第4章:ユラの過去

第16話:ハプニング!4人の新生活! 

「うーーーーーん」


身体が重い・・・。何かが上にのってる気がする。


ゆっくりと目を開けると・・・。


「はうっ!!!!」


僕の顔の近くに、ミナさんの寝顔がーー!!!!


下を見ると、何も隠されていない豊満な胸が見える。


「こっ、これは一体どういう・・・」


豊満な胸から目が離せずにいる。


ミナさんの大人の甘い香りが漂う。


「うーーん、おはよっ・・・」


僕の身体ににやわかい胸をすり寄せてくるミナさん!


いろいろとまずい状況だ!


この光景。マシュマロのような感触・・・


だめだ!これ以上は・・・・


「ミナさん!!!!!!ちょっと!起きてっ!!!」


この状況を回避するために、僕はベッドから飛び降りる。


「な・・・に?朝から騒々しい・・・」


目をこすりながら上半身を起こすミナさん。


ミナさんの何も纏っていない巨大な胸がプルンっと揺れる。


「騒々しいって!なんで僕のベッドに寝てるんですか!!」


「あれー、酔っ払って部屋を間違ったのかしら。えへっ。」


「えへって・・・こっ、困りますよ!」


「そお?身体は正直みたいだけど・・・」


ミナさんの視線が僕の下半身を見つめる。


「きゃああああああ!!」


僕は慌てて部屋を出た。


廊下に出た時に僕の目に飛び込んできたのは・・・


「へっ!!!!!!」


シズクさんが、紐パン一枚の姿で廊下を歩いている。


ほっそりした上半身と、紐パンが食い込むムッチリしたお尻が目に飛び込んでくる。


「おはよ。」


「きゃああああああ!!」


僕は真っ裸で、廊下の階段を駆け下り、洗面所へと向かう。


バタン!!!


慌てて扉を開けて洗面所にはいる。


[ふぅーーーーーー]


大きな深呼吸をして目を開ける。


「うっ!!!!!!!!!」


なっ!!


なっ!!!


目の前には濡れた身体を拭いている全裸のユラさんの姿が!!!


ユラさんは顔を真っ赤にして、目をウルウルさせながらこちらを見ている。


「ふぅーーーー、じゃ・な・い・わ・よ!!!!」


バチーーーーン!!!


ユラさんのビンタが僕の頰にクリティカルヒットした。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「ミナ、いいかげん、シトの部屋で寝るはやめなさい!」


「だってー、この歳になると、ひとり寝が寂しくて・・・」


「シズクは部屋を出る時は服を着る!」


「洗濯中・・・です。」


「シトは、洗面所とトイレに入るときはノックする!」


「はっ、すいません・・・・」


ユラさんは、顔を赤くしながら、ご飯をパクパクと食べ、みんなに注意する。


シズクさんの事件から、僕たち3人はユラさんの家に居候している。


僕    :家なし子

ミナさん :旦那さんと喧嘩→家出中。

シズクさん:借金返済のため節約中。


ユラさんは、2階建の家に1人で住んでいた。


それぞれ様々な問題を抱えている僕らを見かねて、

空いている部屋を安価な金額で貸してくれている。


「問題を起こす輩は、即刻放り出します!」


「すいません・・・」


みんなで謝る。


「シトはいいわよねー。美女3人とハーレム状態じゃない?」


ミナさんが朝ごはんの卵焼きをフォークで刺しながら話す。


んっ・・・・・・・


そうだったーーーー!!!!!!!


よく考えるとなんて!


なんて!!!!


素晴らしいシチュエーションなんだ!!!


3人の美女と一緒に生活できるなんて、僕の人生には一生ないイベントだったー!


僕は心の中で大きくガッツポーズした!


「ふーん、はたしてそうなるかしら・・・」


ユラさんが不敵な笑みを浮かべる。


「さあ、今日はクエストの前にひと仕事!屋根のペンキ塗りよろしくね!」


「はい!!頑張ります!」


僕はここぞとばかりに肉体労働をこなしている。


でも、それがなんだかた楽しかったりするんだ。


アワアワする僕を見て、3人が微笑んでいた。


一時の幸せな時間。


僕は心の中で、この時間がずっと続けばいいと願った。

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