2018年の5月に

こんなWordファイルを見つけた。


2018年の5月に、小説とも日記とも言えぬものを書こうとしていた時の私のメモだ。

冒頭部分は、こうだ。


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愛を探して


愛ってなんだろう。ディズニー映画でいうところの『真実の愛』が欲しい。アナ雪だったらそれは姉妹愛なのか。自己犠牲の行動だった

のか。マレフィセントなら母性愛だろうか。許す心のことか。『無償の愛』って何ですか。


§


はじめに

そんな都合のいい話ってある?突如現れた男の人が、この愛されない私を愛してくれて、受け入れて、大切にして、優しく包み込んでくれる。終いには、永遠の愛を誓い合う。「健やかなる時も、病める時も、愛し合うことを誓います」って―笑っちゃうよね。

私、そんな人生を求めてた。毎晩、夢見てきた。絶対に手に入れられると、信じてた。


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現在の恋人と出会う前の私だ。

遠い昔のことのような気がする。

自分ではない、誰かのことのような気がする。

自分が書いたとは思えないメモだ。

しかも、とても長い。


このメモも少しずつ引用していきたい。


この手記は、フィクションであり、私が経験したことであり、

誰かの記憶だ。


こんな歌詞の歌がある。

"I think your scars are beautiful"

"I'll be loving these scars for life"

AlessoのScarsだ。

「君の傷痕を、美しいと思う。」

「その傷痕を、僕は一生愛していくんだ。」


こんなふうに誰かに思われたいと思っていた。

今もそう思う。

でも、ふと思った。

現在の恋人に対して、こんなふうに思いたいな、と。

人は間違いを犯す。

セカンドチャンスはあるのか?

私の人生はどこに向かっているのだろう。

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