第32話 ヘンリーとリサの会話
「リサ、ケンが開発した地球を貫く無線機と鉱物の探査機の設計図を持っているかい」
「はい、持っています、ヘンリー」
「その技術を使ってCTスキャンを改良出来ないかな・・・と思ってね、どうだい何か良い案は無いかい」
「申し訳ありません、ヘンリー。
私には記憶能力は有りますが、発想能力はありませんので発明は出来ません」
「雄一にいさんはリサには発想能力が既にある・・・と言っていたじゃないか、やってごらん」
「・・・はい」
「僕は医療機器を全てリサ、君に制御できる様にしたいんだ、まずは医療ロボットの変わりを君にやってもらいたい・・・と思う」
「はい、それは可能です、通信機器を設置して医療ロボットのプログラムを私に転送すれば出来ます」
「良し、ルイに手伝って貰おう」
「はい、お願いします」
「僕は今、この宇宙船にいろいろな機器を設置した時の事を思い出していたよ」
医学部インターンであるヘンリーの要請で医務室が設けられそこには現代の最先端の医学機器が設置されていた。
その中にはMRI、CTスキャン、質量分析計、DNAシーケンサー(DNA解析機)や医療支援ロボットまであった。
因みに医療支援ロボットは約3億円であるがケンもジェニーも反対も制約もせず逆にそれだけで足りるのかと問い正した。
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