第26話 引きこもりは友達達と外食
いつもの
それで、今はお昼になり家に食材が人数分無かった
ため外食に向かっている。
すると、唯華が俺の肩をトントンと優しく叩いた
唯華の方を向くと少し申し訳なさそうな顔をしていた
「ごめんね...私が泊まるって言ったから外食する事になって...」
俺は唯華に笑顔で答えた
「大丈夫だよ!春香とか桜花がいたらどっちにしろ外で食べてただろうし...」
唯華の後ろから桜花が唯華の肩を優しく両手で掴んだ
「それを言うならいきなり琢磨くんの家に来た私の方が悪いから唯華ちゃんが謝ること無いよ!」
桜花は唯華を慰めていた
そして、俺もうんうんと頷いた
俺の横を歩いている春香が反対側の肩をつんつんと優しく突いた
「たくちゃん!ご飯どこに食べに行くの?」
俺は春香達が決めていると思い何も決めていなかった...
「え?」と春香に返した
すると、春香はキョトンとした表情になった
「え?たくちゃん...何も決めてないの!」
「え?そうだけど...」
俺は春香が決めてくれていると思っていた
通りかかった道にあった店を桜花は指差した
「ねぇ!あの店でいいんじゃない?」
桜花の指差した方向を見るとハンバーガーのファストフード店があった。
そして、全員が納得してその店に入る事にした
店内ではそれぞれが注文して席に着いた。
席順は俺の横に春香そして春香の前に桜花俺の前に唯華の順に座っていた。
そして、俺は一度このメンバーでこの店に来たことを思い出した
「そういえば、前もみんなでこの店に来たな...」
この発言にいち早く唯華が返してくれた
「そうだったね!琢磨に誘われた時はびっくりしたよ!」と唯華は笑っていた。
「悪かったな...いきなり誘って...」と謝ると唯華は慌てて横に手を振った。
「違うよー!からかっただけだから!ごめんね琢磨」と逆に唯華が謝ってきた。
すると、春香も話に乗ってきた
「本当だよね!良くその日初めて話した唯華ちゃんをたくちゃんが誘おうと思ったよね!」
春香はくすくすとこちらを見ながら笑っていた
「おい、春香お前まで俺をからかうな...」
「琢磨くんって自分からはあんまり積極的に人に話しかけないよね!」
俺は
「そうだなー、あんまり自分からは話しかけないなー」
すると、唯華が笑いながら言った
「琢磨って、コミュ障?」
「そ...そんな訳ないだろー?めちゃくちゃ喋れるから!」
桜花が笑顔でこちらを向いた
「琢磨くんって絶対コミュ障だよね!」
春香は呆れた顔をしていた
「嘘をつかない...たくちゃんはコミュ障だよ...」
俺は春香に小さい声で呟いた
「なんでそう言うこというかなー?」
「多分私が言わなくてもわかってるから...」
俺は机に伏せた
そうだ...なんか前来た時も俺の事ばかりだったな...
次からこの店来るのやめようかな...
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます