第陸章  花嫁乱心の変 後片付け編〜原初の亜神〜

 影連と甲の娘で朔の母親の棗の夫婦事情の描写があります。


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 乱心した愛美理えみりの処遇を告げる前に、気になっている【原初の亜神】について説明しよう、とヴァールが言ったがはじめは結構どうでもいいと思っていた。朔が知りたいと思えば、【五代目小太郎紅蓮ぐれん】の頃の父親で【亜神】の【雷神・鬼童丸きどうまる】に聞けば何か知ってそうだ。


ヴァール「他の【亜神】に聞こうとしても、他の連中はザックリとしか知らん!ズブズブまで知っているのは【原初の亜神】と呼ばれる私たちだけだ」


 若干言葉のチョイスが残念な部分があるが、詳細を知っているという解釈でいいのだろう。


朔「【善神】様、【親父】に聞こうと思ってました。すみません」


 素直に謝っておく。【ゼロ機関】の敏腕秘書として恐れられている【ヴァール】の実力を知っているので絡まれては厄介だと、朔は自分から折れた。


 影連「は、若者に己の知識の詰まった話を聞いてほしいものじゃ」


 実感のこもった言い方をする影連だが、暗に【ヴァール】を年寄り認定しているだけだ。


 何気に『年寄り』呼ばわりされたが、【ヴァール】はあまり気にしていないようだ。気にしているのは、【コスモス】だった。『アンチエイジング』頑張ってるなど、俗っぽいことをブツブツつぶやいている。


 シン「【原初の亜神】というのは、【旧支配者】と【旧神】との戦に加わった【亜神】を総じてそう呼ぶ」


 シンは、構うとキリがないので【コスモス】をスルーして話を進めた。けっこうドライな性格だ。


 昴「【旧支配者】!………それは、タコの姿をした【神】のことですか!」


 すばるが食いついたのは【旧支配者】という『厨二心』をくすぐるワードのせいだろう。おみが、そういう恥ずかしい食い付きをするなと注意している。


【シン】は、【人間界】に【旧支配者】を題材にした読み物があったな、と思い出した。昴が言っていた『タコの姿』というのは【クトゥルフ】という名称で書かれていた。実際は【クトゥ✕✕✕】という名だ。後半はで正確な名で呼ぶことができないが、『文字』という概念が発音不可能な名称をそれっぽく見せることに成功しているので【人間】は面白い、と【シン】は好意的な感情を持っている。


 朔「?………【闇神あんじん・カオス】を含めても、数が足りませんけど」


【闇神・カオス】は【起源の大戦】以後、『人類の敵』と認知されているので、【原初の亜神】の1柱に数えた朔に【シン】と【ヴァール】は感心した。


 ヴァール「お前、本当にあの【鬼童丸】のせがれか?」


 あいつの倅が賢い筈がない、とヴァールは失礼な言い方だが遠回しに朔を褒めている。


 朔「『昔』のことですね。今は、親子ではありませんので」


 自分には『父親はいない』と思ってますけど、と朔は最後に付け加えた。朔の【現世】の父親は【甲賀望月家】の【上忍】だ。きのえの双子の弟の息子なので甲の甥になる。朔の母親・なつめとは【政略結婚】だったそうなので、子供たちが【忍】として『独り立ち』する時期になった──────────朔、はるかはららの三つ子兄弟──────────13才の頃に両親は離婚した。元々、そういう『契約結婚』だったと影連と甲も反対もしなかった。離婚後に【暗殺者】を送るようなこともお互いしていないので、『円満な離婚』だった。ただ、双方とも『頭領の一族』だったので4人の子供を2対2に分けて引き取る話になっていたが、遙が【傭兵】になって家出したので、父親が引き取ったのは四男のはららだけだ。


 両親が円満離婚でも、子供には親の離婚が受け入れ難いものがあるが朔の場合、そうでもない。親から兄弟4人とも【体外受精】で授かったと聞いているが、遙の調べによると『妻妾同衾さいしょうどうきん』という異常な状況での行為で授かったらしいので、朔は父親にも母親にも呆れている。それが朔が自分には父親がいない、と思っている理由だ。両親の行為は、そういう嗜好の人だったとオトナになった今ならその解釈ができるようになったが、父親が引き取った弟のはらら曰く父親が棗を『女と認識していなかった』ことが異常な行為の原因らしい。


【鬼童丸】のことにしても、朔には【五代目小太郎紅蓮ぐれん】の頃のことが10年、20年前の出来事のように鮮明な記憶がある。実際には500年近く前の【前世】だが、『転生の際に記憶の引き継ぎがされる』【転生戦士】には、長い歳月は意味を成さないようだ。【鬼童丸】は妻の【三代目小太郎】と幼子の【紅蓮自分】【疾風はやて】の双子を置いて消えた、というのが【紅蓮】の記憶なので朔は【鬼童丸】を『親父』と呼んでいるがそれは慕って呼んでいるわけではなかった。


【ヴァール】は、そんな朔の心境を悟ってか朔の疑問に答える形で話題を変えた。


 ヴァール「あと2柱は、【破壊】を司る【波神はしん】と【調和】を司る【球神きゅうしん】だ」


 匡「『【破壊神】と【調和神】』ですか………【人間】の思考的には、いかにも【神】って感じです」


【破壊神】と【調和神】は異なる【国】でも、そう呼ばれる【神仏】の存在が見られる。【仏教】では【大黒天】(シヴァ)、【那羅延天(ならえんてん)】(ヴィシュヌ)が該当する。たすくは【僧侶】なので彼の脳裏には【シヴァ】と【ヴィシュヌ】が浮かんだ。


 甲「【コスモス】様が【原初の亜神】なので、【つい】を成す【カオス】も【原初の神】だろうとは予想してましたが、本当にそうなんですね」


 甲は【起源の大戦】で【故郷】の【甲賀の里】を失い、母親も殉職しているので【闇神・カオス】は甲にとっては【かたき】の相手だ。


 シン「【カオスヤツ】は、【闇の魔力】や【負の感情】に引き寄せられる【サガ】を持っている」


 かくいう【シン】も【罪】という概念を司るので、【カオス】とは通じるものがあった。


 シン「我が自身の【権能】について、別の考え方で『可能性』の道を開いてくれたのは【人間】だった」


【性悪説】などと唱えながら、内容は【悪】を改め、【悪】を恥じる実に興味深い【人間】だったと【シン】は過去を懐かしむ遠い目をしている。【性悪説】ということは【中国】の有名な【思想家】を指しているのだろう。


【原初の亜神】は【旧支配者】との【戦争】を経験していることから、【紀元前】より以前から存在していることは間違いないが【亜神】から見れば【人間】は【老若男女】含め赤子同然だと思い知らされる。


【原初の亜神】の経歴を聞いていて気になったことが、【波神】と【球神】の存在だ。【亜神十二柱】から【籍】は外れていても【善神】【悪神】のように、【天上界】とは異なる【世界】にいる可能性はある。


 影連「なるほど………【旧支配者】との戦を経て、【亜神】と呼ばれる【上位存在】が生まれた………という解釈でよいですかな?」


 一同は、えっ今の話にそれっぽい内容はなかったよねと顔を見合わせている。


 甲「そして、【波神】【球神】は現在は別の名を名乗っている………すなわち【全能神】と!」


 甲は得意気に断言したが、これ間違ってたら恥ずかしすぎるだろ、と朔は冷や汗ものである。


 昴「俺もわかりましたよ。………【球神】はまんま【調和神】で【波神】は多分、【創造神】あたりにされて【破壊】と【創造】がしている」


 つまり、【破壊】と【創造】は『表裏一体』で1本化されたと、どう俺の推理はとドヤっている。


 代表して将成まさなりが質問をする。


 将成「【風魔総帥】、奥方、昴殿下、どう解釈したらそういう結論になるのか聞いてもよろしいですか?」


 影連は、お主は何を言うておるのじゃ、と呆れていた。 


 影連「今は【起源の大戦】と呼ばれておる戦は、【光神コスモス】様が【闇神・カオス】を【封印】する為の戦じゃった。その戦に【コスモス】様から【加護】を授かった【人間】が加わったように、【旧支配者】と【旧神】の戦に協力したのが当時は【】と呼ばれておった【原初の亜神】6柱じゃ」


 影連は自身の経験から、【神々】の戦は表面上は【人間】が戦に身を投じ、水面下で【神】が【加護】を与えるなど、いわゆる『縁の下の力持ち』に徹しているものだと言った。


 つまり、【旧支配者】vs【旧神】の戦の頃は【亜神】という存在はなかった。しかし、【邪悪なる者】を討伐する【封縛師ふうばくしの一族】が存在した。【封縛師】とは【陰陽師】の【階位】で【最上位】に当たる。【幻の陰陽師】とされるほど、【陰陽道】では【封縛師】の数が少ない。【封縛師の一族】は【陰陽道】の基となる【道教】が【古代中国】でまだ伝わっていない【時代】なので、関連性は不明だが【封縛】という『縛りを封じる』すべは共通している。


 その【封縛師の一族】には【天空の者】と呼ばれる『【人間】の限界を超える者』が現れる。その【天空の者】というのが【超越の者】の最高到達点の【亜神】に当たる。この【天空の者】こそが【原初の亜神】の前身であった。


 現在は【天上界】の【亜神】は12柱と上限があるが、【亜神】に到達する者は滅多にいないが一定周期に【亜神】にまで到達する者たちが集中することがある。この場合、【天空の者】として基本は【天上界】のいずれかの【亜神】の【眷属】に加えられる。しかし例外もあり【人間界】で【人間】として振る舞う者もいる。影連の考察では父・影璽(えいじ)は既に【神仙の者】を完ストさせて『【亜神】予備軍』に到達していると見ている。


 将成「なるほど………【起源の大戦】で【風魔総帥】たち【起源の五英雄】が【光神の陣営】に加わったように【旧支配者】を【封印】した【神話時代】の戦も【旧神陣営】に【人間界の住人】が協力したということですか」


 シン「【旧神】たちは、【旧支配者】たちを【封印】した後は、眠りにつく。【人間界】で言う所の【冬眠】だ。ただし、期限は


 再び【旧支配者】が【復活】すれば、【旧神】も目覚める。しかし、【亜神】たちは『【旧支配者】復活』は勿論だが、【旧神】の目覚めも良しとしていなかった。


 コスモス「【旧神】の方々は、【旧支配者】の天敵ですが、決して【人間】の味方ではありません」


『敵の敵は味方』という言葉があるが、【旧神】は【旧支配者】討伐を目的としているだけで、たまたま利害が一致するから共闘したのだという。


 ヴァール「【旧神ヤツら】は、目的を同じとする【存在】というだけだ。例えば、或るひとつの【国】で【旧支配者】と全面戦争になったとしよう。当然、戦火で街は焼かれそこに住む国民は巻きこまれる。常識的には、国民を避難させ安全を確保してから戦に臨むものだが、【旧神】は違う。好機と見れば、そこに巻きこまれる【生き物】には目もくれない」


【原初の亜神】は、その当時は【旧神】と共闘するしか手段がなかったが、今は違うと言った。


 シン「我らは、【旧支配者】との戦を経て【天上界】ヘ行けるほどの【強大なチカラ】を得た」


【天上界】ヘ行けるというのは【高次元生命体】となったということだ。それは逆に【人間界】では【姿】が認知されない【精神体】になってしまう。【人間界】には【6次元】までが存在できる。内、姿が認知できる【存在】は【一次元】から【四次元】まで。【人間】を含めた【生物】は【四次元】で【幽体】【霊体】は【五次元】だ。【六次元生命体】は【下級・中級精霊】や【初級仙人の租人】など。


【亜神】は【十次元生命体】なるので、【人間界】に顕現する時は【六次元生命体】に【擬態】するようだ。【シン】と【ヴァール】は【ホムンクルス】を【精神分体(【分身した精神体】)】の【擬体(仮の体・または依代)】にして【人間界】に常駐している。【亜神】の【精神分体】を【依代】にする【ホムンクルス】の制作には非常に手こずったと【シン】と【ヴァール】は言っている。


