第2話「何度でも何度でも私が必ず」
私は三人が来る前に真犯人を見つける為の準備をしていた。「すいません川口さん500mの水の入ったペットボトルってありますか?」「うんあるよ持って来るからちょっと待ってて」
そして一分後に川口さんが戻って来てペットボトルを受け取った私は「ありがとうございます」「うんけどこれを何に使うの?」「それは三人の容疑者と一緒の時に説明しますのでその前に準備しなきゃな」
私は推理を証明するための準備をした。十分後事情聴取を受けた三人が佐藤さんに連れ出されて来た。「光ちゃん連れてきたよ」「ありがとうございます」「またアンタ?私達に構っている暇はなかったんじゃないの?」「仕方ないですよ周を助けるために皆さんには私の推理を聞いて頂かないと」
「推理?まさか俺達の中に下川さんを殺した犯人が居るとでも?」「はい」私が返事をすると三人の顔が色が変わった「なら聞かせてもらおうか君の推理を」「はいまず結論から言うと下川龍さんを殺した犯人は松田さん貴方です。」
「「「!?」」」「犯人?俺がどうして下川さんを俺が殺さないといけないんだ?」「今から松田さんがとんな風に下川さんを殺したのか動機を含めて説明します私が話を聞きに聞きに行った時貴方は下川さんが最近風邪を引いていると言いましたね」
「それが何だと言うのだ?」「貴方はそれを利用したんです」「どんな風に?」「下川さんは風邪を引いた時には貴方にのど飴を用意させてたのではないですか?」「!?」「確かにいつも龍は松田君にのど飴を用意させていたけどそれが何だと言うの?」
「松田さん貴方はそののど飴にトリカブトの毒を入れたんです言われてトリカブトに含まれるアコニチン六m以上の量をを入れてそうでもいなければ即死することはありません」「ちょっと待ってください下川君を殺したのは私です、私が殺しました」「智子……」
松田さんは中井さんを呼ぶ「光ちゃん本当なの?」佐藤さんにに聞かれて「いえ違います中井さんは犯人ではありません、」「違います私が本当に殺したんです、だから私を……」「あの少し黙って貰って良いですか邪魔です」「……」
「推理の続きですが松田さんはトリカブト入りののど飴を舐めさせた後にこれを使って証拠を消そうとしたんです」私は見知らぬ人から貰って準備したおかん器とのど飴の包みを取り出した。「それは松田君が龍の缶コーヒーを温める為に使っていたのと同じだわ」
「はい島村さんの言う通りです松田さんは包みを入れて溶かしたんです」「溶かした?そんなことどうやってするんだ?それは缶コーヒーを温める為に使っていただけでのど飴の包みなんて入れた覚えはない」「それが出来るんです」「何だって俺が魔法を使って溶かしたとでも言うのか?」
「魔法ではありません、科学的な方式を使えば包みを溶かすことは可能です今からこのおかん器に包みを入れるのでよく見ててください、」私は飴の包みをおかん器の中に入れたするとみるみる小さくなっていって消えた。「消えたえっ何で?光ちゃんどうなってるの?」
川口さんが私に不思議そうな目で私に聞く「今から説明します、どうして溶けたのかと言うとその秘密はこの飴の包みにあったんです」「秘密?」「はいこの包みは低密度ポリエチレンが使用されてる包みなんです」「あのその何とかポリエチレンって」
川口さんに聞かれた私は「低密度ポリエチレンです私が口で説明しても分からないと思うので自分のスマホでグッグってください」「はい」黙る川口さんにを見てから
「その低密度ポリエチレンの耐えられる温度が七十度~九十度でおかん器の耐熱温度が九八度なので包みを入れれば溶けるって訳です松田さんはそれを知っていてあえてそうしたのです、」
「証拠は俺がそのが下川さんを殺しておかん器で包みを溶かしたと言う証拠は?」「もちろんありますよ」「えっ」私は透明の袋に入ったグラスのコップとゴミ箱に捨てられていたおかん器の袋を出した。「どうしてそれを……」
「どうして?それは貴方を油断させて証拠を手に入れるためです松田さん貴方は私と佐藤さんが二人で来るとき話を聞いてましたね」「何の話だ」「とぼけても無駄です私は予知能力者です佐藤さんと個室に居る時貴方が来ることは予知で数分が前から分かっていました」
「予知が見えた私は貴方を油断させるために佐藤さんには人芝居してもらいました」「光ちゃんからメモを渡されてそこには周君が重要参考人として警察署に連行したと言って下さい」と書いてあっただから演技をしろそうゆう事だと思った」「周」私が呼ぶと周は山田刑事と一緒に姿を現した。
「最初はどうなるかと思ったけど上手くいって良かったね光」「うん山田刑事もありがとうございます」「いいえちなみに証拠を見つけたのは俺と周君だから」「山田君に鑑識に回すように頼んで調べた結果コップには誰か分からない唾液が検出されました、何で貴方の唾液と一致すれば証拠になります」
「おかん器にも指紋とトリカブトの毒が検出されましたもし貴方が犯人ではないと言うのなら唾液と指紋を提出先してください」佐藤さんと山田さんが答えた。「松田さんこれでも罪を認めないんですか?」「参ったな~上手くいくと思ったんだけどな」「それは自白ですか?」私は聞く
「ああ手口は君の推理通りだよ俺が下川さんを殺しました」「松田君どうしてよ!どうして私から龍を奪ったのよ!」そういうと中井さんは島村さんの頬を思い切り叩いた。「!?何するの?」「アンタはそれ本気で言ってる?今まで散々松田君を二人で苦しめておいて何も悪くないなんて言わせない!」
「智子……」「ごめんね松田君私、松田君が二人から酷い扱いを受けていたのに助けたかったのに自分も同じ目に遭うんじゃないかと怖くて助けてあげられなかった本当にごめんなさい」「智子智子は何も悪くないだから謝るな」
「松田君ごめんなさいふぇっごめんなさい」
「泣くな智子、俺の人生は散々だったいつも下川龍の言いなりで何度も死にたいと思い崩壊寸前だったけどお前との時間はそんな俺の心を癒し照らしてくれたありがとう智子」
「松田君私は松田君のことがずっと……」「智子それ以上は何も言うな俺は人の道を外したもう今までと同じように生きることは出来ない俺は一人静かに残りの人生を過ごすお前は何があっても俺のようにはなるな必ず幸せになれ」
「松田君……嫌行かないでもう会えないみたいな言い方しないでよまた会えるでしょ?」中井さんは聞くけど松田さんは何も言わずに微笑んだ。「刑事さん行きましょう」「松田祐介殺人罪で緊急逮捕する」佐藤さんは松田さんに手錠をかける。
「君の名前は?」松田さんは私に聞く。「見守光です」「見守光、完璧だと思っていたトリックを見破られた相手だちゃんと覚えておく」「それはどうも」松田さんに言うと佐藤さんは「山田君連行して」「はい行きましょう」
松田さんは山田刑事に連行されていった。
その数分後店内の中で私は見知らぬ女性を探していた。「あれ?もしかして帰ったかな?お礼を言いたかったんだけどな」後ろから「光、もしかして私を探してる?」「!!びっくりしたいつの間に」「ごめんね驚かすつもりはなかったけど」「居るなら声掛ければいいのでは?」
「光が私を必死に探してるみたいだったからしばらく見ていたいなって思って」「悪趣味ですね」「ごめんねそんな怒んないでよ、そうだあのおかん器とのど飴を使って無事事件解決出来たみたいだね。」「ありがとうございます、貴女のお陰で無事弟を守れました」
「へぇー弟君を守るために事件を解決したってこと?」「はいあのままだったら弟が犯人にされていたかもしれないので」「羨ましいなその弟君がでも」私は見知らぬ女性に抱き締められる「えっちょっと」「光、また会えて嬉しかったよ」そう言った見知らぬ女性は私から離れて微笑んだ
