キャラクターメイク
初めてのキャラクター作成
右も左もわからない状態でキャラメイクしたい初心者向け
このページの内容は、あくまで「初めてSW2.5を遊ぶ」レベルの初心者に向けて書いています。そのため、熟達したSW2.5プレイヤーであれば違う意見がいくらでもあるでしょうが、まずは明確な方向性を定めてキャラクターを作っていくところに手を付けなければ始まらないので、とにかく基本に沿った内容で固めています。
とりあえずSW2.5を遊ぶことになったけどキャラメイクわからん…どうすればいいのかぜんぜんわからん…と悩める新人さんにキャラメイクを順序立てて説明します。
なお、人によってキャラメイクをどこから決めるかは割と千差万別です。
・種族、能力値から決める人
・経歴から決める人
・使う武器から決める人
…などなど。データ面から考えるか、フレーバー面から考えるかで結構分かれる印象です。
なので、ここで紹介する流れはあくまで一例であることを覚えておいてください。最終的にキャラが作れれば順番は好きにすればええ!
ちなみに、まずは基本ルールブックⅠのP63から掲載されている「じっくり作成」の章に、初めてキャラクターを作る人向けのアドバイスも多く載っています。
このページを見るより先にそちらを読んだ方が、より多くの情報が掲載されているのでまずは読もう!ルルブ!
その内容を見た上で、それでもよくわからん!という人の手助けができれば幸いです。
各技能、各種族の詳細については他のページで説明していきます。
【0.忘れてはならないこと】
▼SW2.5初体験の初心者さんへのオススメ
最も早く間違いの無いキャラメイクの手段は「ルールブック掲載のサンプルキャラクターをそのまま使う」です。全くの初プレイであれば、サンプルキャラクターのデータに経歴と冒険に出た理由をくっつけるくらいが手間も無く、データ的にも無難なキャラクターになるでしょう。
他のメンバーはキャラメイクしてるのに……と思うかもしれませんが、サンプルキャラクターを使うことは恥ずかしい事ではありません。大事なのは本編を楽しく遊べるかどうかです。一からのキャラメイクはゲームに慣れた後でも構いません。
▼キャラメイクに挑戦してみたい人
TRPGでのキャラメイクは、何よりも「自分がやりたいこと」を大事にすべきです。
勿論、その「やりたいこと」が卓の秩序を破壊する荒らし・嫌がらせ・混乱の元の場合は問答無用でアウトですが、普通に皆とワイワイ楽しみたい、という思考でプレイする一般的な考えであれば、「自分はこういうことをやろうと思う」と他のPL・GMに伝えておくとスムーズですし、他のPLが別にやりたいことを申請してそれがあまりに被りすぎていたら微調整をするなど、メンバー間でのコンセンサスも取りやすくなります。
・自分がやりたいことを決める、卓メンバーに伝える
・他PLのやりたいこととすり合わせて調整する
・何をやればいいか決めきれない場合は相談する
これらを意識しておけば、自分一人で考えるよりキャラメイクは遥かに進めやすく、他PLとの連携も取りやすくなると思います。事前にキャラシートを作成しておいて持ち寄るタイプのセッションは、本編開始前にメンバー間でキャラクター自己紹介を行い、自身のキャラのコンセプトを説明すると良いでしょう。
逆に、これはやらない方が良いという注意点もあります。
・意図的に弱すぎる能力値にする
・特に理由や背景も無く、意図的に噛み合いが悪く弱い技能構成にする
特定キャラクターが弱すぎる、またはそもそも全く役に立たない(戦闘で役立つ技能が一切無い等)というのは、物語を賑やかすNPC同行者などでは良いにしても、物語の主役となるPCでやるべきことではありません。意図的に役立たずを作り、戦闘や進行の足を引っ張るのは、悪質ルーニーや荒らしと言って良いでしょう。勿論、ダイスの出目によって能力値が悲惨なことになった……という状況であれば仕方ありませんが、よくある能力値を三パターン決めてその中から選ぶ形式なら極端に悪い結果にはなり辛いですし、全部が悲惨すぎる場合はGMに相談するのも一つの手です。相談しても変わらなかったとしても文句は言わないように。
また、構成についてアドバイスをしてくる人もいますが、その内容が自分のやりたい事とは違うな……と感じたら、遠慮なくそれを言いましょう。常識人であれば、貴方のやりたい事を聞き出し、より希望に寄せたアドバイスをするか、悩みに返答するだけに留めてくれるでしょう。もし、貴方がやりたい事ではないのにああしろ、こうしろと指示を出し、それを受け入れなかったら怒り出すような人がいたら、セッション開始前にさっさと卓から離脱しましょう。
【1.自分が何をやりたいかを整理する】
▼メイン技能面から決める
Ⅰ.武器を持って近接戦闘したい! → ファイター・フェンサー
Ⅱ.己の肉体で近接戦闘したい! → グラップラー
Ⅲ.後方から魔法を詠唱して攻撃したい! → ソーサラー・フェアリーテイマー
Ⅳ.後方から敵を射抜きたい! → シューター
Ⅴ.後方から支援したい! → コンジャラー・プリースト・フェアリーテイマー
▼サブ技能面から決める
Ⅰ.とにかくいろんな判定に参加したい!→スカウト
Ⅱ.薬草利用や野外活動に優れたキャラにしたい!→レンジャー
Ⅲ.これからは知性の時代!頭がいいキャラにしたい!→セージ
※バフ/デバフ系技能はここでは除外
▼種族から決める
Ⅰ.まだ種族の特徴やバックボーンわからないからRPが不安 → 人間
Ⅱ.長命種とかファンタジーの王道でしょ! → エルフ
Ⅲ.筋肉!ヒゲ!えっ合法ロリ体型も!? → ドワーフ
Ⅳ.二足歩行のドラゴンとか超ファンタジーやん… → リルドラケン
Ⅴ.かわいい見た目に反して暴力的な魔力の魔法使い!→タビット
Ⅵ.えっ!今日は主従プレイしてもいいのか!? → ルーンフォーク
Ⅶ.忌み子とか中二病に絶対刺さるやん… → ナイトメア
Ⅷ.小柄ケモミミ少年少女いいよね… いい… → レプラカーン
Ⅸ.ケモミミより更なるケモを目指したい → リカント
Ⅹ.植物由来で自然に優しいファンタジーエコノミストに → メリア
Ⅺ.テレパシーで通じ合う秘密の意思疎通…捗りすぎる → ティエンス
Ⅻ.こいつら以上にトリックスターが向く奴はいない → グラスランナー
▼わからん!自分が何をしたいのかもわからん!
こういうときは先に経歴と冒険に出た理由をダイスで決めた上でなんとなくキャラ像を作ったらどんな技能が似合うかが浮かぶかもしれない。
もしくは気になる種族を選んでその種族に似合いそうな技能を選ぶとか。例えばリルドラケンを選んだら、屈強な肉体を生かしたファイターを選ぶ、など。
【2.更に方向性を細かく決める】
▼メイン技能面から決める・2
Ⅰ.武器を持って近接戦闘したい!
1. 重装備に身を包んでの豪快戦士がしたい!→ファイター
2. 強靭な防御力で味方を守る盾になりたい!→ファイター
3. 軽快な身のこなしで翻弄したい!→ファイターorフェンサー
4. 近接だけでなく魔法も使いたい!→ファイターorフェンサー+魔法技能
Ⅲ.後方から魔法を詠唱して攻撃したい!
1. ガンガン攻撃したい!→ソーサラー
2. 攻撃以外に回復とか補助もしたい!→フェアリーテイマー
Ⅳ.後方から敵を射抜きたい!
1. 弓やクロスボウで狙撃手になりたい!→物理シューター
2. 銃を使いたい!→シューター+マギテック
Ⅴ.後方から支援したい!
1. 味方のピンチを救うヒーラーをやりたい!→プリースト
2. 状況に応じたバフでPTを有利にしたい!→コンジャラー
3. ゴーレムを使役して前衛を補佐したい!→コンジャラー
4. 本職じゃないけどサブヒーラーもやりたい!→コンジャラー・フェアリーテイマー
【3.バックストーリーや種族イメージ、能力値から詳細を決める】
先に経歴表や冒険に出た理由を決めたり、種族を先に決めておくと更に考えを絞りやすくなります。データ面がうまい具合に決められそうになかったら先にフレーバー要素を定めると方向性が決まりやすくなるので実際オススメ。
例えば、まず自分はドワーフをやりたい!となった場合、かの名作「指輪物語」のドワーフ・ギムリのように小さい体で前線で戦う戦士のイメージが浮かんだらファイター技能を修める、といったように技能を考えていきます。
なお、「指輪物語」のエルフはフィジカルまで強者でしたが、ソード・ワールドにおいてはゲームバランスの関係からエルフは肉体面は強くはありません。ちなみに、初代ソード・ワールド(2.0よりも昔の初代。「ロードス島戦記」の世界)のエルフ観が和製ファンタジーにおける「魔法や弓の腕は優れるが肉体は弱め」というエルフ像の基礎を作っているというこぼれ話。
他にも、能力値を決めたら敏捷度がやたら伸びたので敏捷を使う判定が重要なスカウトを取得するだとか、知力が伸びたので魔法技能+セージを目指すだとか、様々なビルドが考えやすくなります。
【4.種族と技能の注意点】
▼プリースト技能は以下の種族は習得不可
・タビット
・ルーンフォーク
▼フェアリーテイマー技能は以下の種族は習得不可
・ルーンフォーク
▼以下の種族はMPを持たないので魔法使い非推奨
・グラスランナー
▼以下の種族は種族特徴を発動中は詠唱不可なので魔法使い非推奨
・リカント
※神聖魔法に限っては詠唱しなくとも行使可能
▼あまりにも肉体が弱いのでシステムに詳しくないなら前衛は避けよう
・タビット
大まかな方向性は定まったでしょうか?ここから先のキャラクターの性格やバックボーンを考えるのはPL個人個人のセンスや趣味嗜好がものをいう、キャラメイクである意味最も重要かつ楽しい部分です。
恥ずかしがらず、自分の趣味や性癖に素直に走って一人の人物をラクシアに誕生させましょう!
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