第13話 親へ告げられた今までの事実

 入院して、主治医のM先生も親からあかりがどんな状況なのかをどうにかごまかしていたが、3日後に親が来ることになった。

 

私は、M先生から事実を親に伝えていいか聞いてきた。

そして私は、

「お願いします。」

と、言って、伝えられた。


母から聞いた話によると、主治医をはじめ、ソーシャルワーカー、相談員など、5、6人に囲まれて、告げられたといっていた。


父の様子は主治医から聞いた。

「お父さんは、胸を押さえて、「スキンシップ程度だったんですけどね。」と、言っていました。」

と言われました。


私は、あれがスキンシップなんて考えられないと本当にびっくりした。怒りといろいろな感情があふれてきた。


父は、そのまま自宅に帰り、自宅から自分の布団だけ持ち出し、隣の自営で使っている店に逃げるように、行動していたらしい。


まっさらな紙に、

「もう自宅には入りません。」

と判子も押された紙がテーブルの上に置いてあったそうだ。


母は、そのまま面会が許され、その日に面会することができた。

母は、私の個室に入って、

「パパから胸もられたりされたの?」

といわれ、私は、もう隠すのをやめようと思い、

「最後までやられたの。処女もパパなの。」

といった。


そのとたん母か顔色を変え、

「辛かったね。。ごめんね。気づいてあげられなくて、、本当にごめんね。」

「うん。辛かった。でもママが悪いわけじゃないし、お兄ちゃんも悪くない。だから、謝らないで。」

「ううん。ごめんね。」


主治医のM先生は、


「お父さんがすべて悪いです。お母さんと、あかりさんは自分を責めることは絶対にやめてください。」


と言われ、私は、絶対に自分を責めるのはやめた。


先生の言葉に救われた。


母はそのまま帰った。





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