術者の分類

魔法使いは力を引き出す領域によって分類される。


■純魔法使い

 一つの領域を得意とする魔法使いで、複合タイプなどよりはるかに強い力を使える。

 ただしそれ以外の領域は不得手で力が劣る。

 ・魔術師

  自然界の力を得意とする。

  元素系の呪文を得意としている。


 ・幻術師

  自然界の力を得意とする。

  幻惑と癒やしの力を得意とする。


 ・錬金術師

  物質を操作して道具を作ることを得意とする。

  呪文を物質に封じ込めることも得意とする。


 ・神官

  霊界の魔法使いで、神などの霊的存在から力を引き出すことを得意としている。

  一神教が世界を席巻しているため、ほぼ絶滅した存在。

  この世界での聖職者は後述するが、幻術師と神官と治癒術士の複合魔法使い。

 

 ・祈祷師

  生命に関する呪文を得意としている。

  植物、動物、自然、天候に属する。

  エルフはこの分類になる。


 ・回復師

  霊界の魔法使いで、霊界からの力を引き出しての自分治療を得意としている。

  他者の治療も可能だが、それは他者の傷害を自身と入れ替える。

  そうして、自己治療する。

  ただし、病気の治療はできない。

  一神教が世界を席巻しているため、ほぼ絶滅した存在。


 ・念術師

  念界の力を引き出す。

  自己強化、相手の弱体化などを得意としている。


 ・治癒術師

  癒やしの呪文を得意としている。

  失った四肢を取り戻せたりはしない。

  生物の自然治癒力を強化するものでり

  傷痕などは当然残る

  四肢の再生能力がある生物ならば、四肢の再生は可能。


  また、疫病の検知については

  体が異常の反応を示していないと検知できない。

  異常の検知については本人の魔力に準拠する。


  病気が深刻な状態で治せないのは

  自然治癒が追い付かないほど臓器が破壊されている為である。

  癌などは治せない。

  切除できれば、治癒魔法で治癒は出来る。

  

■複合魔法使い

 複数の領域を合わせた魔法を使う職業。


 ・妖術師

  自然界と霊界から力を引き出す。

  破壊の呪文を得意としている。


 ・占星術師

  霊界と念界の力を引き出す職業。

  探索、霊的交感、占いも得意とする。


 ・死霊術士

  錬金術師から派生した職業。

  自然界と念界から力を引き出す。

  幻惑やアンデッドを使役することが得意。

  ただし、術者の意のままに動かすのではなく、原始的な欲求を刺激することで動かす。

  AI-Auto操作のようなもの。


 ・僧侶

  使徒教会で生み出された職業

  三つの領域から力を引き出す。

  幻術師と神官と治癒術士のハイブリッド。

  最近は治癒術師としての力が重視されている。

  オフェリーは本職の治癒術師と同等の力を持っているが、代わりに幻術師と神官としての能力はほぼゼロ。


 ・賢者(万術師)

  本作ではイタい人の称号。

  三つの領域から力を引き出す、オールラウンダー。

  魔力の変換効率が悪いので、器用貧乏の生きた見本で閉鎖的な村では尊重されるが、分業化が進んだ冒険者では要らない子扱いされる。

  旧来では万術師と呼ばれていたが、使徒が賢者とよんでから呼称が定着。

  使徒もこの分類になる。

  憧れる人も多いが、全て挫折している。


■準魔法使い

 道具を駆使してしか魔法を使えない。


 ・吟遊詩人

  楽器を用いて、念界の力を引き出す。


 ・レンジャー

  自然にあるものを用いて、自然界の力を引き出す。

  相棒の動物を経由して使うものいる。


 ・修道僧

  いわゆるモンク、格闘家。

  ただしこの世界には伝わっていない。

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