幼馴染が俺のことを好き過ぎるヤンデレちゃんなので、もう一生を共にするしかないかも…

増えるたまご

1.毎朝起こしにきます

「はぁ〜」


朝、俺はいつも通りの時間に大体目を覚ます。

うんまぁ。嫌でも起きてしまう。


俺の入っている布団の中で何かモゾモゾと動くものがある。


「おい、何やってんだ。はやくでろ」


呆れながらその動くものに声をかけた。


するといきなり布団がサバっと宙に舞い、中から女の子が出てきた。


「ようちゃんおはよっ!だいすき!」


そう言って抱きついてきたのは俺の幼馴染、工藤 艶(くどう えん)家が隣同士で毎朝こうやって俺の部屋へ忍びこんでくるのだ。

てかこれは起こしにきてるっていうのか?

それはそうと艶は俺のことが好き過ぎる女の子だ。

え?なんでわかるかって?

俺はよくあるラノベの主人公みたいに鈍感じゃないんでね。それに毎日好き好き言われてるからなぁ。


そして彼女が言ったようちゃんとはもちろん俺のこと。

名前が西谷 陽太(にしや ようた)なので、艶からはあだ名でようちゃんと言われてる。

まぁ最初は恥ずかしかったがずっと言われてると慣れるもんだよな。


「えへへ…」


艶はさっきから俺の上で足をパタパタさせながら俺の顔を見ている。


毎朝やられているが、やっぱり恥ずかしいし多少はドキドキする。

そりゃまぁ思春期の男の子ですもん。

それに艶は超がつくほどの美少女。おまけに胸も中々。それがさっきから俺にあたってるんだ!こうふn…


「艶、そろそろ準備しないと学校遅れちゃうよ」


「このまま一生動かないでここにいよ」と艶は首を傾げて言った。


「冗談言ってないで、さぁどいて」

そう言いながら艶をどかしてベッドからでた。


艶は「冗談じゃないのに」と頬を膨らませていた。


まぁ俺が一生家からでないで一緒にいようと言ったら本当にそうするだろうけど。


階段で一階へ降り、朝ごはんの準備をした。


毎朝来る艶の分も俺が作っている。

艶は料理が壊滅的に下手だ。

以前俺が起きる前に朝食を作ってくれたのだが、何を入れたらこんな味になるのかわからないほどすごい味がした。

洗濯や掃除そういったことはできるのだがな。


「そういや絵里さんはもう仕事行ったのか?」


するといきなり艶が持っていたパソコンのマウスを手から落とした。(いやなんでキッチンでパソコンのマウスもってんの?)


「ねぇ。ようちゃん……他の女ことなんか考えないでよ!!気にしないでよ!!!浮気しないでッ!!!」


いやまず絵里さんは俺の母親なんですけど!!


絵里さんは俺が幼い頃から朝はやくから働きに出るのであまり顔を合わせることがなく、母さんやママではなく絵里さんと呼んでいる。

艶も絵里さんが俺の母親なのは知っているんだがな…俺ら付き合ってないし浮気もなにもないと思うんだが。


どうしよ…
























〈後書き〉


どうもたまごです。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

この作品は「続きが読みたい!」という方がいましたら連載しようかなと思っています。


それではまた( ̄^ ̄)ゞ

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幼馴染が俺のことを好き過ぎるヤンデレちゃんなので、もう一生を共にするしかないかも… 増えるたまご @mama4523

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