なんど推敲しても……

 終わらない! 今現在、ファミ通文庫大賞に応募する作品を執筆中ですが、推敲が終わりません! というより、終わりが見えてきません! ちょっともう推敲が終わりません……。


意見もらえたら嬉しいです。よろしくです。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892015960


 見直すたびに気になる会話、描写、情報の有無、漢字(ひらくかどうか)などなど。こうなってくると、むしろ応募〆切があるということが救いにすら感じられてくる今日この頃です。


 賞に応募すること自体がはじめてなので、締め切り前の追い込み作業、というか、いったい何をもって、どのような状態を指して推敲完了とするのか、諸先輩方のご意見を聞いてみたいところです。コメントしていただけると助かりますm(__)m

 私としては、おそらく時間の許す限り、ということになるのでしょうか。何せ「自分が十分納得できる作品で応募する」ことが今回の最終目標なので、そこは妥協することができないのですね。


 たちの悪いことに、推敲するたびに良くなっている(自分でそう思っているだけです)! 上書きに上書きを重ねている状態なので、最初に書き上げた内容はもう残っていませんが、明らかに洗練されている(ような気がするだけです)! だから終わらないし、やめられないんですよね……。

 第一稿作成時点と今とでは文章がだいぶ変わっていたりします。内容や展開はそれほどでもありませんが、登場人物の発言や描写、情報の有無の違い、ですか。思い切って削除したりもしましたしね。


 この「削除する」という作業、実はとても大事なことなんじゃないかと最近思っています。というのも、とにかく無駄をそぎ落とす、ということに尽きるのではないかと。「日本刀を研ぐ」といったら恰好つけすぎでしょうか。でも私の中のイメージはそんな感じです。

 最初は良い! と思った描写も、見直すと言葉を飾り過ぎていたり、なんでこんな大げさな感じになっているんだろうと思うこともしきりなんです。それをシンプルにすることで、つまり言葉をそぎ落としていくことで、読者の方によりダイレクトに伝わる気がするんですね。


 そしてもう一点、さっきも触れた「情報の有無」。これ、すごく大事だと思うんです。つまり、読者の方にどこまで知ってもらうか、ということです。あたりまえですが、私たち作者は、すべてを知っていますよね。まだ決めていないことも多いかもしれませんが、登場人物たちの過去や背景なんかはある程度把握しているはず(まっ白!という方はさすがに少ないのではないかと)。

 そしてこの登場人物たちの過去や背景というのは、物語にも深く関係していることが多いと思いますし、性格や考え方、価値観なんかにも直結しますよね? 


 つまり、過去の出来事や背景は物語を語るうえでとても大切なファクターとなる。けれど、いつ、どのタイミングで、どれくらいの情報を読者に与えるか、というのは作者のさじ加減次第、という。そのさじ加減ひとつ、語り方ひとつで物語が面白くもなるし、その逆にも転じるし、と思いませんか?


 それにこれ、メチャクチャ難しくないですか? もう感覚とかセンスとか、その辺の領域にまで及ぶ問題なんじゃないかと思ってしまいます。

 ただのボヤキで始まったのに、つらつらと書いていくうちに意外と深い問題提起に繋がってしまったため、「イチの書斎」に乗せることにしました。


 まとめです

1.推敲をおこなう上では、「削除する」という意識をもつと、より洗練される(気がする!)

2.情報の提示、その時期、タイミング、量はとても大事!(方法論はわからないけど!)


2.については私自身、これから研鑽をつんでいこうと思いました。おそらく数多くよんだはずの書籍の中にも、「情報」についてはあまり触れられていなかったのではないかと。ちょっと調べてみます。


 では、今日のところはこの辺で。

 


  

 







 

 

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