第4話 デート(?)パート3

ホントに大丈夫かな…

真美ちゃんが

「ボクは付き合い始めたから、

 優奈ちゃんも勇気出してみたら」

って、言うから勇太くん呼んで、四人で集まるけど真美ちゃんは勇太くんと会ったことないし、 影山くんは私と会ったことないんでしょ


あの二人大丈夫かな…


いや、きっと大丈夫だよね


お、

「着いたよ」


「…お、おう」


真美ちゃんと影山くんは先にいるんだよね



「え?なんでショッピングモールなの?」


「ん? 良いじゃん」


「まぁ別にいいか」


「うん それじゃ行こっか」


そろそろ影山くんと初めて会うのか

どんな人だろ


「結構広いね~」


「ここ来たことないの?」


「1、2回ぐらいしか来たことないけど

 勇太くんは?」


「…俺は結構来てるよ、口地とかと」


え? 嘘っ!


「へぇー なんか意外」


「…なんで」


「いや、男子だったら外かなって」


(勝手なイメージです)


「中で遊ぶことも多いって

 ゲームとかやるし」


「んー、それもそうか」


確かにゲームの話してたね

クラスで


あっ!

パタパタッ

「あ、お待たせ!」


あ、驚いた顔してるサプライズ成功だね

でも、やっぱり


「秘密にしててごめんね

 勇太くん」


「勇太、ごめん

 絶対言うなって言われてたから…」


「は、はじめまして

 西谷真美です…」


二人共、声小さい…

慣れてるから、良いけど


「口地と西谷が一緒にいんだ!」


「ちょっと待って説明するから」


お、普通に聞こえるぐらいの声で話してる

やっぱ、勇太くんだもんね


「僕、西谷さんと付き合い始めました」


…今言っちゃうの?


「はぁあ?!」


やっぱそうなるよね

てか、真美ちゃんすごいオロオロしてる

仕方ないけど


急にあんな大声出されたらね

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る