【原初の亜神】たちは、着々と遥か未来の先に起こる『【旧支配者】復活』に備えて準備をして、幾星霜の歳月を経て【人間界】に新たな【亜神覚醒】を確認した。


 ヴァール「それが【風神】【雷神】【竜神】【虎神】【獣神】【女神】の6柱!大漁だった」


 まるで釣りに言って大物を釣り上げたかのような言い草だ。


 影連と甲は、既視感を覚えた。自分たちの娘に同じ状況で同じことを言いそうな人物がいる。


 朔「たまきみてえなこと言ってる………」


 ボソッとつぶやいた朔のひとことに、予想通りと言うべきかテンプレなのか返答が返って来た。


 ヴァール「環………というと、【ストレングス】、『鉄血のストレングス』のことか?」


 環も【0機関】の【大アルカナ】の1人だった。


 甲「少々違う部分があるけど『鉄血』の2文字が入ってるってことは環で間違いないないでしょうね」


 そう言いながら甲は『鉄血のストレングス』の通称カッコいい、とつぶやいている。


 羨ましいのかよ、と朔は呆れる。


 シン「【鉄血】とヴァールはウマが合う。最近もオールで呑み歩きしていた」


 聞く者によっては恐怖を与える発言であった。


 匡「環が【ストレングス】………テンプレ過ぎ………」


 匡は、まいったなあと片手で顔を覆う仕草をしている。


 朔「ようやく、【親父】の名が挙がったな………」


【雷神・鬼童丸】は悪い人物ではないが、短気で荒々しい性格が難点の【人間】ような【亜神】である。 


 ここに【亜神】が12柱になった所で【二柱一対】の【制約】を設けた。ペアになった【亜神】は【表裏一体】【運命共同体】【一蓮托生】などの【誓約】で互いにことになる。


【シン】と【ヴァール】は【封縛師の一族】の頃からの【許嫁】同士だったので、【婚姻】により文字通り『運命共同体の一蓮托生』となった。【コスモス】と【カオス】は【秩序】と【渾沌】の相反する【概念】を【権能】に持つため、元々『犬猿の仲』だったが互いに監視し合うことによって益々仲違いしていくデメリットもあった。新たに加わった【風神】【雷神】【竜神】【虎神】は【風】【雷(地)】【水】【火】の【四元素】を【権能】とする最優先で欲しかった【権能】だった。【獣神】は【力】、【女神】は【愛】と【の【権能】である。【波神】と【球神】は【破壊】と【調和】という【三元神】の【権能】の内2つを所持していることから【亜神】たちの【リーダー格】として取りまとめていくことになる。


 更に歳月を経て、【日本】が【秋津島】と呼ばれていた頃、その地を【天津神】と【国津神】が治めていた【神話時代】、【木花咲耶姫コノハナサクヤヒメ】と【瓊瓊杵尊ニニギノミコト】の【婚姻】後の新婚初夜に【木花咲耶姫】が身籠ったことから【瓊瓊杵尊】が【木花咲耶姫】の不義を疑う【事件】が起こった。夫が妻の不義を疑ったことが【事件】になったのは、身の潔白の証明に【木花咲耶姫】は燃え盛る炎の中で3人の子を出産した後、身罷みまかったからである。【瓊瓊杵尊】はこの前にも【木花咲耶姫】と共に嫁いで来た【磐長姫イワナガヒメ】を『顔が好みじゃない』と実家へ返すをしていた。


【天上界】からこの様子を覗き見していた【波神】と【球神】は【木花咲耶姫】と【磐長姫】を【ヘッドハンティング】して【亜神】にする。


【亜神】になったことで【木花咲耶姫】の秘匿されていた【裏】の【木花散耶姫コノハナチルヤヒメ】が【具現化】された。【木花咲耶姫】と【木花散耶姫】は【ニ柱一対】の【亜神】となる。しかし、【栄耀栄華】をもたらす【木花咲耶姫】に対して【木花散耶姫】は【滅亡】【衰退】など【破滅】をもたらす危険性を持つ。それを防ぐことができるのが【磐長姫】の【不老不死】の【不変の力】だった。【瓊瓊杵尊】は【磐長姫】を娶らなかったので、最愛の妻を失うという【不幸】が訪れた。大好きな姉を軽んじられた【木花咲耶姫】と【木花散耶姫】が【瓊瓊杵尊】に怒りの制裁を与えた結果だ。


【波神】と【球神】が欲しかったのは【不老不死】の【磐長姫】のほうだったが、【磐長姫】【木花咲耶姫】【木花咲散姫】の【三姉妹神】は1柱でも引き離せば【滅び】しかない。ゆえに、【三姉妹】を【生命神】として【亜神】に引き入れた。


 元より【天津神】という【神格】にあった【三姉妹神】は、【磐長姫】が【波神】に【創造】の【権能】を【球神】に【維持】の【権能】を与えたことにより、【創造】【破壊】【調和】の【三元神】の【権能】を有する【全能神】に【昇格】、更に【磐長姫】の【不変】の【権能】を【全能神】含め全ての【亜神】に【付与】することで【亜神】は【不老不死】の存在になった。


【木花咲耶姫】は【生神せいしん・サクヤ】、【木花散耶姫】は【死神ししん・チルヤ】と名を改めた。【生神】の【権能】は【時の流動】で【死神】の【権能】は【時の静止】。他の【亜神】には備わっていない【上位神召喚】を2柱揃った時だけ使える。【召喚】する【上位神】は【生命神・イワナガ】、【磐長姫】が名を改め【再生】と【不変巻き戻し】の【権能】を必要とする時に【特殊召喚】により行使する。  


  

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【日本書紀】の【木花咲耶姫】の部分を読んだ際に【瓊瓊杵尊】は絶世の美女の【木花咲耶姫】だけ娶って、【磐長姫】を返したという記述に「ニニギ、ヤラカシたな」と私がそう思ったのでネタに使いました。【日本書紀】には【磐長姫】を娶らなかった為に、不死性を奪われ【瓊瓊杵尊】の子孫に当たる皇族は天上人でありながら寿命があるようになったとあります。


【木花咲耶姫】【木花散耶姫】【磐長姫】は、【北欧神話】の【ノルン三女神】のイメージで三姉妹にしました。







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