ファミ通文庫大賞応募用作品の完成

 完成しました。


 長いようで短い、短いようで長い執筆期間でした。本来なら近況ノートに書くべきことかもしれませんが。この感無量な今の気持ちを、いろんなところに残したくて書き連ねています。今までこんなやり遂げた感はなかったなあ……。


 いろいろ書きたいことだらけなんですけど、とりあえず今は時間がない。けど書き残したい。また、あとで戻ってきますね(別に誰も待ってやしないんですが笑)。


 はい、戻ってきました笑。まる一日過ぎちゃうところでしたね。今日は怒涛のように仕事が忙しかったのですが、「初めて賞に応募できた!」という高揚感がすごくて、睡眠は足りていなくても充実した一日になりました! 人間の心ってホント、不思議です。


 冒頭で「完成しました」と言っておきながら、物語としてはまったく完成(完結)していません。はっきり言ってしまえば、「この賞の応募条件を満たすことができました」といったところです。ただ、いろんなところで書きましたが、私の今回の目標は、ただ応募条件を満たすことではなく、「自分の満足のいく状態で応募する」ことだったんですね。果たして、その目標は達成できたのか!?


 少なくとも、「これで落選するならもう仕方ないな」と思える状態で応募することはできたと思います。もう少し時間をかければ、より洗練した見せ方や描写、展開の仕方ができたとは思いますが、物語の本質的なところは変わらないと思うんですね。限りある時間の中では、これが精いっぱい、といったところでしょうか。だからこその感無量だったわけです。


 一番大切なことは、最初の読者である作者が、自分の作品を「おもしろい!

」と感じられることだと思うんです。自画自賛しているわけでも、宣伝をしているわけでもありません。作者である自分が心からおもしろいとも思えないような作品を、いったい誰が読んでくれるのか、ということです。もちろん、私のような素人が書いた作品は、とてもわかりにくかったり、物語の見せ方が下手だったりするわけですが、自分自身を感動させることができれば、それはもうある意味成功なんじゃないかな、と思いました。


 「産みの苦しみ」的なものを味わいながらも、毎日書き続けることができたのは、自分の物語を信じ続けることができたからです。小説家になりたいとか、賞金が欲しい(笑)とか、まあいろいろなことを思ったり考えたりもしましたが、執筆中はまったくそんなことを考えないで、純粋に作品と向き合えていたように思います。それはひとえに、「これはおもしろい!」あるいは「きっとおもしろくなる!」と感じられたからなんです。


 自分の書いた作品なのに何言ってんの? と思われる方がいたら、気分を害してすみません。ただ、私が言いたかったのは、「私はおもしろいと思った! これで選ばなれなかったのなら、もう仕方ない!」と納得しているということです。


 目標達成です。こんな記事にお付き合いしていただけた皆さん、ありがとうございました。

 皆さんが書く物語が、誰よりもまず皆さん自身を感動させ、納得させるものとなるよう、微力ながら応援させていただきます。

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