アウラー ※25章のネタバレ有り

■アウラーとは

 生物はその体を心霊的なエネルギー場で覆われている。

 それをアウラーと称する。

 このアウラーは外部からの干渉を阻止する力がある。

 霊の憑依魔術的な肉体乗っ取りは、このアウラーを突破する必要がある。


 死霊術はアウラーを突破する必要が無いので、比較的容易に術を掛けることが出来る。

 

■亜人のアウラー

 古代人にとっての亜人は未完成品。

 いつでも修正出来るように、アウラーにバックドアを仕込んである。

 クレシダの放送で亜人が強く影響されたのはこのため。

 

 ただし亜人のアウラーは変化する。

 その質は徐々に人に近づくが完全に一致はしない。


■変異して干渉出来なくなったときの対処法

 アウラーを弱めればいい。

 弱めるにはどうするか。

 自我を弱めればいい。

 そうすればどんな亜人でも耐えられない。


■放送によるトリック

 自己の認識を弱めるには、放送を見せて感情を揺さぶればいい。

 周囲に釣られて巻き起こる感情は自我ではなく共感によって起こされる。

 それは自我が弱まっているため。


■自我とアウラーの関係性

 自我を強く持っているときは、アウラーが強く放たれる。

 暗示や催眠に掛かりにくい。


 他人と一対一で話すなら、無意識でも自我は持ち得る。

 話す側がひとりで、聞き手が大勢だと自然と自我の認識が緩くなる。

 だからこそ人は集団になると容易に感情に流されてしまう。


■亜人に見られる傾向

 自分の決めた役割に対する拘こだわりが強い。

 作られた故になにかが足りない。

 それを無意識に補うためだろうかと古代人は記していた。

 役割を持ちたがる亜人は、人間に比べて圧倒的に多い。

 無理に役割を与えずに放置すると100人中90人が発狂した。

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