに、何だこの、感覚は――。


 まるで、敵の斬撃を受けることを予告するかのように、全身をギリッと軋ませるような幻痛が走る。

 このスローモーション、命の危険を前にして、時間がゆっくりと引き伸ばされていく感覚。


 俺の身体に向かって飛び込んでくるのは、フリードの右手に握られた光の剣ではなく、左手より伸びた、漆黒の剣だった。


 ――フリード なぜ貴様が、魔王の闇の剣を使える!


 そう思考すると同時に、俺の身体は、横薙ぎを受けて弾き飛ばされた。

 地に激しく叩き伏せられる衝撃と共に、時間の感覚が、やがて元に戻る。


「おや、なんだこの魔族ゴミ、つまらぬ者を切ってしまった」


 フリードの非情な声が、俺の身に降りかかる。

 どうやら、弾き飛ばされただけで、俺の身体に異常はない。ミスリルが耐えたかと思ったが違った。


 俺の身代わりになって、身体を大きく切り裂かれて倒れているのは、上級魔術師のカアラだった。

 大きく切り裂かれた身体、傷口が黒く焼かれているせいか、出血もない。


「なんで、カアラが決闘に出てくるんだよ!」


 守られたのに、俺はありがたいとも思えずに、ただ激しい怒りに震えていた。

 俺の視界がぼやける。滲む涙を、慌てて手の甲で振り払い、立ち上がる。


「タケルが、そういう『呪隷契約』にしたんじゃろうが!」


 飛び出てきた、オラクルちゃんの声に俺はハッとする。


 第二条 カアラは、直接的および間接的に、人間に危害を加えてはならない。また、人間への危害を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。ただし、第一条に反する場合は、この限りではない。


 カアラは、契約があるから、俺の『危険を看過できずに』飛び込んで守ったのだ。

 確かに、今の不意打ちは完全に直撃、死んでいたかもしれない。


 なんだ、全部俺のせいか。

 助けて欲しくなかったら、カアラに俺を救うなと命じておけば良かったのだ。


「シレジエの勇者! いらぬ邪魔がはいったが、すぐに決着をつけてやる」

「フリード、なぜ貴様が闇の剣を出せる!」


 フリードは、ものすごく嬉しそうに形の良い唇を歪めた。

 きっと、本当は教えたくてしょうがなかったんだろう、このクソガキが……。


「いいぞ、冥土の土産に教えてやろう」


 そういうと、オリハルコンの篭手を外して、俺に左手を見せる。

 フリードの手の甲に、赤黒い闇の勾玉が埋め込まれていた。


「なんだそれは!」

「ハハハッ、お前は勇者なのに『魔王の核』も知らんのだな」


 フリードは、青と金のヘテロクロミアの瞳で俺を見下し、あざ笑う。


「魔王の核を、自分の手に埋め込んだっていうのか!」

「そうだ、シレジエの勇者タケル。余が、貴様の真似をするだけで喜んでいるだけの男と思ったか」


「勇者が、魔王の力を得るとか、無茶苦茶だろ……」

「世界最強の支配者である余は、勇者の力のみならず、魔王の力までこうして取り込んで見せたのだ!」


 右手に光の剣、左手に闇の剣を携えたフリード金獅子皇。

 確かに、ここまでの反則チートをやられたら勝てん……。


「ハハハッ、この世界に帝王も勇者も二人はいらぬ。邪魔な貴様には、余自らが引導を下してやろう!」


「待つのじゃ、金獅子皇!」

「なんだ、貴様は」


 覇王っぽい大きな肩当とマントを付けたオラクルちゃんが、ふわりと浮かんだままフリードの前に立ちはだかる。


「自己紹介が遅れたようじゃな。ワシは、不死王オラクルじゃ」

「はぁ、バカを言うな。貴様のような魔族の子供が、不死王?」


「姿形に囚われているようでは、まだまだ青い。皇子よ、これを見るが良い」


 オラクルちゃんの両方の手から、燃えたぎる地獄の炎のごとき漆黒の剣が発生した。

 光の剣とは対極の闇の波動が、重圧感となって空気を震わせる。


「なんだと、バカな。不死王オラクルは、勇者レンスに退治されたはずだ!」

「人間の伝承ではそうなっておるようじゃが、このようななりになってもまだ生き残っておってな。勇者同士の決闘なら放っておこうと思ったが、貴様が魔王の核を使って魔族を傷つけたとあってはワシも許してはおけんぞ!」


