O5爆発した
オクトパス・レッグを打ち倒した一行。
「とりあえずコイツは足を切って寿司ネタにしましょう」
「何言ってんだお前、 タコなんて食うのか?」
バルトの言葉に突っ込むゴハン。
「寿司ネタにタコは有ります」
「マジか、 スシって頭可笑しいわ」
「足を斬るのは賛成だ、 動かれると厄介だし、 但し殺すな
色々情報を聞き出したい」
タオが冷静に纏める。
「ふむ、 では足を切って、 武器を取り上げて縛り上げておきましょうか」
「それが良い」
そんなこんなでオクトパス・レッグは脚を切断され縛り上げられたのだった。
脚なんか斬ったら出血死するんじゃないかと思われてが足には血管が無かった。
「謎の構造だな・・・」
憂いは無くなったので一行はファウンデーションに向かうのだった。
一方その頃、 ファウンデーション教国首都イエローストーンでは
教国の大聖堂で最大司教O5が一同に会していた。
O5は13人で構成されそれぞれO5-1、 O5-2と番号で呼び合っている。
そんなファウンデーション教国の頂点に位置するO5だが
彼等は今絶体絶命のピンチに陥っている。
「落ち着け!! O5-1!!」
「これが落ち着いていられるかぁ!! 俺の言う事全部無視して
異世界から召喚して案の定ヤバい奴が来て
それで全部シャリ王国支部の独断で済むと思ってんのかぁ!!」
O5-1が手製の爆弾でO5全員と心中しようとしているのだ。
O5達は腐敗が進み各々私腹を肥やし、 自浄作用が機能していないのだ。
教会のやり過ぎを諫める倫理委員会も最早まともに機能していない。
「流石の俺でも真面目に動かざるを得んわ!! 何だお前等!!」
「待て!! お前も死んでしまうぞ!?」
「殺せるもんなら殺して見ろやぁ!!」
そう言って手製の爆弾を爆発させるO5-1、 閃光が大聖堂を包み大爆発した。
「な、 何だ!?」
O5直属部隊レッド・ライト・ハンドが大聖堂の中に入る。
「こ、 これは一体・・・」
「兎に角O5-1を探せ!!」
部隊隊員達が大聖堂の中を隈なく探す。
「有ったぞ!!」
隊員の一人がルビーの首飾りを見つける。
「とりあえず付けろ!!」
「分かった!!」
拾った隊員がルビーの首飾りを着ける。
「O5-1!! 一体何が起こったのですか!!」
首飾りを着けた隊員に尋ねる部隊長。
「今回の一連の不始末を悔いて我々は自決する事にした」
「そ、 そんな!!」
「そうでもしなきゃならねぇ状況だったんだよ!! てめぇも私腹を肥やしていたんだろうが!!」
隊員が部隊長に怒鳴る、 異様な光景である。
隊員が着けたルビーの首飾りは不死の首飾りと呼ばれる物で
首飾りを着けた人間はO5-1になると言う代物なのだ。
「これから、 如何するのですか」
「とりあえずO5全員が責任取って自死した事にして後任を決めれば良い」
「そんな無茶な・・・」
「さっきまでのO5は無能だからな、 誰でも良いだろ」
「無茶ですって・・・」
「早急に殺さなきゃならない連中だったからな
兎に角新しいO5は形だけでも決めねばならない
或はO5という指示体形すら無くすべきかもしれないな・・・」
遠い目をするO5-1であった。
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登場したSCP
SCP-963 - 不死の首飾り
http://scp-jp.wikidot.com/scp-963
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