用語集

1.心石スタイン


 大空白の後、世界中にばら撒かれたとされる奇跡の意志。


 能力は以下の通り


 ①強化:肉体、五感、物質を強化する。


 ②干渉:自然法則に干渉し、通常ではあり得ない現象を発生させる。


   例:自然現象、物理法則等


 ③創世:現出した心石により、法則性に伴っての俺ルールを制定する。


  300年の間に調査され、以下の3つに大別された。


  ・心界エアリア


    自分で決めた代償を差し出す代わりに、自分の認識範囲かつ自己領域に

    特定のルールを制定できる。

    これを引き換えにするから、自分の世界の範囲にこういうルールを

    定めるね、という取引的なもの。


  ・心戒コマンドメンツ


    特定の条件を設定し、それをクリアすることで通常ではあり得ないほどの

    干渉を発動させる。

    こんなに厳しい役(条件)を揃えられたのなら、こういう恩恵があっても

    いいだろうと世界を相手に強請ること。


  ・心意アニムス


    上2つの合わせ技。



2.心石の覚醒段階


 ①:覚醒 身体の中に自己の心石があると自覚すること。


 ②:錬成 心石を自分の意志のままに操れること。

      錬成が進むほどに強化、干渉の効率も上がる。


 ③:現出 自己の心石の名前を知り、名付けられるまで認識できること。

      固有能力や、創世といった大規模かつ大味な変革が可能となる。



3.魔術


 心石の能力である干渉を使い、特定の現象を起こす術を指す。


 ①定義魔法マジック

 

  ・特定の式を頭に思い浮かべれば誰でも使える、簡単なもの。


  ・起源と開発経緯こそ謎に満ちているが、便利で生活の助けにもなる優れもの


  ・100年前の停滞を解いたのは主にこの魔法



 ②方陣魔術ウィッチクラフト


  ・術使いの立場を高めるためにと、300年前から研究されている方式


  ・心石にストックしておいた方陣を空中に描き(ほぼ一瞬)、心素を

   巡らせることで発動する。


  ・主には方陣士クラフトワーカーから金銭や代償を、代価を支払い契約

   を結ぶことで購入できる魔法陣クラフト心素マナを流し込む

   ことで発動する。


  ・種類が最も多く、汎用性と速射性に優れているものも多いため、

   最も多く使われている魔術。



 ③心言魔術ソーサレス


  ・言霊と魔法陣クラフトの両方で、さらなる威力、特殊性を追求した

   術師の一つの到達点。


  ・方陣魔術ウィッチクラフトに毛が生えたものからドぎつくえげつない

   代物まで、ピンからキリまであるが、使えることが一種のステータスになる

   奥義。



 ④その他


  クラフトの作成から売買までは以下の通り。


  1.専用の紙に方陣士が心素と手で描く → 原紙ができる。

  2.使い手は販売店で魔方陣の原紙(紙に書かれた方陣)を見て、

    どれを買うか選ぶ。

  3.契約書と言霊で販売契約を結ぶことで、心石に収納できる。

  4.使いたい時は、心石に収納した魔方陣を言葉で起動。

    すると、宙に購入した図形(魔方陣)が描かれる。

  5.魔方陣に自分の心素を巡らせて、言葉か思考で発動する。

  6.難易度は高いが、同一方陣を多重起動する事も可能。2つまでなら

    修練次第で可能だが、3つ以上を同時展開するには特殊な才能が

    必要になる。




4.組織


 ①大阪府下自治団体ギルド


  ・魔物を狩る“狩人ハンター”、迷宮を探索する“探索者シーカー”、

   所構わず冒険する“冒険者レンジャー”、ルールに縛られない“旅人ウォーカー

  の管理・仲介を行う組織。淀屋橋にある中央府に統括されている。


 ・最初は下級だが、功績点ポイントを貯めることで中級、上級に

  上がることができる


 ②勇者連合ユニオン


  ・3色のカテゴリ、30のランキングからなる少数精鋭の組織


 ③???


  いずれ本編にて。






5.場所とか


 ・居住区 


   防護結界で守られた、人間が居住する区域。ここに居を構えている者は、

   住所こそが身分証明になる。

   強い魔物は侵入し難くなっているが、弱い魔物が出現する所もある。


 ・居住区外スラム


   居住区の周辺に広がっている、結界で守られていない範囲。

   魔物が比較的少なく、形が残る廃墟が多く残っている場所。

   居住区と居住区外スラムをまとめて“街”と呼ぶ。


 ・荒野フィールド


   街と街の間に広がっている魔物の世界。

   凶悪かつたちの悪い魔物が多く徘徊し、時には互いに殺し合う場所

   もある修羅の世界。稀に未発見の遺跡も見つかることがある。


 ・未踏破区域

 

   荒野の中にある、冒険者による調査が済んでいない場所。

   300年以前の施設や、正体不明の様々なものが残っていることが多い。

 

 ・遺跡


   300年前、世界が砕け散る前から残っている場所。

   この場所自体を遺跡と呼び、中に残っている有能な遺産は“遺物”

   と呼ばれる。


 



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