第5話 ダブルデート?!

私たちはフードコートに移動した


「さっきは大声出して悪かったな

 口地、西谷」


ちゃんと謝るんだ


「ビックリしたぁー

 急に目の前で大声だすから…」


「大丈夫? 真美ちゃん」


「…多分大丈夫

 ボクの中では今年一驚いたけど」


「ホントにごめんね」


「えーと、それは…中村さんから」


え? 私


「ごめん、勇太くん

 私と勇太くん、真美ちゃんと影山くん

 ダブルデートになったのは…

 私がしたいって思ったから


 じゃ、ダメ?」


「なら、しゃーねぇか


 飯食った後はどうすんだ?

 このまま四人か?」


「勇太くん…

 私と二人になりたいの?」


「違うわ!」


「んー、なら予定通り水着買いに行こか」


「…は?」 「…え?」


あれ?

私、勇太くんと影山くんに言って…


なかった


真美ちゃんにしか言ってなかった…


言ってなかったけど

勇太くんに水着選んでもらおう!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

繋ぎたい彼女(わたし)繋げない彼氏(きみ) 松田 遥 @MY83

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る