第5話
銀行に行く用事があり、ついでにお昼も食べてしまおうと隣の駅まででてきた。
東西線の浦安。漁師町だった名残を残すべか舟は郷土博物館に展示されている。
浦安の魚市場は2019年3月31日、65年目に幕をおろしたした。
東西線の高架がすぐ近くにあり、近所の人で賑わう新介。
コロナで外出もままならなかった頃、テイクアウトの海鮮丼が評判だったお店を訪ねた。海鮮丼の評判をきいた主人が売り切れる前にうまく買ってきてくれたのだった。
はじめて食べる海鮮丼にはマグロが2種類のっていたし、浦安といえば貝。旬のとり貝も入っている。そして鰹も。もうそれだけで浦島太郎の玉手箱を開けたような気分だった。新鮮なネタがのったご飯が適量の海鮮丼はとても美味しく想像を超えていた。
そして実際のお店にやってきた。準備中の札を営業中に変える前だったので一度お店の前を通り過ぎてもう一度戻ってきたのだが、札は変わっていない。お店の人に声をかけるとどうぞとカウンターに通された。
メニューには海鮮丼の他に限定10食の海鮮ちらしがあった。まだ限定数に間に合うとお店の人に言われたので、今回は限定食にすることにした。煮物付きで650円。
おなかにもお財布にも優しい味が身体一杯にひろがった。
ご近所シェフ あん @dadmum
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ご近所シェフの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます