第34話  引きこもりと休憩

 お俺は今...絶叫系を乗り終わりベンチで座っている...


春香と唯華はもう一回乗りたい!と言うことで二人でもう一度乗りに行っている。


そして、桜花は「琢磨くんを一人にするわけにはいかないからね!」と言うことで俺の横に座っている


気分が悪く下を向いていた


すると目の前にお茶のペットボトルが見えた

ペットボトルがある方を見ると桜花が笑顔で俺にお茶を差し出してくれていた


「はい!これどーぞ!」


「あ...ありがとう...」

俺は目の前のお茶を受け取った


そして、キャップを空けてお茶を飲んだ


俺がお茶をあおっていると桜花が俺の肩をツンツンと人差し指で優しく触れた


ペットボトルを口から離して俺は桜花の方を向いた


「ん?どうした桜花?」


「そういえば!琢磨くん今度二人っきりでデートしてくれるって言ってたよね!」


唐突に聞いて来たので正直驚いたが俺は言葉を返した。


「ああ、デートでは無いけど...言ったな...」


桜花は嬉しそうに自分の両手に力を入れてぐっと握っていた。


「どこに行こっか?」


今も出かけている最中なのに次の予定を決めようとするとは...


「俺は別にどこでも良いけど...」


すると、桜花は目を輝かせて俺に顔を近かずけた


近い近い近い!


「じゃあさ!春香とか唯華ちゃんと同じで買い物に行きたい!」


「ああ!わかったよ!」


桜花はベンチからばっと立ち上がりやったー!と喜んでいた


なんで、そんなに喜んでいるかは分からないけど喜んでもらえたなら良かったな…



すると、前から春香と唯華が二人で話しながらこちらへ向かって来ていた。


それに気づいた桜花は大きく右手を上げておーい!と春香と唯華を呼んでいた


二人は手を振り返して先程より少し歩く速度を上げてこちらへ向かって来ていた


「どうだった?楽しかったか?」と俺は二人に質問した


唯華がうん!と笑顔で大きく頷いた


そしてすぐに次のアトラクションに行くことになった

次のアトラクションは比較的に怖くないらしいので安心している。

俺はほっとしていた


横にいる桜花がこちらを見て笑っていた


「琢磨くん、なんか安心したような顔してる」


「ああ、今めっちゃ安心してる...」


「琢磨くんって本当に苦手なんだね...」


「ジェットコースターは女性より男性の方が乗れる人少ないらしいぞ...」


桜花はなるほどー!という表情でコクコクと頷いていた

「へー!そうなんだ!でも、なんか琢磨くんが乗れないってなんか意外だなー」


「ほっとけ...」


桜花は笑いながらごめんごめんと謝っていた


今、向かっているのはシューティング系の乗り物らしい


そして、お目当てのアトラクションに着いた


桜花と乗ることになったので桜花と二人でコースターに乗り込んだ


桜花は銃を構えながら俺に話しかけて来た


「どっちの方がポイントが高いか勝負だね!」


俺も前に置いてある銃を構えた


「ああ!望むところだ」


コースターが進み始め的が遠くに出てくるのだが、全然当たらない...


隣の桜花はほぼ全てに命中させていた


この勝負は桜花の圧勝だろうな...


そして、アトラクションが終了して得点が表示された


桜花と俺の得点は100点以上離れており予想通り桜花の圧勝だった。


桜花はドヤ顔をしていた


「ふふー私の勝ちだね!」


「ああ、俺の惨敗だ...」


桜花から私すごいでしょ!と言わんばかりのオーラが出ている


だが、そのことはあえてスルーした

なんか、相手にすると面倒そうだし...


そして俺たちは次に乗り物に乗りながら進むお化け屋敷に向かうことになった。




















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