第37話:天国?地獄?肉食系女子の恐怖
夜の宴会の準備が整うまで、僕たちは牢屋に閉じ込められていた。
「お前達の荷物は私が預かる。逃げようとしたら、王の手紙含めて全てを焼く。」
ローザさんは鋭い目つきで僕たちを脅迫する。
ムア爺の大事な手紙と"神秘の森"の地図を持っていた僕らは、これで強引に逃げる事ができなくなった。
「いい?シト。アマゾネスはかなりの武闘派よ。力技で推してくるから力で戦ってはダメ。上手にかわしながら、スピードと技で戦うのよ!」
ユラさんが色々と助言をしてくれる。
「はいっ!!」
「今こそ我が剣術の全てを解放するのだ。あの技の使用を許可する。」
シズクさんが、練習していた技の使用許可をくれた。
「はい!!!!」
僕は大きく頷く。
「シト、お願い!勝って!!じゃあないと、貞操を奪われるだけでなく、あのアマゾネス達に壊れるまでエッチな奴隷としてコキ使われてしまうわ!!!私のシトじゃなくなっちゃう・・・・」
ミナさんが涙を流しながら僕に訴える。
・・・
・・・
「ええええーーーーーー!!!!!!」
なんだってー!エッチな奴隷って?????
どんなことするんですか?
ローザさん!!あんな美人のどんなエッチな奴隷になるというのですかー!!!
心の中の僕が、頭を抱えて
(※シトの妄想)
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裸のローザさん・・・・
シト・・・、もう今日は1回なんて許さないんだから・・・
私のこの大きなおっぱいをたっぷりモチモチさせてあげる・・・
胸を自分の両手でゆさゆさと揺らすローザさん・・・
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「シト、アマゾネスは相当ヤバイわよ。」
はっ!!!!!
ユラさんの声で正気を取り戻す。
「えっ、、、どんな風にですか?」
ユラさんは少し恥ずかしそうな素ぶりで話す。
「アマゾネスは強い男が大好きで、その・・・性欲・・・も相当貪欲なの。大抵の男たちは彼女達の、その・・・性欲についていけずに、だっ・・・男性としての機能を壊されたりしてしまって・・・。」
「あーーー!もう!かなりの肉食女子ってこと!!!」
「こっ、壊されるって・・・・」
僕の身体中に鳥肌がたつ。
男性としての機能を破壊される・・・、シャレにならない!!!!!
「シト、負けないで・・・」
ユラさんが願うような視線で僕を見つめる!!
「はっ、はっ、はい!!!」
これは、負けられない・・・。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
耳が割れんばかりの歓声が聞こえる。
集会所かと思ったこの円形の建物は、アマゾネス達が戦いを好んで行う場所、闘技場だったのだ。
日も暮れ、所々に大きなかがり火が置かれている。
アマゾネス達は、手にグラスや食べ物を持ちながら、椅子に座り大騒ぎしている。
僕は、その闘技場の中央に剣を持って立っている。
ひときわ歓声が大きくなった。
王座から、嬢王のローザさんがゆっくりと歩いてくる。
途中で、女剣士の一人がローザさんに剣を渡す。
それを片手で預かり、ゆっくりと円を描くように回している。
「さて、少年よ。お前の名前はなんという。」
剣先を僕に向けて、ローザさんが問いかける。
「シッ、シトです。」
僕はチラリと、ユラさん、ミナさん、シズクさんのいる方向を見る。
みんな心配そうに僕を見ている。
「ほう、シトか・・・良い名前だ!私が勝ったら、今晩からたっぷりと私の側に置いてやろう!嬉しいだろう?」
ローザさんは、黒のブラジャーに入りきらない大きな胸の下に手を入れ、片方の胸を持ち上げて、妖艶な紅の瞳で見つめる。
んっ!!!!なんて!なんてエロいんだ!この人は!!
「私が飽きたら、その時はお前達の自由にするがいい!」
ローザさんは剣を掲げて、見物しているアマゾネス達に叫んだ!
地鳴りがする程の歓声が沸き起こる。
・・・・
こっ、こっ、怖いです!!!!
すがるような気持ちで、みんながいる方に視線を送る。
ユラさん、ミナさん、シズクさんは相当イラっとしているらしく、僕と目が合うと、一斉に喉を掻っ切るハンドサインを送ってきた。
ヤレってことですよね・・・
ゴクリっ!!
唾を大きく飲み込む。
「鳴らせっ!!!」
ローザさんの声と共に、女戦士の一人が大きなドラムを鳴らす。
これを合図に僕と嬢王の1対1の勝負が始まった。
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