書籍化までの道のり②
結論から言いますと、私が書籍化を目指している本は「専門書」にあたります。ただし、物語風の。
「何を言っているのか、わからねーと思うが……あ……ありのまま、いま、起きていることを事を話すぜ!」
順を追って話していきますので、しばらくお付き合いくださいね。
子どものころから小説家になりたいと夢みていた私も、すでにいっぱしの社会人となり、気づけばすでに若くもない節目の年を迎えようとしていました。
大成できない理由はいくつもあげることができますが、話の筋からズレてしまいますのでとりあえず置いておきます。要は、「結果を出すことができなかった」ということに尽きます。
やりがいのある仕事に就き、収入も悪くない。大切にしたいと思う人と一緒になれて、子どももできた。十分幸せな毎日だと思います(二十代は地獄でしたが)。
ただ心の中に、いつも満たされない場所があるんです。「いちばん力を注いできたはずの小説という分野で結果を出せなかった」という。
小説を書く(話を考える、あるいはプロットを練る)ということは続けていました。決してあきらめたわけではありません。ただ、世に溢れている多くの作品から抜きん出て、編集者の方の目に留まるまでの道筋がどうしても思い描けませんでした。
その一方で、このまま何もしないまま日々を過ごしていく、ということはできそうにありませんでした。
私は考えました。ひとまずこれまでの努力は置いておき、小説家になるために今の自分にできることはないか。自分だけにできることはないか。自分の強みは何なのか、ブルーオーシャンはどこにあるのか……
ヒントになったのは、私が仕事やプライベートで愛読している自己啓発書とビジネス書でした。何気なく本棚を眺めていたとき、「夢を叶えるゾウ」や「嫌われる勇気」といった本が目に留まりました。そして、思いつきました。
自分が教えている専門分野の知識を――中でも顧客が特に難しいと感じている内容を――小説(物語)のような形式で本にできたら、多くの人に手にとってもらえるんじゃないだろうか。
一般小説(エンターテインメント小説)としてはとてつもなく高い書籍化というハードルも、私の専門とする分野の出版社からであれば、超えることができるんじゃないか、と。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます