第3話

「ねー2人はどんな願い事をしたの?」


御神籤を引こうとしたときに、綾が尋ねた。


「俺は、今年の全国大会ベスト8だな!」


バスケットボール部のキャプテンを務めている健はそう言った。


「気合が入ってるね、僕は、今年一年苦労がないようにかな」


自分で言うのもなんだけどおじさんくさいなとセリフツッコミを入れたたら


「巡はおじさんくさいな〜!ちなみに私は今年いっぱいお菓子が食べれるようにだよ!」


と僕の考えたツッコミを返し、今時子供でも考えないような願い事を言った。


「お〜い、だからお前は太るんだよ!」


猛が揶揄った、でも、実際には綾はとても可愛い。


これは幼馴染贔屓を抜いてもクラスで一、二番目に可愛い。


そして明るく、性格もいいから男子人気も高い。


「も〜!太ってないもん!!猛のバカ!」


それに劣らず、猛も整った顔立ちをしていてそれでいてスポーツができ我が校では歴代最強と名高いバスケットボール部でのキャプテンを務めている。


「見えてないだけでブヨブヨ太るぞ〜こりゃ将来は豚になっちまうな!ブハハ!」


「くそ〜この野郎〜!!巡〜猛が私をいじめる〜殴り飛ばして〜!!」


お似合いなこの2人は


「ハハ、僕の腕がぽっきりいっちゃうよ猛あんまりいじめすぎちゃダメだよ」


「巡に言われたらしかたねーな!綾、気をつけろよ〜」


「はいはーいわかりましたよ〜だ!」




僕に内緒で付き合っている。











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