第10話  引きこもりと幼なじみのデート

 インターホンが鳴り俺は「はーい 今出ます」

玄関へ向かい玄関のドアを開けた

開けた先には春香はるかが立っていた。

「ど...どうした?もう夜だぞ?」

春香は少し怒った様子で

「話がある!」

「ま...まぁ、立ち話もなんだし、上がれよ」

「お邪魔します」と春香は家の中に入った


        リビング


「どうした春香、話って?」

「今日ショッピングモールに行ってた?」と春香は俺に聞いてきた。

「あー唯華と一緒に行ってたよ」

「やっぱりー!私も誘おうとしたのに!誘えば良かった!」

「良いなー唯華ちゃん ずるい!」

春香はボソボソ何かを話していた

良く聞き取れなかった俺は

「ん?何か言った?」

「何も言ってないよ!」

そして春香は「明日、私と一緒に買い物に行くよ!」

という提案をいきなりされた

「俺は明日溜まったアニメを見るという予定が...」

すると春香はこちらを見て

「い・く・よ!!」と大きな声で俺に言ってきた

「は...はいー」

俺は春香の押しに負けてしまった。



      日曜日 午前9時前


 俺たちはなぜか駅前で待ち合わせになった。

そして、春香がこちらへ向かって歩いてきた。

「これ、待ち合わせにする必要ある?家、隣なんだし...」

と春香に聞いた。

「たくちゃん、こういうのは雰囲気が大事なんだよ?」

「うーん...よくわからんがまぁいいや」

「たくちゃん、目の下に少しクマが出来てない?

寝不足なの?」春香は心配そうに聞いてきた。

「あーそうだな昨日夜中までアニメ見てたからさ

でも、俺も言わずと知れたチョークスリーパーだからな!」

すると、春香が「なんでたくちゃん首絞められてるの!?ショートスリーパーでしょ?」

「あれ?ショートスリーパーだっけ?」

「そうだよ!」と春香は笑っていた。

春香は右拳を上げて「じゃあ行こう!」

そして、俺と春香は電車へ乗った。


         電車の中

「春香?今日はどこに行くんだ?」と春香に聞いた

春香は嬉しそうな顔をして

「ふふん!今日はアウトレットモールに行くんだよ!」

俺は春香の嬉しそうな顔を見て

「そんなに、アウトレットモールに行くのが楽しみなのか?」

春香は少し照れた表情で

「アウトレットモールも楽しみだけど...」

「アウトレットモールも楽しみだけど?」

春香は少し顔が赤くなりだした

「やっぱり何でもない!」と勢いよく言った

「春香?顔が赤いぞ大丈夫か?」

春香は慌てた様子

「な...何でもないよ!」

「でも、何かあったら俺に言えよ?」

春香は笑顔で「うん!わかった!」と答えた。

電車は目的地で停車して、俺たちは目的地へと向かった



       アウトレットモール


春香はテンションがとても上がっている様子だった

春香は俺の手首を握って

「早く!行こうよ!」と俺を引っ張って行った

俺は引っ張られながら「そんなに急がなくも大丈夫だろ」と春香に言った。

春香は俺に笑みを浮かべて

「良い商品が無くなったら嫌だからさ」

「早いに越した事はないか...」

俺も言葉をこぼした。


そして、俺たちは良い店を探してアウトレットモールを見て回っている。






































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