第1話「運命の歯車が動き出す」
19時に私は前周が働いていたカフェに行った。「いらっしゃいませ、光本当に来たんだね」「うん久しぶりの周のエプロン姿良いよ」「何言ってるの?それではお席にご案内します」
私は周に案内された席に座り「ご注文ははお決まりでしょうか?」「はいフルーツミックスパンケーキとアイスミルクティー下さい。」
「はい注文を繰りかえさせて頂きますフルーツミックスパンケーキがお一つアイスミルクティーがお一つでよろしかったでしょうか?」
「はいよろしいです」私がそう答えると周は私を見て微笑んで「かしこまりました少々お待ちください」一礼をして周は厨房に向かう。
数分が経ち「お待たせいたしました。ミックスフルーツパンケーキとアイスミルクティーでございます」周は私の座るテーブルに置く「ありがとう」私が言うと周は「失礼します」と言い私の元を去った。
「さぁパンケーキ食べよう」私はナイフとフォークを手に持ってパンケーキを食べようとすると「しつこいんだよ!たかが店員のくせに客に説教か?」
大声で店員に怒鳴る男性の姿にを目にした私は「何なの一体せっかくパンケーキ食べようとしてるのに気分台無しだよ、ん?あの店員って周?何で周が怒鳴れなきゃならないのよ!」
私はナイフとフォークをテーブルに置いて周の元に行く。近くまで行くと周は男性のお客に「ですから当店での飲食の持ち込みまたは飲食は禁止とさせて頂いています、ですのでバックにしまって頂けないでしょうか?他のお客様も同じようにしていただいていますので」
周は男性客のテーブルに置いてある缶コーヒーを手のひらで指しながら言うすると「それが何だって言うんだ?他の奴がどうしてるかなんて俺には関係ない」
「ですがルールはルールですのでこのカフェにご来店頂いた際には他のお客様と同じようにこのカフェのルールを守って頂かないと」
「アンタ、アルバイトだろう?たかがアルバイトが客である俺に楯突くのか」「いえそのようなつもりはございませんがルールはルールですので」
「あ~マジで黙れお前の意見なんて聞いてないんだよ!」そう言い周に殴り掛かろうとすると私は周の元に駆け寄り私は男性客の拳を受け止めた。「光」「何なんだよ、お前離せよ」
「ふざけんな!私の弟に散々文句言って何の罪もない周に殴り掛かろうとするなんて黙って聞いてればくだらないしアンタは態度が大きいだけで他の客と何も変わらないアンタは特別なんかじゃないこんな簡単なルールを守れないなんて小学生以下でしょ?」
私は男性客の掴んだ拳を離し周を見ると「周帰るよ」「光」「早く荷物持ってきて」「分かったからこれ以上騒ぎを大きくしないでよ」「分かった」
そう言うと男性客は「おいちょっと待ってお前ら俺にこんなことしておいてただで済むと……う!?」男性客は何かを言おうとして突然苦しみ出した、そしてそのまま床に倒れて動かなくなった「「!?」」「えっお客様お客様しっかりしてください」
周は男性客に駆け寄り声を掛ける。手を口の近くまで持ってきて「息していない119番に電話しないと」周は立ち上がって厨房の方に向かおうとする私は「周その必要はない」
振り返って私を見た周は「ちょっと光その必要がないなんてどうゆうこと?」「電話するなら119番ではなく110番に電話して」「何で110番なの?、!!まさかそのお客様はもう……」「うん亡くなってるさっき突然苦しんでそのまま倒れたでしょ?この男性客は毒で亡くなったんだ」
「分かった110番に電話する」「電話するなら佐藤さんに電話して」「うん」周はそのまま立ち去った。「亡くなっているって一体どうゆうこと?龍はもう助からないってこと?」女の人が泣きながら聞いていた。「はい、あの苦しみ方は恐らく猛毒を口にして即死したのでしょう」
「そんなじゃ龍は誰かに殺されたと言いたいの?」「殺人事件か自殺かは調べてみないなんとも言えません知り合いの刑事に電話していますのでそのままお待ちください」五分後周は女性の店長と来た
「光、佐藤さんに電話してすぐ来てくれるって」「何分で着くの?」「十分ぐらいって言ってたけど」「そう分かった、志島さんお久しぶりです」
「光ちゃん久しぶり元気にしてた?」「はい」十分後佐藤さんは他の刑事さん達と一緒に来た、「光ちゃん、周君久しぶり」「佐藤さん来てくれてありがとうございます」「いいえ困った時はいつでも呼んでって言ったじゃん、で?これが被害者方」床に倒れている男性客を見て言うその後「この店の店長は?」
「私です店長の志島直子です。周君この店の店員だったので昔からの知り合いなんです」「そうだったんですかあの店長に聞きたいんですけど被害者が亡くなってからこの店を出た人はいませんか?」「いえ誰も出てないと思います」
「そうですかありがとうございます。二人にも被害者が亡くなった時の状況を聞きたいだけど大丈夫?」「はい大丈夫です。」私が答えた後「俺も大丈夫です、何か出来ることがあるなら言ってください何でも協力します」
