主人公がかなりの曲者で、実は、恋愛ものになるのか、ハラハラしている。
コミカルでとても読みやすい。
読了しました。
面白かった。とっても。
特に主人公の結婚観、というか、結婚後のどんな苦難も二人で楽しんで乗り越えられるだろうから結婚したという感覚は、自分と全く同じなので、すごく共感することができました。
難を言えば、最後のあたりは、なんだか、展開がスピーディすぎて、「この作者様なら、もっと心象やら、状況やらを書き込めたのでは」と思ってしまいました。
特に、隣国の姫は、兄王子の結婚相手の迎えに無理やりついてくるほどアクティブなくせに、主人公の邪魔もせず、乗り込んできたのはお茶会乱入一度だけ。少し良い子すぎやしませんかね?多分、姫の腹心だっていただろうし、もそっと情報を把握して、王族らしく腹黒くレンフロ王との逢瀬を謀っても良かったか、と。(その謀りがいかにつぶされたかも、知りたかった。)