第10話 そうくんとの二回目の恋
次の日の夕方、そうくんから連絡がきた。私は、ちょうどごえもんの散歩に行くところだった。
そして、LINEをして、会うことになった。
「昨日はごめんなさい。」
「ううん。急すぎて、まさか一日で別れるとは思わなかった。神様~辛すぎるよ~って思ってた。一日中あかりのことしか考えられなかった。」
「そっかぁ。そうだよね。ごめんね。」
1時間ほど歩いて、そうくんから、
「もう一度やり直そう。」
と、言ってきてくれた。
「うん。」
私は、飛び上がるほどうれしかった。そして、そうくんと手をつないで歩いて帰った。
すると、その晩家に帰ってからも、私は顔に出てしまった。
それを見た、父は、
「誰と会ってきたんだ。」
といい、
「そうくん。」
というと、今までにないくらいのため息をした。
「また付き合ったのか。」
「うん。」
「あいつは、二度も同じことを繰り返しているんだ。大人として本当にダメな奴なんだよ。お前は、東京ガールズコレクションのスクールもあるんだぞ。芸能人で彼氏がいるだけで、売れなかったりするんだぞ。デメリットしかないじゃないか。」
「そんなのなんでパパが分かるの。」
「パパは絶対別れた方がいいし、そいつの神社は地方だろう。あかりに苦労させたくないんだよ。」
「苦労なんかしないよ。」
「とにかく別れなさい。そして、もうパパの前でそうという言葉をだすな。もしLINEするなら、あっちの部屋でしろ。」
と怒鳴り散らかしてきた。
私はそうくんに電話をした。
そしてこんな選択をさせてしまった。
「そうくん、あかりと結婚する気があるなら、東京ガールズコレクションのスクールあきらめる。もしその気がないなら、そうくんとお別れをして、東京ガールズコレクションのスクール頑張る。」
「そうだね。。まだ俺には、あかりの将来を背負えるほどの大人じゃないし、まだあかりは若いし、東京ガールズコレクションのスクール頑張ってほしいから、、、」
「それは、別れるってことだよね?」
「そうだね。」
「わかった。でもさ!毎日は友達としてだけど、一緒にごえもんの散歩行かない?」
「いいの?」
「うん!内緒で。。」
そして、私たちは、内緒で、お散歩に一緒にいっていた。
毎日、そうくんはうちの近くの公園まで自転車で来てくれて、公園に自転車を置いて、一緒に散歩をしてくれた。
私は、それだけでもうれしかった。
そうくんの誕生日に私は、そうくんの大好きな帽子を友達としてだったけれどプレゼントをした。
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