あとがき


 敢えて先に言います。この物語はフィクションです。いやーよくできたフィクションだなー。ははは。


 夜の散歩が好きです。夜の澄んだ空気で肺を洗うと元気になれる気がします。ただそういう日ほど家に帰ると死にたくなるので生きるのって難しいなと思います。


 夜が更ければ更けるほど思考がクリアになってまわりやすくなるんですが、まわりすぎてごちゃごちゃして最終的には何も考えられなくなる、ということがよくあります。自分のキャパシティに似合わない情報量が頭の中にあるので、首尾よく思考をまとめられなくなるんですよね。まとまりのない文章から彼女のその状態が伝わっていると嬉しいです。

 今回の小説で何が伝えたかったかとかそういうのは無いです。日々のどうしようもなさとか、生きたい死にたい愛したい殺したい傷つけたいを、頭に流れたまま文章にした感じなので読みにくいと思います。それでいいです。わかってしまったらつまらない時ってあると思います。まあ私は全部わかりたいですが。自分のことくらい自分に一番わからせてくれよ頼むよ。


 作者の性別は女なのでこういう時の男が考えていることはよく分かりません。何このメンヘラとか思っているんでしょうか。知らんけど。その芽を育てているのは間違いなくこの男だと思うんですけどね。そういうものです。知らんけど。メンヘラは余計な時に余計に思考をめぐらせているのです。知らんけど!

 愛や恋にとって正しいってなんでしょうか。正解なんてないよ〜なんてよく見かける答えですが、違うそうじゃない。善悪が欲しい。明確にお前の感情は間違えているよって言われてしまいたい。そんなことを考えます。他力本願ですね。早く終わらせられれば楽なんでしょうか。楽になると思っています。終わらせたらきっと後悔するんでしょうね。


 強く、それでいて自分にも他人にも優しくあれる、そんな存在でありたいです。道のりは遠い。頑張ります。


 本文で書ききれなかったなあと思う事や表現をあとがきに書くのが好きです。永遠に書いていられる気がする。私の作品はあとがきまで作品ですね。

 読んでくれてありがとうございました。それではこのへんで。

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夜の色 @end_roll

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