鎖
黒対白華
・
ふとした時に気づく
私の首に絡みつく首輪のような
私では解けぬ程絡み合った太き因果の鎖
例え
言葉は敵意や反感を示していても
心は未だにあの人と言葉に縛られ続けている
どうかこの鎖で私が首を締めることのないように
どうかこの鎖の解き方を知る彼を壊さぬように
私を苛む因果の鎖
少しづつ喉にくい込み私を締めていく
もがけばもがくほどゆっくりとゆっくりと締められる
あぁ、そうか
私の命の残りより私の心の残りが足りないと
私の身体だけじゃなく心が何より望むこと
あぁ、早く終わってこの苦しみよ
早く吊るして私の全て終わらせて
鎖 黒対白華 @kiminokoe
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