『黒ノ都』連載再開するよみたいな話【多摩を侮るな】

 色々思うところがあったので。

 あまりにも間が空き過ぎたので、どんな話だったか思い出すべく「01『LOSER』」から読み返している。


 01『LOSER』

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054919328175/episodes/1177354054919329357 

 

 すると──当たり前と云えば当たり前かもしれないが、「あー、こんなこと云わせた?」という台詞もちらほらあって。


 たとえば「よく──わかんなくても連絡して」は我ながら素敵なこと云わせたなと。


 いや、急に自画自賛どうしたって話なのですが。

「困ったら連絡して」って確かに気の利いた台詞ではあるのだけれど、そもそも常日頃から「困ったら連絡してね~」と気遣われがちな人って、困っても連絡できないことないです? 自分の中にお困りですレベル(何だよお困りですレベルって)みたいなステップがあって、それがMAX十段階だった場合、もうお困りMAXパツパツです~くらいになってようやく連絡するか否かを思案する──みたいなところありません?

 だったら、「よくわかんなくなったら連絡して」と云われた方が、案外気ぃ楽ではないかと。「よくわからない」って少なくとも「困っている」よりは前の段階にあると思われますし。それに「困ったことがあったので連絡しました」よりか「よくわかんないけど連絡しました」の方が受け取った側も面白いじゃないですか。いや、面白いはダメかもわからんけど──兎角そこまで深刻に構えなくて済むというか。


 だから、フツーにこの兄貴に向ける言葉としては実に解っていること云ってんなーなどとちょっと感心してしまった。


 あと、Twitterでも触れたのだけれど、こういった東京が超常的存在に侵攻される系の話で、侵攻する側が「二十三区以外を東京として認めていない感」は異常だと思う。ちなみに自作『黒ノ都』で襲撃対象となっている東京もまた二十三区のみである。というより、当時十六歳だった私が多摩地域の存在を知らなかったので。後日改めて日本地図を見返して「あれ? 東京なんか左に長くない?」と気づいたので。必然そういうことになる。

 というわけで、近日カクヨム自主企画で「超常的存在が東京を侵略する(ただし、二十三区のみならず多摩地域にもしっかり侵攻している)作品」を募集する予定。かみんぐすーん。嘘です。

 今回そんな感じ。ではまた~。

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