 悠然と、二対の黒剣を構えたオラクルちゃんは、不敵に笑う。


「むう……」

「クックック……若き皇子よ、ワシが生き延びておったことは知らずとも、不死王の双黒剣ブラッティーツインソードの伝承なら知っておろう。なんなら、古の力エンシェントクラスの斬撃、その身でしかと味わってみるか」


 フリードは古の不死王の重圧に、じわりと後ろに下がった。

 さすがオラクルちゃんだ、こうやって長いマントをたなびかせていると、それなりに威圧感がある。


 威厳を保ちたいなら、その白ツインテールはすぐ止めたほうがいいと思いながら、俺は光の剣を携えて、隣にならんだ。

 もはや決闘とか言ってられない、二体一なら勝てる。


「フッ、興が削がれた……。今日のところは、これぐらいにしておいてやろう」


 フリードは、そんな月並みな捨て台詞を吐くと、その場から即座に撤退した。

 帝国使節団も、立ち去った金色の獅子皇子を追いかけるように、慌てて王城を後にした。


「ふうっ、危ないところじゃった」

「オラクルちゃん、実は凄かったんだな」


 俺が褒めると、オラクルちゃんは呆れるように言う。


「バカモン! こんなのただのハッタリに決まっとるじゃろ。ヒヤヒヤしたわい」


 オラクルちゃんが、古の双黒剣を俺の光の剣に当てると。

 シュッと線香花火みたいに簡単に消えてしまった。


「そうか、でも助かった」

「話よりもカアラの治療が先じゃ。人間の回復魔法では、魔族は治療できんからちょっと厄介じゃぞ」


 闇の剣の斬撃を受けて、身が二つに裂けんばかりの酷い裂傷を負ったカアラは、城の救護室に運ばれた。


     ※※※


「どうだ、オラクル。カアラの容態は」

「良くない、闇の剣は魔族には効きにくいとは言っても、深い傷じゃ。治療に魔力も足らんしのう」


 治療に魔力がいるというので、ありったけの魔宝石をかき集めたのだが。

 それでもなお、死にかけているカアラの傷を塞ぐには足りない。


 俺がベッドに寝ているカアラを見舞うと。


「タケル様、どうか立派な魔王におなりください……」


 カアラは弱々しい手で俺の手を握って、光が消えかかった紫の瞳でそう訴えかけてくる。

 死に際に申し訳ないけど、ならないからね……。


「なあ、オラクル。なんとか助けられないのか?」

「方法はあるにはあるが、ちょっと他の人を下げて、ワシとタケルの二人だけで話をさせてもらえるか?」


 人払いしろというなら、どんだけでもする。

 俺とオラクルちゃんは、救護室のベッドに腰掛けて話をすることにした。


「カアラを助けるには、ワシの魔力を増大させることが必要じゃ。命を助けるレベルの魔力を注ぎ込むのじゃから、魔宝石どころではぜんぜん足りんわい」

「じゃあ、どうすればいいんだ」


 なんか、何となく分かってるけどね。

 こうやって二人になった段階で、覚悟もしている。


「察しの良いタケルは、もう分かってるんじゃろ。申し訳ないが、タケルから生命を吸わせて貰って、カアラに与えることになるのじゃ」


 オラクルちゃんは、鋭く尖った八重歯をむき出しにした。

 そうだよなあ、魔王の片腕の不死王とくれば、ヴァンパイア・ロードだとは分かってたんだよ。


「命の危険はないんだろうな」

「ちょっと吸うだけじゃから、死にはせん。むしろ、スッキリして健康になるんじゃないのかのう」


 血を吸われて、健康になるわけないだろ。


「まあしょうが無い、今回は俺のせいだし。死なない程度に頼むぞ」

「じゃあ、裸になってベッドに寝てくれ」


「なんで裸になる必要がある」

「気分の問題じゃ、ダメなら腰にタオルを巻くぐらいはいいんじゃぞ」


 何の気分だよ。

 仕方がないので、俺は一度脱いで腰にバスタオルを巻いて、ベッドに横たわる。


「もう一度聞くが、ワシに生命を吸われることに、合意するんじゃな?」

「何度も聞くなよ、他にカアラを助ける方法がないなら、さっさとやってくれ」


 あんまり採血とか好きじゃないんだけど。

