名門政治家一族の御曹司『聡』と秘書『音也』。彼らを巡る”妹”と若手スタッフ…さらには出てくる登場人物みんな何かを隠している!?と、読み応え十分なストーリーに、過激な表現はないのに凄く感じる官能的な香り…。BL他多様な愛が語られます。現代社会の課題でもある多様性の容認の問題ですね!読後感も爽やかだし変ないやらしさも無いし清々しい作品でしたぁ。それに、美しい愛の世界でした。今後の”彼ら”の活躍も楽しみです~。(^^)v
「どうしよう、泣けてきた。昨日は続いている」これは作品のなかで何度か出てくる詩です。物語の底に流れる旋律のように、この美しい言葉で語られるに足る、素晴らしい作品でした。この物語は音也というイケメン政治家秘書と名家に生まれ政治家になることを決められた主人公が主軸ですが、しかし、彼らを取り巻く周辺の人々もしっかりと描かれ人間として生きてます。この二人を軸に、その親と周囲の人間模様が読み応えがあり、一気に読んでいました。おすすめの作品です。