第16話 監禁されるまで

「そういえば、私をどうやって、この家まで連れてきたの?」

「家から出てきたユリを尾行して、カフェに入って、そこのトイレに行った時に、ユリの飲み物に睡眠薬を入れたんだ。その時間は、全然人いなかったし誰にもバレてなかった!」

「いや、さらっと言ってるけど……。だから、あの時、眠くなって……」

「それで、俺の車に乗せて、家に直行した」

「……そうなんだ」

「うん、そうだよ」

「……本当にありがとう。私を救ってくれて」

「うん。暴力された跡も綺麗に治ったみたいだし、良かった」


叶太はニッコリと笑った。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る