 そうも言ってられない。


 カアラは魔族で罪人だ。場合によっては、使い潰してもいいとすら思っていた。

 しかし、身を挺してかばってくれた女を見殺しにしては、寝覚めが悪すぎる。


「よし、契約エンゲージメント成立じゃな」

「前から気になってたけど、魔族って、なんかそういう契約に凄くこだわるよな」


 なんでなんだろう、悪魔の三つの願いとか。

 人間を騙すことはあっても、こいつら契約自体はきちんと守る。


「そりゃ、世の中は、契約で出来てると言っても過言ではないんじゃぞ。こうしてワシとタケルが一つのベッドに寝てるのも、結ぶ縁あってのことゆえ」

「そういう哲学的なのはいいから、さっさとしろよ」


 オラクルちゃんは、子供っぽい白ツインテールの紐を解くと、バサッと長い髪を振ってなびかせた。

 爽やかな石鹸の香りがする。あと、ストレートにすると、少しは大人の女の子に見えなくもない。


 俺の胸の上に乗って、赤い瞳を光らせてるオラクルちゃんは、やはり妖艶なる吸血魔族そのものだ。

 その深紅に濡れた瞳は、血に飢えているようにも見えた。


「なんじゃのう、せっかくこうしておるのに雰囲気をださん奴じゃな」

「うっ……」


 あれほどあーだこーだ言っていた割に、俺の首に牙を突き立てるときは一瞬だった。

 首筋の痺れる痛みは一瞬で、スーッと俺の身体から血が抜けていく、意識をしっかり保ってないと気絶しそうだ。


 そのまま気絶してしまってもいいのだろうが、こういう時に何となく抵抗してしまうのは、リアのせいだろう。


「どうじゃタケル、かなり血を吸ったが、意識はまだ保っておるか」

「はぁ……」


 話せない、手足も痺れて持ち上がらない、なんだかちょっと怖い。

 こういう状態になると、毎回ろくなことがないから、悪い予感がする。


「フフフッ、タケルに一つ、謝っておかねばならんことがあるのじゃ」


 なんだよ。俺の瞳を覗きこんだまま、赤い瞳をトロンと潤ませるな、怖いぞ。


「不死王オラクルは、ヴァンパイア・ロードではない。元は、サキュバスじゃった」


 はぁ……サキュバスって、はぁ!?


「夢魔じゃな、男の精気を啜る下級魔族じゃ。もちろん、不死王オラクルは千年前のエンシェント・サキュバスじゃから、古の魔王の妻リリスの末、由緒正しき魔族なのじゃが、それでも精気を吸えることには変わらん」


 お前、マジかよ……。

 つか、冗談は止めろ。このパターン、もうリアがやってるんだよ!


「なんじゃ、ワシをあんな小娘と一緒にするなよ。あやつが、処女をこじらせてるといってもたかだか二十年ぐらいじゃろ。ワシなんか三百年はこじらせておるからな、シミュレーションは完璧じゃぞ、初めてでも痛くないから安心するのじゃ」


 今なら許すから止めろ。


契約エンゲージメントは済んでおるからな。あー止めてあげたくても、タケルから生命を吸うの頼まれちゃったしなー、契約エンゲージメント


 ウルサイよ! 地獄のミサワか、お前は!


「初めてが不安なのはしょうがない、お空の星の数でも数えてれば終わるから、安心して任せるのじゃ」


 それを言うなら、天井のシミの数だろ。


「ワシのシミュレーションだと、初めては野外で致す予定だったのじゃ」


 妄想上級者すぎるだろ……。


「じゃ、そういうわけで、いただきまーすなのじゃ!」


 うああっ、ちょっとマジでオラクルちゃん止めよう、止め、えええええェェ!


 こいつ本当に精気吸いやがったよ、ありえないだろ……うああああああ。


 身動きも取れない俺には、為す術もない。

 天井のシミを数えるのもシャクだったので、窓際を何となく眺めた。


 静かな救護室の空気が震えたせいだろうか。

 窓際に置かれた花瓶から、ヒナゲシの紅い花びらがヒラヒラと一枚舞い落ちたのが見えた。


 はあ、なんて日だ……。

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