≪私もしかしてこの女性にあったことあるのかな?≫そう思った私は「あのどこかで私と会ったことありますか?」見知らぬ女性は一瞬驚き、そして悲しそうに微笑んだ後に「今は分からなくてもいずれ分かる時が来るまた会える日を楽しみにしてる」
そう言った後に「お待たせ光」「周全然大丈夫あっあの名前は……」聞いてもいいですか?と聞こうと振り返った時にはもう見知らぬ女性は居なくて「あれ?さっきまで居たのにどこへ行ったのだろう?」「女性の人なら俺が来たと同時に店を出て行ったよ」
「そうなんだ最後まで謎な女性だったな」「光の知り合い?」「今日初めて会ったけど今日の事件解決出来たのあの女性のお陰だから」「でもなんだろうあの女性の方他の人とは違う気がする」「他の人とは違う?」「うん上手く言えないけど本当の自分を隠しているように思えた。」
「周の考え過ぎだよ」「うんそうだね」次の日私は私のマネージャーの板野翼君と妹で周マネージャーの板野めぐみが迎えに来て車に乗ってテレビ局まで向かった。衣装に着替えて現場に入ったに入る時「見守光さん見守周さんが入ります」とADの声が聞こえてきて
私達はそのまま席に用意された案内される。
「何か久しぶりだね」「うん」返事したあと私は十分後の未来が見えて周が昨日会った謎の女性に頭を銃で撃ち抜かれてる光景だった。「えっどゆうこと?」
私の隣に座っている周が「光どうしたの?」≪周の未来が私が起きている時に予知が見えたってことは周は本当に頭を撃ち抜かれて死ぬってこと?≫「ちょっと光大丈夫?何を考え込んでるの?」周が目に入った瞬間私は周の手取り「周ここは危険だから今すぐに離れるよ」
「えっ光ここが危険って一体どうしたの?」「それはあとで説明するから今は私と一緒に来て、ね?」
「分かったから一回落ち着いて」「早くここから離れよう」私は周の腕を掴み手を引きながら歩いた。
数秒後銃声のような音が聞こえてきてスタッフが悲鳴をあげて見たら周りのスタッフ全員が真っ赤な血を流していた。「!!まさか本当に来たの?」「来た?一体何を言ってるの?」私の後ろに隠れている周が私に聞く。答えれるはずかない
だつて今私の目の前に現れたのは私を地獄に突き落とすに微笑むデビルのように見えた。
「貴女は昨日の」「光、私のことを覚えてくれたんだ嬉しいな」「また会えるってこうゆうこと?一体何が目的でスタッフさん達を殺したの?」「光、私はもう一度光会いに来た、そして弟君私は君をずっと殺したかった」
その言葉を聞いた瞬間周は私の握る手の力が強くなったのが分かった。「冗談やめてよ他の人とはともかく何で周がアンタなんかに殺されなきゃならないわけ?」めぐみと翼君が私達の前に立って「おい何なんだよアンタらいきなり入ってきて人殺すなんて正気か?」と言うと翼君にめぐみは「!?翼君あの女と男指名手配されてる殺人鬼だよ確か名前は……」「関係ない人間は黙っててくれる?黒岩」
「はいお嬢」黒岩と呼ばれた男は翼君とめぐみに片手をかざすと二人の首は一瞬で吹っ飛びそのまま倒れた。「「!?」」「翼君!」「めぐみさん!」私と周が二人の名前を呼ぶと「これでやっと静かになった」そう言い笑う女に私は「笑うな!何が楽しい?周を殺すなんてそんなの私が許さない」
そして私は振り返って周を見ると「周大丈夫だよ何度でも何度でも私が必ず守ってあげる」「何それ?姉弟愛っての?私にはよく分からないけどどうしても私から弟君を守りたいなら光私を殺して」私は人を命を簡単に奪える殺人鬼から周を守りきれるだろうか?
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