「そうゆう訳なんで志島さん個室を二箇所貸して頂けませんか?」「はいあるので使ってください」「ありがとうございます。」店長に案内されて私と周は別の部屋で事情聴取を受けた。
「早速だけど聞かせてもらえない?」私は佐藤さんに聞かれて今まで見た事を被害者ととのやり取りを全て話した。そして終わって私は佐藤さんに「あの佐藤さん一つ気になったことを言っても良いですか?」「うんいいよ」
「これは自殺でも事故でもないと私は思うんです」「えっじゃあ光ちゃんは殺人事件だと言いたい訳?」「はいまだ証拠も無ければ動機も不明なんですけど恐らく犯人はあの三人の中にいます」「あの三人って被害者のと同じ席にに座っていた三人?」
「はいあのあの三人と被害者の身元って分かったんですか?」「えっうん被害者は下川龍二十七歳職業弁護士もう一人の男性が松田祐介二十七歳職業医者、後の女性二人が中井智子二十七歳職業医者、島村音二十七歳職業歌手」「あの被害者の死因って」
「鑑識に確認してくるから光ちゃんはここにいて」「はい」数分が経って佐藤さんが戻ってきた。「光ちゃんの言った通りだった。」
「毒殺ですか?」「口を調べたらトリカブトの毒だった」「トリカブトって量が多いと即死する超危険な毒物じゃないですか」
「しかしもしこれが殺人事件で下川さんが殺されたとしたらその殺害方法が分からないし証拠も一切残していない」「そんなことってあるんですか?殺害されたかも知れないのに何も見つからないって」「光ちゃん落ち着いて私の話を聞いて」
「はい何ですか?」「周君を重要参考人として警察署にに連れていった」「えっ何て周が警察署に連れていった?どうして!佐藤さんは周が犯人だと思ってるんですか?初対面の人間を殺すほど周は腐った人間に見えますか?」
「光ちゃん落ち着いて」「落ち着いて?どの口が言ってるんですか?私の許可なく勝手に周を署に連れていって! もし周が無実の罪で逮捕されたら私は佐藤さんを絶対に許しません。」「光ちゃん私はただ……」「黙ってください言い訳なんて聞きたくありません」
「……」「周の無実は私が必ず晴らします」私は個室を出た。そして被害者と一緒に居た三人に話を聞いた。「えっ下川さんの変わった様子?」松田さんが私に聞く。「はい朝何かいつも変わっていたとかないですか?」
「いや特にないと思うけどあっそういえば下川さんが最近は風邪引いたとか言ってたな」「風邪ですか」私が考え込んでいると、「アンタさっき龍に大口叩いていた女じゃない」
「どちらかと言えば私よりも下川って人が態度が大きくマナーがなってないでしょ?あんな簡単なルールも守れないのですから」「アンタね!……」「ちょっと黙ってもらって良いですか?貴女に構っている暇ないんです。あの中井さんは何か思い当たることはありませんか?」
「いえ何も」「そうですかありがとうございます」私はその場を立ち去った。後ろから「ちょっと待てなさいよまだ私の話は終わってない」私は振り返って「私は貴女に興味はない今やるべきことは周を救うことだけ」私はその場を離れた。
「にしてもどうするかな~この事件のトリックが解けないと犯人を見つけることなんて出来ないし」悩んでいたら後ろから「そんな険しい顔してどうしたの?」見知らぬ女性にこれを掛けられた。「あの貴女どなたですか?」「そんな警戒しないでよ私はただ光と話したいだけだから」
「私のこと知ってるんですね」「もちろん知ってるよアクション女優の見守光でしょ?」何だこの馴れ馴れしい人だなと私がそう考えてると「ねぇ飴食べる?マヌカハニー喉に良いから」そう言い飴を私に差し出す。
「いえ要りません」「そう言わずにはいどうぞ」女性ら私に飴を手渡す「用がないなら行きます飴ありがとうございました」私が立ち去ろうとすると「あっちょっと待って最後に質問していい」
「どうぞ」「あの時弟君が被害者の男性に絡まれていた時にあの男性に怒っていたぽいけど何かあったの?」「あ~被害者の男性客がこの店飲食持ち込み禁止なのに守らず缶コーヒーを堂々と持ち込んできてそれを周が注意したら逆ギレして罪のない周を殴ろうとしたから」
「それでは光はあの男性に怒っていたんだね」「怒って当たり前です」「確かその男性客携帯おかん器使って缶コーヒー温めていたような」「携帯おかん器?!!」私は女性から貰った飴を見て「そうかそうゆうことか」
「何か分かったみたいだね」「はいこの事件のトリックの謎を全て見破った」「あそれならこれを光にあげるよ」「これって……」「推理に役立ててよ、それで弟君を助けてあげて」私は受け取り「ありがとうございます」女性にお礼を言って
「お礼を言うのはまだ早いよお礼を言うなら犯人を見つけてからにして事件解決するまではここにいるから」「はい」返事をした後に私は佐藤さんの居る方に向かった。「佐藤さん」「光ちゃん」「今から私が周が犯人ではないことを証明しますのであの三人を集めてもらえませんか?」
「うん分かった、」佐藤さんが行った後に、≪私の愛する周、待っていて必ず私が守ってあげる≫
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます