第7話

私がそう聞くと、リーズが地図を持ってきて広げる。ギルドからはそう遠くない東側。日帰りで恐らく討伐できるだろう。

「ここの洞窟によく出没するみたいよ。」

「じゃあアーズ、ここにまずは行く?」

「そうね、レイン」

「リーズ、行ってくるわね」

「えぇ」

私達が洞窟に着き、最深部へと歩いて行くうちに、だんだんと魔物が出てくるようになりランクも上がっていった。今目の前にいるのはb級モンスター、レッドスライム。ここの洞窟近くは暑い。そして赤いモンスターが多い。きっとミニレッドドラゴンの影響だ。

「メガ・アクア!」

私の手から水が溢れ出す。この魔物達は水に弱いようだ。私は水魔法が得意なので最初に経験を積むにはちょうどいいと判断されたのだろうか。

「レイン、そろそろ最深部よ。魔力が深くなってる」

「わかった…!」

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