3人VS5個
バルト達VSヤミ・アプレンティスのオクトパス・レッグの戦いが始まった。
三対一の戦いになったがこれは卑劣では無いのだろうかと思う読者諸賢も居るかもしれない。
だがそうではない、 オクトパス・レッグは5つのタコ焼きを同時に射出してきたのだ!!
ならばオクトパス・レッグの方が有利? 否、 複数のスシブレードを操るのは技術が必要なのだ。
オクトパス・レッグは未だに未熟!! 完全には5つのタコ焼きを完全に操れていない!!
体の変質で複数のスシブレードを射出出来るがそれだけである!!
完全にコントロールは出来ていない、 大雑把な動きしか出来ないのである!!
しかし未熟なのはバルト達三人も同じ・・・否!!
「躱せ!! エッグヴィーナス!!」
タコ焼きの攻撃を躱すエッグヴィーナス。
「くっ・・・こいつ・・・!!」
バルトは急成長を見せているのだ!!
何故!? バルトはスシの知識を持っている男!!
言うならば答案用紙を持ってテスト回答を解いているに過ぎない・・・
だがしかし既に答えが分かっているのならば道筋さえ分かれば熟達出来る!!
つまり相手が強いスシブレーダーであればあるほどバルトは成長出来る!! 出来るのだ!!
ならばエッグヴィーナスだけに集中攻撃を仕掛ければ良いじゃ無いか。
そう思う方も居るかもしれない、 だがしかし
「いっけええええええ!! アルティメットマグロおおおおおおおおおおおおおお!!」
ゴハンのアルティメットマグロがタコ焼き達を薙ぎ払う。
安定した回転が特徴のアルティメットマグロ、 初心者用とも言われるスシブレードだが
初心者用=弱いと言う図式にはならない、 ナイフの様な短刀でも人は殺せる。
しかしタコ焼きは闇のスシブレード、 アルティメットマグロより強い。
ならば何故こんな状況が発生しているのか? 理由は二つ。
ゴハンは幼少時から傭兵として死にそうな目に遭って来た
ナイフ一本でも抵抗し戦う術を知っている。
この状況はナイフを持たされて戦っている状況に等しい。
厳しい状況、 ならば攻め込むしかない!!
ゴハンは操作が甘くなっているタコ焼きをアルティメットマグロで弾いて停止させていく。
いわば巧みに攻め込む!!
そしてハウも着実に活躍している!!
派手さは無いが少しずつタコ焼きにぶつかりながら勢いを落させる!!
タコ焼きとアルティメットマグロが正面からぶつかればアルティメットマグロに分が悪い。
だが勢いを落す事に注力するのは可能、 ハウが勢いを落しゴハンに倒させる。
この連携がこの状況を作り出しているのだ!!
ソルジャースシ達との交戦で経て出来たアルティメットマグロでの戦い方である!!
「くっそ・・・俺のタコ焼きが・・・」
タコ焼きが次々と止められる事に焦るオクトパス・レッグ。
「こうなれば・・・」
ダイレクトアタック、 オクトパス・レッグの脳裏にその言葉が浮かんだ。
タコ焼き達に意識をやっている間に相手の脳天にタコ焼きを打ち込む。
馬車を破壊したオクトパス・レッグならばタコ焼きで相手を倒す事も充分可能。
「死に腐れえええええええええええ!!」
オクトパス・レッグがバルトにタコ焼きを放とうとした刹那。
ストン、 とオクトパス・レッグの手に矢が突き刺さった。
「私にはスシブレードは分からんが
スシブレードの戦いを放棄して直接攻撃に移ろうとしたその行為は醜い」
そう言ってマオは矢を射ったのだった。
「ぐ、 ぐうう・・・」
集中を切らしたその隙に全てのタコ焼きが破壊されたのだった。
「ぐ・・・だ、 だが俺はソルジャースシじゃないきゅ!!
スシブレードでやられた程度で死なない・・・っきゅ?」
すこん、 と脳天にエッグヴィーナスが激突し、 オクトパス・レッグは意識を失った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます